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【セルアート】1000以下の素数で"PRIMES"を作ってみた

今回は、筆者がOpenSeaに投稿したセルアートの紹介をさせていただきます。

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タイトル画像に、ほぼ似たような画像がありますが ↓

この画像、実はOpenSeaの画像と少し違います。何が違うのかは、この記事の終盤で書きますので、興味がある方は考えてみてください。

さて、この「PRIMES」という文字は何なのか。

カラフルな数字たちでできていますね。数字によって色が違っており、全部で10色あります。

バラバラに数字が並んでいますが、実は1000以下の168個の素数でできています。1桁の素数は4個、2桁の素数は21個、3桁の素数は143個あるので、全部で

1×4 + 2×21 + 3×143 = 475個

の数字で「PRIMES」という文字は作られています。素数でできているから、「PRIMES」という文字にしたわけです。

以前を投稿したようにカラフルなものが好きなので、今回も10色使ってみました笑。

さて、この「PRIMES」という文字、作成するのはとても大変でした。ということで、どのようにしてこのアートが作られたのか、その裏側を紹介しようと思います。それを知った上で改めてアートを見ていただけると嬉しいです。

(長文になります)


①まずは文字を作成

実は、最初は「PRIME」と5文字にする予定でした。475個の数字を敷き詰めるため、すべての文字で合わせて475マスにする必要がありましたが…。どうやら5文字では足りなさそうなので、「S」を最後に追加しました。

まあ、素数を複数使う作品なので、複数形でも良いのかなと思いましたね。

こんな感じの良さげな文字をまずは作りました

②475マスになるように調整

これが結構大変でした。文字を美しい形に保ちつつ、ちょうど475マスにしないといけないのです。

この形に至るまでにかなりの時間がかかった…

文字の縦線や横線をどれくらいの太さにすべきか。ここは、もう少しマスを増やしてもいいんじゃないか。

色々な試行錯誤をして、なんとか納得のいく文字が出来上がりました。

とはいえ、これで後は楽かというと、そうではありません…

③1桁と2桁の素数をどこに配置するか

475マスの文字が出来上がったら、素数を配置するだけ…

ではありません!

とある問題があるのです。それは、どの桁の素数をどこに配置するかを決める必要があります。

計画としては、素数を横に、あるいは縦に並べることにしていました。

先程も書きましたが、

1桁の素数→4個
2桁の素数→21個
3桁の素数→143個

つまり、大半の素数は3桁なので、3桁の素数は簡単に配置できるようにセルの配置はしてあります。問題は、残りの1桁と2桁の素数をどこに配置するか…。

言葉だけではわかりにくいので、「E」という文字を例に説明します。

「E」の縦線は3文字のセルでできています。よって、そこには3桁の素数を入れれば良いですね。問題は、横線の先端の部分。

3文字の素数を入れられない場所を考え、そこは1桁や2桁の素数を入れることにします。

最終的に、以下のように色を塗り分けました。黄色の部分には、3桁の素数を入れます。黄緑の部分には2桁の素数を、水色の部分には1桁の素数を入れることにしました。

要するに、3マス分の積み木、2マス分の積み木、1マス分の積み木をどうやって「E」という形に敷き詰めるかということですね。完全にパズルです笑。

ただし、1桁の素数と2桁の素数の個数は決まっています。アルファベットは6文字ありますから、どの文字にどれくらい1桁の素数と2桁の素数を入れるかを上手く調整しないといけません。これが意外と厄介でした。

調整した結果が、以下の画像になります。1桁の素数は「M」と「E」に入れることにしました。2桁の素数は、「M」以外の5つのアルファベットに分散させています。

黄緑が2桁、水色が1桁の素数をいれるスペースを示しています

ここまできてようやく、素数を一つずつ入れていくことができるのです。簡単ではないこと、ご理解いただけたでしょうか…?

④素数を順番に入れていく

ここから、素数を入れていきます。

ルールを決めまして、上のマスから小さい素数を入れていくことにしました。ただし、縦や横に同じ数字が3連続にならないようにするという制限をつけることにしました。

それを元に数字を入れた結果が、以下の画像になります。

実は、「I」の下の方は、9が縦に3つ並んでしまいました…。これは避けようがなかったので、諦めることに。

あと、「109」という素数を入れ忘れていたことに、最後の最後に気がついてしまいました。仕方がないので、右下の「S」のところに109を入れました。一から直すのはさすがに面倒だったので笑。

これを見れば、どこにどの素数が入っているかが少しはわかると思います。

そして最後に、数字ごとに色分けすると完成です。

最初に書きましたが、↑の画像は本物ではありません。最初はこれで完成だと思ったのですが、「0」の色分けを忘れていたのです。本物は、「0」の部分が紫になっています。これが、本物との違いでした。


いかがでしたか?

このアートを作るのは大変でしたが、「作ってみたい!」という熱い気持ちで熱中して作りました。数字でカラフルなアートが作れたのは嬉しいので、このようなアートは今後も作ってみたいなと思っています。

気に入ってくださった方は、このアートをいいねorシェアしていただけると嬉しいです。

最後に、もう一度OpenSeaとアートのリンクを載せておきます。

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長文になってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。

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