カビ人間養っていい???
こんにちは。あるいは、こんばんは。
枕元そうすけでございます。
さて今回は、
『ダブリンの鐘つきカビ人間』
を観劇してまいりました!!!
今シーズンのトラジャ内もう一つの演劇コンビのしめしずコンビ(七五三掛龍也×吉澤閑也)の外部舞台。
最初のポスター解禁の時には、
(((重めなお話なのかな、、)))
と思い、男たちの挽歌(のえまちゅ)の時とはまた違った舞台になるのではと楽しみにしておりました。
一言で感想を言うのであれば、
ハンカチ必須のファンタジー!!!
涙活にはもってこいだわこりゃ
はい。
ふざけた日本語で申し訳ございません。
しかし、本当に切なく複雑な物語なのです。
過去と現在を行き来する今回の物語のあらすじは、
聡(吉澤閑也)と真奈美(加藤梨里香)は霧の中を彷徨ってる中、とある老人の家にたどり着いた。
その老人から語られる物語にのめり込む2人。
その物語は、とある集落での話。
その集落の住民はそれぞれ異なる奇病に冒されていた。その中でも、カビ人間(七五三掛龍也)は触れた物全てを腐らせるが、心は水晶のように透き通った姿であり、病気にかかる前とは正反対の姿になっていた。
そんな彼に自ら近づこうとするものはいなかった。
ある日、カビ人間は思ったことと正反対のことを話してします病を持つおさえ(伊原六花)と出会った。おさえはカビ人間を恐れていたが、徐々にカビ人間の心優しさに惹かれていく。
しかし、とあることからカビ人間を排除する動きが活発化していく。その動きを止めようとするが、正反対の言葉が出てしまうことから運動が激化してしまう。
果たして、おさえ・聡・真奈美はカビ人間を救うことができるのか。
先に結論を申しますと、(ネタバレです!!!!)
カビ人間
おさえ
聡
真奈美
全員お亡くなりになります。
はぁ?????って思ったそこのあなた。
本当です。
カビ人間は
自分の仕事である鐘つきを全うするために何度でも階段を登っていましたが住民に銃で撃たれ、
おさえは
「奇跡なんてクソ喰らえ!ポーグマホーン!!!」と叫び、剣で自◯します。
自分が犠牲になることで、カビ人間に奇跡が起こることを願ったのか??うーんもう一度見たい。
聡と真奈美に関しては、完全に市長の生贄になります。
今回の役柄の中で一番市長が怖い、、
また、なんと言っても今回も
1幕と2幕ギャップがすごい。
1幕はファンタジー要素が多く、不思議な気持ちになった一方で、
2幕のコメディー要素のクセ強い!!!
いきなり中村梅雀さんが司会者になり、
不動の前橋工業高校(?)の名バッテリーが校歌を歌い、カオス中のカオス。
極め付けは、
中村さんこと縦長馬の絶妙な素朴さ。
ただ歩いているだけなのにあんなおもろいのなんで???
中村さんが出てきた時に、私の中の宮野真守が
「ながくなぁぁぁぁぁぁい???」
と叫んでしまいました。
聡こと吉澤閑也さんもザリガニになったりエルヴィスになったり、仮装パーティですか????笑笑
コメディの畳み掛けがすごいなと思ったらあのエンディングですよ??
怖すぎるわぁ、、、
あと、今回観劇してとても心がむずむずした描写があったのです。
それが、
かび人間とおさえちゃんが亡くなり、住民の奇病が治った場面
です。
観劇した直後は、
「あんなにカビ人間を痛めつけ、冷たい態度をとっていたのに、自身の病気が治った途端にめちゃくちゃ喜ぶ。おさえちゃんが自◯したからこそ治ったのに、おさえちゃんの存在に寄り添わずになんであんなに喜べるのか。人が近くで2人亡くなっているのに。自分本位だなー。」
と思っていました。
しかし、ふと振り返ってみると、そう思いきれないなとも思えるのです。
というのも、今回の奇病はどのような方法をとれば治るのか、住民たちにとっては明確にはわかっていなかった。ポーグマホーンなんて名前は勿論形もわからなかったでしょう。実際に、見つけたのは「現代」の聡・真奈美と勇者(入野自由)の3人だけ。
奇病さえなければ、今まで通り何不自由暮らせていたのに急に日常が変わり混乱もしていたでしょう。その混乱が、カビ人間を日々敬遠していた一つの原因なのかもしれないのではないかと。勿論、カビ人間の過去の行いも許された物ではありません。
つまり、奇病克服という命題が解決したことは命に変えても大きなイベントであったということが大きく関わっているのだと思います。
だから、あんなに大きく喜んでいたのかと。
伝わりましたかね?笑
また、追記するかもしれません。笑笑
それでは、
毎回恒例W主演について自由に語っていこうのコーナー(拍手)
いつ恒例になったんだという話ですけれど、自由に参りましょう!!
まず最初に、聡役・吉澤閑也さんについて!
・一番物語中でまともなキャラかなと思ったけど、真逆だった。なぜいきなりエルヴィスになる。
・2幕のインパクトが強すぎて、1幕の聡を覚えていない。ひよってるやつだなーという印象だけが残る。
・にしてもエルヴィス歌が上手いんよ。
・ザリガニ姿で中村さん(縦長馬)をあやすな。たてがみの「ファサッ」って音が毎回マイクに入ってるんよ。
しずやが出ていた場面はシリアスな雰囲気が多かったですが、エルヴィスに救われたので安定して見ることができました。
なんなんだこれ。
そして次に、カビ人間役七五三掛龍也さんについて!
・最初から天使。かわいい。本当に激クズ男だったの?
・「お昼が逃げちゃう」っていう表現かわいい。
・誰だよカビだらけのパンをカビ人間に売り捌いた人。処す?処す??
・病気罹患後に唯一理解してくれたただ1人の人物として、おさえちゃんのことを大事に思っていたんだね、、、主も泣いてしまう。
・とりあえず、主の地域の防災無線でも鐘ついてくれへん???
・とりあえず、こんな水晶のような子放っておけないから主が養うよ???
とにかく、しめちゃんは作中ずっと切ない雰囲気を纏っていた。出てくるたびに涙出そうになった。
保護したい。ほんま。
こんな感じです。
前回より薄くなってしまい、自分でも満足はいってないです、、、やはり最低2回は見たい、、、
(ここだけの話、会場の座席設計が最悪で舞台の真ん中が前の人の頭でほぼ隠されており、全然見えなかった。最悪。前の人は全然悪くないのは重々承知です。)
出演者について補足ですが、
六花ちゃん、歌上手くない????
ダンスはもちろん、歌まで上手くなったら最強じゃないですか???彗星の如く成長著しい彼女からは、強豪ダンス部の部長として培ったスキルをひしひしと感じる。それもあってか上達が早いのかな?表現方法の理解も早いのかも。
なにはともあれ、
考えさせられる作品でした、
観劇してて楽しかったです!!
次回はおそらく宝塚について書くと思います。
中村さんこと縦長馬、、、
元気でな、、、、、、、、
それでは。
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