軍事戦略を学んで一騎当千になろう!(『孫子』編その1)


軍事戦略は学ぶには、どうする?

ここでは、軍事戦略を学んでいく際に、筆者が「何を」「どう」学んでいったかを書いていきます。

軍事戦略は、多岐にわたって学ぶ方法が用意されています。
とっかかりとして、経営戦略を扱った本からも学べますが、ここでは軍事戦略に絞って いきます。軍事戦略を軸に「戦略」自体を学び戦略感を磨いていただけたらと考えています。

いろいろと取り上げていきますが、最初に紹介するのは『孫子』です。
これは、『孫子』が軍事戦略を理解する時に基本となる文献だからです。
また、読みやすいので、初めての場合でも通読できます。

この記事がその一翼を担えれば幸いです。

なぜ『孫子』を選ぶのか?


すでに、軍事戦略書は良書がたくさん出版されており、書籍を選ぶのには困りません。
では、『孫子』を最初に紹介する理由は何でしょうか?
それは、以下の3点になります。

1.読める


『戦争論』や『戦争概論』などと違い、誰でも読破できます。
本当です。
日本語訳だけに絞れば、1時間もあれば読み切れる分量しかありません。
軍事戦略書は、読むのに結構しんどいものが多い中で、すべてを読めるのは大きな利点になります。

2.本が豊富


解説本など数多くの『孫子』関連本が出版されており、学びが止まることがありません。
出版数の多さから、皆さんにぴったりの本が見つかる可能性が高くなります。

3.歴史的背景を知らなくてもいい


『戦争論』などは、歴史的背景を知っているのを前提に書かれています。
書かれた時期の人たちの常識は、わざわざ本には書き記されません。
歴史的背景を知っているかどうかは、理解だけでなく、読んでいくときに地味に影響を与えます。

『孫子』は時代が古すぎるので、歴史的背景は学びを進めていくうえで必要になってからでも遅くないありません。言い換えれば、特に知らなくても読めます。

『孫子』を学ぶ手段


『孫子』は定期的に新しい書籍などが発売されており、兵法書や軍事戦略書としてはメジャーな本です。メジャーなので、音声や映像での解説もあるとは思います。

ここでは、筆者が書籍で学んでいるので書籍に集中して書いていきます。
もちろん、皆さんのご都合の良い習得方法があれば、そちらを優先してください。

必要なのは、『孫子』に触れることです。
そして、1つでも学びを見つけ、身に着けましょう。

図書館に行こう!


いきなり、『孫子』を買うのには抵抗があるかもしれません。
それなら、地元の図書館に行きましょう。
1冊は、『孫子』関連の本が置いてあるはずです。
数冊ある場合は、全部を借りるか自分に合いそうな本を選んで借りましょう。ない場合も、取り寄せれば借りられます。

まずは、1冊何でもいいので『孫子』を読んでみてください。
予備知識がなくても読破できたはずです。
解説が書いている場合は、『孫子』の本文のみを読めば大丈夫です。
『孫子』の本文がとても短いのに驚かれるはずです。
興味がわいた後に、解説を読んでも問題はありません。

『孫子』を学ぶ理由はある?


『孫子』は学ぶ価値があります。
知っておいて損はありません。
軍事を扱っているので敬遠する人もいるかもしれません。

が、『孫子』をきちんと学び理解すれば、ものの見方が変わります。
『孫子』は「相手に奇計を用いて勝利するにはどうするか?」が解説されています。

これだけ読むと、相手をけちょんけちょんにする方法を学んでいるだけのように思うでしょう。しかし、それは違います。
『孫子』を理解し応用できれば、仕事や生活にいい方向に活かすことができるのです。

社会を見渡せば、『孫子』の考え方をいい方向に利用している事例があふれかえっています。
身近な例を挙げれば、サプライズプレゼントが当てはまります。
相手が思ってもいない行動をし、相手の意表をつくことを『孫子』をはじめとする兵法では解説されています。

大切なのは、意表をついた後の相手の行動や感情が「どう変わるか」です。
兵法は相手をいかにマイナスにするかを説いています。
もし、相手の行動や感情をプラスに動かせれば、喜ばれ感謝されないでしょうか。

『孫子』が読み継がれているのは、誰にでも使える内容が書かれているからに違いありません。

ぜひ、『孫子』を一度学んでみてください。

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