濁すぎない濁の重要性 ドラマ 「当確師」

選挙の当選を請け負うコンサルタントを描いたドラマ。香川照之さんはこうした清濁合わせ飲むダークヒーローがよく似合う。

政治の世界は、内実がわからないが、選挙は勝たなければ何も得られない。勝つためには、グレーゾーンの手段も必要なのかもしれない。我が国には武士道精神があり、何事にも正々堂々を重視しがちだ。しかし、ルール違反は論外であるが、最初から一点の曇りもない、まっさらな手段しか考えないのは、それはそれで怠慢な気がする。まだ誰もやっていないけれど、法律違反ではない。そんな手段にこそ、付加価値があるのではないだろうか。

さて、ドラマの終盤は駆け足感があった。工作は告示前まで、ということか。

余談であるが、劇中に「一発逆転だ」というセリフがあった。香川さんも出ていたあのドラマがすぐに浮かんだ。半沢後遺症はしばらく続きそうである。

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