ピラミッド・カードゲーム(ルール紹介)

はじめに

ピラミッド・カードゲームとは?
エンゼル商事株式会社(現:エンゼルプレイングカード株式会社)が1995年に発売したカードゲームで、ルールは簡単!。1~13までの数字が書かれたカードがあり、それぞれの数字に応じた枚数ぶんのカードが入っています。1なら1枚、2なら2枚…13なら13枚です。カードの強さは1が最強で、13が最弱。勝敗は配られた手札を無くした人の勝ち。プレイ人数は3~10人。


進行方法

1:全てのカードをよく混ぜ、無くなるまで全員に配る。カードの強さは数字が小さいほど強く、反対に数字が高くなるほど弱い。
例:1が最も強く、13が最も弱い。

2:親と順番を決める。2回目以降は最下位が親となり順番は下から。

3:親は配られたカードから好きなカードを場に出すことができる。このとき、同じ数字のカードなら複数枚まとめて出すことが出来る。

4:次の人はカードを場に出すか?パスをするか?を選択する。カードを出す場合、場のカードより強いカードを出さなくてはならない。また、複数枚カードが出ている場合は同じ枚数のカードを出す必要もある。パスする場合は次の人に順番がまわる。

5:順々に4を繰り返していき、全員がパスして最後にカードを出した人まで順番がまわってきたら場のカードを全て流し、最後にカードを出した人が次の親となる。

6:3~5を繰り返し、配られたカードを全て無くした人が勝ち。その後、順位はついては最後の1人になるまで行う。

7:次のゲーム以降、最下位の人はカードが配られた後、1位の人に最も強いカードを2枚渡し、1位の人はいらないカードを最下位の人に2枚渡す。2位の人と下から2番目の人も同じようにお互いカードを渡しますが、その場合は2枚ではなく1枚。(3人で遊んでいる場合は1位と最下位の渡しあいは1枚に変わる)

※パスについては戦略的なパスもOK。また、1度パスをしても次に自分の番がまわってくればその度にカードを出すか?パスをするか?を選択することが可能。


わかりやすくいうなら大富豪ですね。というのも、調べてみるとわかるのですが『超「大富豪」ゲーム』と大きく書いてありますから。笑


このゲームの面白いところは、弱いカードでも複数枚まとめて出すことで強いカードにも負けなくなるところ。出し方1つで逆転に繋がり、場に出たカードを記憶することで状況や場の把握もできるので計画を練ったりと個人的にいろんな要素があると思ってる。


私がこのゲームを知ったのは同社の商品である「凄トランプシリーズ」で、そこでは1~11までの66枚でした。それもトランプ2組みにエキストラカードを使った仕様。本来は数字のみだったみたいなんですが、このときは既にトランプでマーク(スート)も入っていたので、オリジナルルール(ローカル)として連番(階段orシーケンス)を組み込んで遊んでいました。

ただ、やっぱり13までの数字でやりたかったので、トランプを3組み合わせて無理やり作りましたけどね。笑(13の1枚はジョーカーで代用)


知る人ぞ知るゲームみたいになってますが、今だからこそ改めて広がって欲しいなと思います。個人的にはとても面白いゲームなので、改めて再販してほしいなとも思うし、せっかくなのでみなさんにもこの機会に知ってくれたら嬉しいなと思います。


下記にトランプでの代用方法と人数について、いくつか参考までに書いておくので興味をもってくれたなら、ぜひ!やってみてください!


代用方法と参考までに

基本準備
・トランプを3組み
※基本的には同じものが良いけど、なかったら違くてもOK
(その場合、裏面で数字がわからないようにする工夫が大事(後述))


プレイ人数
・人数が4人以下の場合
手札が多すぎても遊びづらいので1~10までの数字にすると遊びやすい。全部合わせても55枚なので、トランプ感覚で遊べる。

・人数が5人以上の場合
1人増えるごとに「ジャック(11枚)」「クイーン(12枚)」「キング(13枚)」と追加する。これなら1人あたりの手札が約13枚になる(7人まで)ので、バランスよくできると思う。もし手札の13枚が多いように感じたら、追加するタイミングをずらすことで1人あたり手札が約11枚になるように調節もできる。

☆1人あたりの手札を約13枚にしたい場合
4人→1~10までの55枚
5人→11を追加(66枚)
6人→12を追加(78枚)
7人→13を追加(91枚)

☆1人あたりの手札を約11枚にしたい場合
4人→1~9までの45枚
5人→10を追加(55枚)
6人→11を追加(66枚)
7人→12を追加(78枚)
8人→13を追加(91枚)

※13を入れるときにはジョーカー1枚を13の代用として入れる。


補足
☆1:もしトランプが2組みしかなかった場合
人数が4人までなら1~9までの45枚でも充分にゲームそのものを楽しめると思うので、トランプを2組み合わせて、足りない9にジョーカー1枚を代用してやってみてください。

☆2:同じトランプがなかった場合
トランプの組みをABCとしたときに、そこから「1はAから1枚」「2はBとCから1枚ずつ」「3はABCそれぞれから1枚ずつ」と、順々にカードを組み合わせていくことで裏面から数字を予測するのが難しくなっていい感じになります。


その他

人数に応じて枚数を変えるのはあくまでも遊びやすくするためのものでしかないので、場面や状況に応じて自分たちに合った枚数で遊ぶと楽しめると思います。やってみたいけどトランプが無い!という人は100円ショップや家電量販店にて安く販売していることもあるので参考までに。

また、オリジナルルールでやっていた連番ですが、基本的には同じマークで3枚以上という感じでやっていました。本来マークは無いので、トランプで代用したときならではのルールですね。(下記に方法を書いておきます)

ただ、複雑になりすぎるとこのゲームの良さが損なわれてしまうこともあると思うので、興味があれば試してみようかな?ぐらいの感覚でお願いします。


以上です。少しでも広まったら嬉しい。



☆マーク(スート)の当てはめ方
1マークずつ順番に当てはめていけばいいだけなので、マークの順番とかは特にないです。もし、基準が欲しいというのであれば私の場合「スペード→ハート→クローバー→ダイヤ」という順番で数字に当てはめていました。

1はスペード
2はハート→クロ―バー
3はダイヤ→スペード→ハート
4はクローバー→スペード→ハート→ダイヤ
5はクローバー→スペード→ハート→ダイヤ→クローバー

こんな感じで繰り返して13まで当てはめていきます。13は3組み合わせても1枚足りないので、ジョーカー1枚を13の変わりにしますが、そのジョーカーのマークだけはオールマイティにしてました。