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イチローさんと宇多田ヒカルさんの言葉
人のインタビューを聞くのが好きで、特にイチローさんと宇多田ヒカルさんのインタビューはよく見ています。
全く違う分野でご活躍されている2人ですが、あるときこれらの記述には共通点があるなと思ったのでそれらについて書こうと思います。
宇多田ヒカルさんの記述は、2018年のNHKさんのSONGという番組で、質問が、誰に対して曲を作っていますか?みたいなものだったと思うのですが、それに対して宇多田さんは、
[大多数の人に聞かれるのはわかっているけれど、イメージするのは誰か1人。誰か1人部屋の中でヘッドホンをつけて聴いているような。
自分自身昔から転勤•転校で、それも日本に行ったり、アメリカに行ったり。常に転校生という立場で集団に属したことがなく、個人対個人の関係しかイメージすることができない。だから常に自分の曲はどこかの誰かに宛てていて、それが今の人でも良いし、50年前の人でも、50年後の誰かでも良い。]
イチローさんの記述は、これも2018年、これはYoutubeにもまだありますが、豊田章男さんとの対談で、章男さんが、言葉を伝えるときの相手側は誰をイメージしていますか?という質問に対して、
[それは近くにいる人もそうですけど、全く僕とは面識のない遠くの人たち、だけどあいつなんか面白いよな、それは好きでも嫌いでもいいんです。あいつ嫌いなんだよなというのは、興味を惹いている証なので、結構好きなんです。1番辛いのは無関心。大嫌いと言われるのは、やがて大好きに変わってくれる可能性がある。そのためには自分の言葉をもっていないと。以下割愛ー]
お二方とも自分の発信する言葉が、全く知らない誰かに届くというところに意識がある、というか意識しているという点が共通点だと思いました。そしてこの意識、醸成するのは難しいことですが、これが今の時代とくに大切だと思います。というか、この意識は今も昔もずっと同じく大切なんですが、よりこの意識がないことが世の中の多くの問題を起こしていると感じますし、また子供たちにも早い段階で、そういった意識を持って今の時代のツールを使って欲しいと強く思っています。
この点以外にも2人の記述の中で面白いポイントはあるのですが、この記事では割愛させていただきます。ご了承下さい⛄️