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デヴィッド・ボウイの衣装を作ってみたvol.1〜David Bowie World Fan Convention〜(前編)

初めまして、22歳、デヴィッド・ボウイ好き、洋服の仕立て屋で修行中のバンブロンと申します。

ここでは現在お世話になっている仕立て屋に働くことになったきっかけでもあるデヴィッド・ボウイの衣装作った時のことを書いていきます。

まずは衣装を作ることになった理由について書いていきます。


・David Bowie World Fan Convention

ヘレン・グリーンが描いたイラスト

私は仕立て屋に弟子入りする前に、シルクスクリーンプリントでデヴィッド・ボウイの作品作りに励んでおりました。(現在もシルクスクリーンは続けている)
そんな時に作品をアップしたインスタグラムを通じでヘレン・グリーンというイラストレーターと仲良くなりました。そのヘレンがメインでイラストやデザインを行うイベントこそが「David Bowie World Fan Convention」でした。

バーミンガムで初めてヘレンにあった時
ヘレンから贈り物をもらいました

このイベントの主催者をヘレンから紹介してもらい、そこで私の作品の写真を見せ、猛烈にアピールしました。
最初は全く相手にしてくれなかったのですが、ヘレンのサポートもありやっと連絡が取れました。

私のシルクスクリーンプリントの作品

その後イベント出展者としての審査をパスしてニューヨークでのDavid Bowie World Fan Conventionへの参加が決定しました。

・イベントでの衣装作り

夢に見た「David Bowie World Fan Convention in New York」過去最高の衣装を用意して自分のシルクスクリーンでのパフォーマンスをしたいと思い、デヴィッド・ボウイの衣装で頭に浮かんだのが「1996 Brit Award」での衣装でした。

ティエリー・ミュグレー
キャサリン・ハムネット
ヴィヴィアン・ウエストウッドなどの作品を着用

そこで以前お世話になった洋服の仕立て屋「LOUD GARDEN」に相談に行きました。

LOUD GARDEN

通常のお店では絶対に作れないことはわかっていたので、不安になりながらも店主に洋服の詳細やイベントに参加することを伝えると、納期になんとか間に合うように作ってくださることになりました。
パターンを1から作り、シーチング(仮縫い)、デザインの修正、何度か打ち合わせを重ねてやっと納期まで間に合うよう本縫いがスタートしました。

・イベント主催者からのライセンスに関する通達

イベントの開催があとひと月に迫り、New York行きの航空券をとろうとしていた時でした。イベント主催者からメールが。
内容は「直前でデヴィッド・ボウイの現マネージャーが来客することになった。そこであなたの作品を販売することはライセンスを取得しない限り不可能だ。」
私が「前回や前々回リヴァプールで開催された同イベントではライセンスなしで多くの出展者がデヴィッド・ボウイに関する作品をライセンス会社にむきゃかで販売していましたが今回だけなぜダメなのか。」と返信すると、
主催者は「イギリスはライセンスに対して法律が非常に緩い。そして今回はデヴィッド・ボウイの現マネージャーが来るから、そこで販売するとその場でなんらかの処分を受けさせられる可能性がある」

その後たくさんのやり取りを繰り返しましたが、いい返事は返って来ず…(全部を書くと大変のことになりますので中略)
自分にとって最大限の予算と時間をかけてきたのですがこのような結果になりNew York行を断念する決断をいたしました…..

後編に続く。

BamBron Sota
バンブロン・ソータ
Instagram:@bambron_ch_ch_changes


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