【平方数で遊ぶ(後編)】デジタル・エラウクスも定義してみた
前回、平方数の数字をひっくり返すという遊びをしてみました。「エラウクス」と命名しましたね。
今回も数字をひっくり返すのですが、前回とはひっくり返し方が違います。
今回のターゲットは、「デジタル数字」です。
あの、カクカクとした数字ですね。見たことがある方が大半ではないでしょうか?
(タイトル画像に登場する数字のことです)
今回はデジタル数字ならではの性質を用いて、平方数で遊んでいきます。
定義するのは、「デジタル・エラウクス (degital erauqs)」。前回定義した「エラウクス」の「デジタルバージョン」と言えばよいでしょうか…?
どんな数かというと、
デジタル数字で表したとき、平方数でかつ、数字を上下にひっくり返しても平方数になる数のこと
ちなみに、エラウクスの定義は以下の通りでした。
平方数で、かつ数字をひっくり返しても平方数になる数のこと
同じ「ひっくり返す」でも内容は少し違うので、注意が必要です。
さて、どんな数が「デジタル・エラウクス」になるのか。例を挙げて説明します。
★625と529はデジタル・エラウクス
まずは、以下の画像を見たほうがわかりやすいと思います。
625と529はどちらも平方数です。
625=25×25
529=23×23
これらをデジタル数字に直したとき、上下を反転にすると相手の数になるのです。
「6」が「9」になり、「2」と「5」はそのまま同じ数字になりますね。
よって、デジタル数字の「625」をひっくり返すと「529」となるのです。これは、
デジタル数字で表したとき、平方数でかつ、数字を上下にひっくり返しても平方数になる数のこと
という定義を満たしているので、625と529はデジタル・エラウクスになるのです。
おわかりいただけたでしょうか?
もう一つ思いついたのが、169と961です。
196=14×14
961=31×31
とどちらも平方数で、以下の画像のようにひっくり返すとお互いの数になります。
さて、デジタル・エラウクスになるためにはどのような条件が必要なのでしょうか?
少なくとも、以下の数字だけでできていないといけません。
1 2 5 6 8 9 0
デジタル数字として上下をひっくり返したとき、何かしらの数字にならないといけません。
3, 4, 7は上下にひっくり返すと数字にはならないので、これらの数字は使えません。
また、下一桁と上一桁の数は
1, 5, 6, 9, 0
でないといけません。
なぜなら、0から9までを2乗したとき、下一桁は0, 1, 4, 5, 6, 9のいずれかにしかならないからです。
0×0=0
1×1=1
2×2=4
3×3=9
4×4=16
5×5=25
6×6=36
7×7=49
8×8=64
9×9=81
上一桁は、上下にひっくり返したときに下一桁になるので、同様の理由となります。
あと、0を入れるか入れないかが問題ですが、ひとまず入れておいても良いのかなと思います。
例えば、「100」は平方数ですが(=10×10)、デジタル数字としてひっくり返すと「001」となります。0が邪魔ですが、1は当然平方数なので(=1×1)、1や100はデジタル・エラウクスになりますね。
尚、4桁以上の数についてはまだ調べていません。また、無限にあるかどうかはわからないので、興味がある方は調べてみてはいかかでしょうか?
(10000, 1000000, 100000000, ...がデジタル・エラウクスになるから無限に存在するようですね。それ以外の数の場合はどうでしょう?)
ということで、前編と後編にわたって平方数で遊んできました。
数字をひっくり返してみたり、デジタル数字の対称性を利用することで、初めて気がついた発見がたくさんありました。
数字遊びはとても楽しいです。これからも自分なりの視点で楽しみ、面白そうな内容であればnoteで発信していこうと思います♪
素数はいつも、あなたのそばに。
Let's enjoy SOSU !
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。