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【Happy!】良さげな名前「ハッピー数」とは
世の中には様々な数があって、調べていくとネタが尽きません…!
今回紹介するのは、とても魅力的そうなネーミングの
ハッピー数
についてです。
英語ではHappy Primeと言います。ハッピーということは、数字を見ると幸せになれるということでしょうか…!?
ハッピー数とは以下のような数のことです。
自然数の各桁を1桁に分解して二乗和を取り、新しくできた数についても同じ処理を繰り返し行って、最終的に1となる数 (Wikipedia参照)
91を例に説明しましょう。
各桁の数字を二乗して足します。
9^2 + 1^2 = 81 + 1 = 82
(「^2」は「2乗」のことです)
次に、82も同じように各桁の二乗和を計算します。
8^2 + 2^2 = 64 + 4 = 68
以降も同じ操作を繰り返していったとき…
6^2 + 8^2 = 36 + 64 = 100
1^2 + 0^2 + 0^2 = 1
1になりましたね!このように最終的に1になるような数のことを「ハッピー数」というのです。何となくわかりましたか…?
ハッピー数は小さい数だと、
1, 7, 10, 13, 19, 23, 28, 31, 32, 44, 49, 68, 70, 79, 82, 86, 91, 94, 97, 100, 103, ...
と続いていきます。結構たくさんありますね。
各桁の二乗の和を計算するので、間に0が入った数も同様にハッピー数になりますし、数字を入れ替えた数もハッピー数になります。
一方、ハッピー数でない数のことを「アンハッピー数」といいます。
例えば、
2の二乗和を順番に計算していくと、
2→4→16→37→58→89→145→42→20→4→16→...
おっと、4が再び登場していますね。無限ループで続くので、1になることは絶対にありません。
アンハッピー数の場合は、二乗和の操作を繰り返していくと4が登場することが知られています。
つまり、
ハッピー数→1
アンハッピー数→4
へ到達します。
4=死?だからアンハッピー?
由来はよくわかりません…笑。日本語は関係ないはずです。Wikipediaによると、最初にハッピー数の考え方が示されたのは、1970年代のロシアだそうです。
二乗和の計算はそんなに難しくないので、計算練習がてらハッピー数を探してみるのも良いかもしれません。
ちなみに、ハッピー数かつ素数になる数のことを「ハッピー素数」というそうです。何かと素数が絡みがち…笑。英語だと「Happy Prime」です。
最初の小さなハッピー素数は、
7, 13, 19, 23, 31, 79, 97, 103, 109, 139, 167, 193, 239, 263, 293, ...
と続いていきます。
さて、なぜ「ハッピー」と名前が付けられたんでしょうね…?
名前の由来は明確でなく、詳細を知ることはできません…残念ですね😖どうしてこんな名前がついたのでしょう…?
たとえ大きな数でも、二乗和の計算を繰り返すと1あるいは4になります。
1というエース格の素晴らしい番号になれば、ハッピーになると思ったのでしょうか…?
妄想し放題なので色々考えられそうですが、深堀りはやめておきましょう。内容がどんどんおかしくなっていきそうなので…笑。
いかがでしたか?今回はハッピー数について紹介しました。
ハッピーになる理由はよくわかりませんが、何はともあれ二乗和を計算してみましょう。もしかすると、1になったときにハッピーな気分になれるかもしれません。ぜひお試しください!
素数はいつも、あなたのそばに。
Let's enjoy SOSU !
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。