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【おうちモンテッソーリ】バッグの中身を散らかす我が子を見守る

皆さんのおうちでも我が子が親のバッグの中身を散らかしてしまうそんな経験があるのではないでしょうか?1歳児がいる我が家でも日常茶飯事です…
せっかく整理したバッグを散らかされイライラしたりすぐに止めに入りたくなるところですが、モンテッソーリ教育の観点から我が家ではできるだけ見守ることにしています。
今回は我が家での捉え方を紹介したいと思います。


キャラクターおもちゃより親のバッグに興味を示す我が子

家事をしている時など一時的に目を離すと静かに何かに集中していることがあります。おもちゃなどで遊んでいることもありますが、そういう時に限って大人にとって困ることだったりします。我が家では娘がお出かけ用のバッグの中身を散らかしていることがよくありますww
そんな毎日で困ったある日、バッグよりも何か気を引けるものを用意して対策ができないか考え、キャラクターもののカラフルなおもちゃや音の出るおもちゃを一緒に並べ実験したことがあります。
キャラクターおもちゃに気を取られるものかと思い込んでいましたが、結果はまさかの親のバッグに一直線に向かいました!ww

子どもは「自己教育力」で日常動作の習得しようとする

モンテッソーリ教育は子どもの「自己教育力」を尊重する教育法です。前項のバッグの事例もこの「自己教育力」が関連しています。キャラクターおもちゃのような目立つおもちゃは子どもの目を引きやすいことは確かですが、その用途が子どもが今習得したい動作とは限りません。前項で紹介した事例はまさに今バッグを使った動作を習得したいという我が子の「自己教育力」が発揮されたところだったのです。バッグを使う動作を細かく分けると「チャックを引っ張る」「物を出す」などの複数の動作に分けられます。

静かに見守ってみた結果

我が子は今この動作を習得してみたいのだなと理解してできるだけ見守るようにしました。できれば子どもが集中している時に大人は別のことをするのではなく、気配を消して観察することにしています。我が子が今何の動作を習得したいのか見極めることは成長を確認できることや代替えおもちゃ(教具)を提示することにつなげられるからです。
しばらく見守りを続けた結果、ある程度動作を習得できたのか我が子はバッグを漁るのをやめ、にこっと満足した表情を見せてくれました!もし止めに入ることを繰り返していたらずっと攻防が続いていたと思います。見守ったことにより子どもも満足、親も結果的に楽ができたかなと思っています。(バッグ漁りのブームはこの後何度も訪れますw)

将来が心配?

バッグを散らかしてしまうのを止めないとそれが当たり前になって将来が心配と思われる方もいるかもしれません。しかし、私はその心配はないと思っています。なぜならば、集中している子どもは決して散らかそうと意図的に行動したり、大人を困らせようとしている訳ではないからです。単に今その動作をしてみたいと欲求が爆発して集中するあまり、結果として散らかしているにすぎないのです。子どもは集中し始めると周りが全く見えなくなります。もちろん手元以外が散らかっていることなんて気づいていないのです。
心配は不要と言いましたが、1つだけ注意が必要なのは親など他人の反応を見て楽しんでいる場合です。この場合は動作に集中しているのではなく、他人の気を引こうと意図的に散らかしている場合がありますのでケースにあった対応が必要です。

見守れない時があって当然

我が家では見守ることを意識しているとお伝えしましたが、常にそうできる訳ではありません。お出かけ前の忙しい時、危険がある時、他人のものに手を出そうとした時などは止めに入ります。そんなときがあって当然だと考えています。
止めに入るとき意識していることは、突然止めに入るのではなく「今はやめようね」など声かけをしてから止めに入ることです。大人でも突然持っていたものを取り上げられると怖いですよね。大抵の場合は泣かれますが、その気持ちを代弁してあげると子どもが落ち着く手助けになります。
見守れない時があって当然、見守れるときはとことん付き合う、無理なくおうちモンテッソーリ教育を取り入れている我が家で意識していることです。

おわりに

バッグを散らかす他にも「こんなことが起こるのか!?」と子育ては驚くことばかりだと思います。どうしてもイライラしたり悲しい気持ちになることもありますが、子どもがなぜその行動をするのか原理がわかっていれば少し気持ちを整理しやすくなると思います。これからも日常で感じた子育て話を紹介していければと思います。最後までお読みいただきありがとうございました。

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