テーブルトークRPGを楽しもう!(7)~ソロぼっち編~
はじめに
このページを開いていただき、ありがとうございます。
テーブルトークRPG(以下TRPG)を始めるための記事は書きました。
始めたいとしても、こんな悩みはありませんか?
買うのはいいけど、TRPGをどう楽しんでいいのか分からないよ。
1人なら、なおさらTRPGを買う意味がないんじゃないの。
そんな疑問に、筆者なりの1人TRPGの楽しみ方を紹介していくのが、今シリーズになります。
今回はリプレイだ!
『神我狩』のリプレイは、合計5冊出版されています。
・「黒剣のスレイヤー」
・「邪神グリード」シリーズ(計3冊)
・「四神凶歌譚」
新品なら電子書籍で。
書籍なら、中古本を購入することになります。
書籍を選ぶなら価格と相談しましょう。
○セッションの進め方が分かる
初めてのTRPGタイトルをプレイする時は、どう進めていいのか分かりづらいもの。
ベテランゲーマーなら、ルールをパラ見するとセッションの取り組み方を理解できます。
それは、出版社(もしくは開発会社)で、ゲームの傾向が分かれているからです。
『神我狩』のリプレイもセッションを楽しむための要素をきちんと紹介してくれています。
戦闘以外のプレイ風景も参考になりますね。
5冊読んでわかるのは、霊力操作が重要なこと。
随所にサイコロを振る場面があるけど、判定しなくてもいいシーンでもサイコロを振ることができる。
霊力操作のルールがあることで、サイコロを振る意味があるから。
このルールは、プレイに参加している感が出ると思うのでいい。
タレントを使うにも霊力が重要になるので、サイコロを振るときのワクワク感が違う。
成功と失敗だけでない判定は新鮮です。
戦闘の場面を読んでいると、霊力の出目が大切なのがひしひしと伝わってきます。
また、戦闘時でのテクニックもちりばめられています。
いつも思うのですが、登場判定ってどうなんだろう?
登場判定に違和感を感るのは、自分が古参プレイヤーの証明なのでしょうか。
『神我狩』では、この登場判定が曲者。
他のゲームでは、登場判定はシーンに登場するだけのもの。
ですが、『神我狩』は違います。
登場判定では、同行者の指定できるのと霊力操作があるからです。
登場判定は、霊力操作ができる格好のチャンス。
でも、シーンプレイヤーは登場判定ができない。
うーん、なんとも言えないバランス感です。
ルールの説明のためのリプレイもある
[魔境討伐]のルールを使ったリプレイが「四神凶歌譚」に、「邪神グリード3」には[魔境探索]ルールを利用したものが掲載されています。
『神我狩』はややこしいルールがないように勝手に思っているので、ルールを理解するというよりかは、シナリオで[魔境討伐]ルールをどう使えばいいかの判断材料にするのがいいと思います。
[魔境討伐]と[魔境探索]が同じルールなのかは、ソロぼっちプレイ中なので分かりません。
各リプレイ本に追加データがついている
追加データは、リプレイに対応したアイテム類を中心に掲載されています。
「邪神グリード3」には、データではなく[魔境踏破]ルールが載っています。
拡張ルールブックを購入している場合は、追加データを目的でのリプレイ本の購入の優先順位は低めでもいいでしょう。
プレイスタイルは大きく分けて2つ
「黒剣のスレイヤー」と「四神凶歌譚」は、『神我狩』の王道のリプレイ。
「邪神グリード」シリーズは、『神我狩』を日常ネタでのリプレイとなります。
リプレイを選ぶ際の基準を以下に書きます。
怪奇などは置いといて、『神我狩』のプレイ感を知りたいなら「邪神グリード」。
怪奇を主力にするなら、「黒剣のスレイヤー」。
高レベル帯を体感するなら「四神凶歌譚」を選ぶことになるでしょう。
どれも楽しめるのですが、どれか一つという場合は参考にしてください。
リプレイからシナリオ作成のコツを探る
リプレイを読むと、シナリオの持っていき方が分かります。
『神我狩』のシナリオは、怪奇伝説を中心に据えるか、ラスボスを決めてから創るのがいいように思いますね。
TRPGは、最後は戦闘で解決する(ごくまれに違う時もありますが……)。
『神我狩』も王道パターンのシナリオがしっくりきますね。
キャンペーンを視野に入れないのなら、ラスボスからシナリオを。
キャンペーンをするなら、怪奇伝説を軸にするのが創りやすいと思います。
怪奇伝説になじみがない場合は、図書館で関連書籍を借りるか『クトゥルフ神話』関連から着想を得るのが、シナリオ作成への早道です。
『神我狩』では、サプリメントで「混沌神話との接触」も出版されています。
『クトゥルフ神話』は、TRPGシステムや書籍もたくさん出版されており入手も簡単です。
日本関連も、もちろんあります。
『クトゥルフ神話』に、この機会に触れてみるのもありでしょう。
情報を個別に渡す際に、情報カードを利用するので、情報カードを軸にシナリオを組み立てていくと、シナリオに奥行きを持たせられるでしょう。
知りたいという欲求は、シナリオを楽しむいいスパイスになりますから。
おわりに
全て初版本となるリプレイ。
リプレイにもエラッタが入っています。
本文には誤字がそこそこあります。
それを探すのもいいかもしれません。
リプレイのどれかのシリーズを一読をしておくと、『神我狩』プレイの参考になるでしょう。
そろそろ読みたくなってきた基本ルールブックに、次回は突撃します。
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