「ディア・ライフ」
「ディア・ライフ」は、苦悩を越えた決意の歌。
BruteRocksがこれまでに経験した、仲間との別れや音楽活動に対する迷いを楽曲として前向きに昇華し、限られた人生を精一杯生き抜く決意を歌った1曲。
最近はリード曲になるようなカッコいい曲とかハッピーな曲を意識してたくさん書いていたから、どんなシチュエーションでも気分でもスッと耳に入ってくるような曲を書こうと思って書いたのがこの曲。あとは『SOUNDSCAPE』を作るにあたって既にリリースしていた「Go,Oh!Oh!」と「オーバーテイカー」とは全く違う曲調で書きたいと思ってた。
ここからは対訳のような形で解説していく。
"Am I doing it right?
分からぬまま歩いた
And, am I moving forward?
時間だけが過ぎて行くようで
Walking alone.
誰にも頼れなくて
And, I've been dreaming alone.
独りで夢を抱えていた"
自分の書いている曲とかやっていることが本当にバンドが前に進むためになっているかが分からないまま、ただただ日々が過ぎていくように感じていた。人に相談することは苦手だし、自分のことは自分で考えて結論を出したい性格だから1人で考え込んでしまっていた。夢は輝かしい、眩しいものであるはずなのに、"抱える"という表現にしたのは自分の中で少しだけ重荷のように感じてしまっていた部分があったから。
"雨上がり僕は踏み出した この心が高鳴る方へ
どれだけ時間が過ぎたって 変わらずいられるように
遠回りのあぜ道も 向かい風も耐えて行くんだ
心に宿った情熱を 失くさずいられるように
愛おしいこの日々に 夢を見ていられますように"
そんな悩んだ時期を乗り越えて、結論を出した。それは"ただただ好きなことをやる"ということ。自分が作っていてワクワクする曲を書いたり、自分が本当に歌いたいことを歌うこと。結局それに尽きると思った。どれだけ周りの環境や求められるものが変わったとしても、自分が好きなことを貫いてずっとワクワクしていたいと思った。
そしてずっと、夢を見ていたいと思った。
"I've been walking alone.
出会い別れ歩いた
And, I've been dreaming alone.
気付けば道の上 独りで
I always believe.
続けることを選べる僕たちは
終わりを選んでしまうより
ずっと勇敢なんだよ"
僕らがバンドを始めた頃、仙台のバンドシーンにはたくさんのバンドがいた。一緒にツアーを回ったり、お酒をたくさん飲んだり。そんな仲間も気付けば皆バンドを辞めていなくなってしまった。
僕らにももちろん分岐点というか、続けるかどうかを考えなきゃいけないタイミングは何度かあったけど、その度に続けることを選んできた。というか辞めるという選択肢がそもそも自分の中になかったのかもしれない。
もちろん終わりを選ぶのも相当な覚悟がいることだけど、続きを選ぶことはそれ以上に勇気のいる決断だと思う。だからこそ、続けることを選んだ。
"風に乗り僕は踏み出した この心が高鳴る方へ
いつか時代が巡ったって 変わらずいられるように
迷い込んだ暗闇も この心も晴れてゆくんだ
僕らが出会った憧れが 信じさせてくれたように"
好きなことをやると決めてから、追い風が吹いたように感じた。ライブのときも前より吹っ切れるようになったし、曲作りの迷いもなくなった。
音楽を聴いているときは心が晴れていくあの感覚を、自分も誰かに感じさせたいなと思った。僕が好きだったバンドたちがそうしてくれたように。
"Don't forget life is short.
And, we can not start all over again.
忘れないでいよう 限りある人生だ"
人生は短く、やり直しができない。だから無駄にして良い時間なんて1秒もない。限りある人生を精一杯生きようと伝えたい。
"いつか終わる命なら 誇らしく生きられますように"
いつか終わりの来る自分の人生を後悔しないように、そして自分に誇れるように生きる決意の一文。
想定してたよりめちゃくちゃ長くなってしまった…。最後まで読んでくれてありがとう。
この曲は色んな配信サービスでプレイリストに入れてもらってます。見つけたら教えてください🤟
1st EP『SOUNDSCAPE』たくさん聴いてね。
他の曲も書くからお楽しみに!!
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