別れの寂しさは人生の豊かさの裏返し
高校1年から2年に上がるとき、担任がクラスが変わるときに別れが寂しいのはそれだけいい関係を築けたということだ、と言っていた。
あれからだいぶ時間が経つけど、人やコミュニティとの別れを経験するたびこの言葉を思いだす。
高校生の時は友人やクラスだったけど、これって、土地、国も同じだと、あちこちで生活し始めるようになってからよく思う。
一定期間生活、所属して愛着をもった場所や国、コミュニティを離れるのは寂しい。初めは馴染めるかなって思っていた国や地域にしばらく滞在し、馴染んで、親しみが湧くと、離れるのがつらくなる。
でも寂しいって思えるのはそれだけ、その場所や国が自分にとって大切なものになったことなんだなぁ、と(高校の恩師の言葉を思い出しながら)考えるようにしてる。
親しみのある国、土地、人、住居、離れるのは寂しいけど、それだけ自分にとって愛着の持てるものになったっていうのは、自分の人生にとっていいことだと思う。
少し思いを馳せるだけで、幸せな気分になれるような対象が増えるほど、人生が豊かになっていくように思える。
そこでの思い出を思い出すたびに、少し幸せな気分になれる、そんな、国、土地、人間関係を、これからも積み重ねていきたいなと思う。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?