10%価格は11の倍数になりやすい…!?
2019年10月から、消費税は10%に上がりました。
ただし、食料品などの日用品は8%のままですね。
8%と10%が混在していると、お店側も大変なのではないかと思いますが…。
今のところそういった苦情は耳にしていないので、何とかうまくやっているのかもしれません。
今後、もし国の借金増加が止まらない場合、またどこかのタイミングで増税されるかもしれませんね。
ヨーロッパでは20%を超えている国も多いですし。
日本は大丈夫なのでしょうか?
消費税は身近な税金なので、これ以上上がり続けないことを祈っています。
さて、前置きが長くなりましたが、今回は
消費税が10%になったことで、税込価格にどのような特徴があるのか
を書いていきます。
結論から言うと、11の倍数が増えました!
11の倍数判定については、以前「20200202は11で割れます!」という記事で書きました。
(1の位の数)−(10の位の数)+(100の位の数)−…
というように交互に足したり引いたりしたとき、
計算結果が11の倍数であれば、元の数も11の倍数になるというものでした。
さて、10%の税込価格というのは、
「税抜価格」に「税抜価格の10%分の値段」を足す
ということですよね。
100円の税込価格は、
100円に、100円の10%分
つまり
100×0.1=10円が足されるので
100+10=110円になります。
これを丁寧に書くと
100 + 10
= 100 + 100 × 0.1
= 100 × (1 + 0.1) ←分配法則
= 100 × 1.1
となるので、
10%の税込価格は、元の値段に1.1をかけていることがわかります。
1.1という小数点を使ってかけ算をしていますが、
税抜価格が10の倍数であれば、税込価格は11の倍数になってくれます。
なぜなら、以下のように小数点は消滅するからです。
100 × 1.1
=10 × 11
=110
0−1+1=0→11の倍数
よって11の倍数となるのです。
10の倍数でない場合は、11の倍数になりません。
105円の場合、
105 × 1.1
=115.5
≒115
5−1+1=5→11の倍数ではない
よって、115は11の倍数ではありません。
もし税込価格の値段がわかっているとき、その数が11の倍数かどうかを確かめてみましょう。
11の倍数であれば、元々の税抜価格は10の倍数になっているはずです。
今日の日付である
209
も11の倍数ですね。
9-0+2=11→11の倍数
これを税込価格とすると、税抜価格は10の倍数になっているはず。
実際、
190×1.1=209
によって税込価格を計算できることがわかります。
いかがでしたか?
説明がうまくできたかわかりませんが、伝わりましたでしょうか?
特に1000円以上買い物をする場合は、税抜価格が10の倍数になっていることが多いです。
その際は、税込価格を見て、11の倍数になっているか確かめてみましょう。
もし11の倍数でなかった場合、(もしかしたら)8%の税込価格の可能性もありますね。色々と考えられます。
消費税増税(10%)に伴い、11の倍数判定が役に立つのは意外ですね。
この際、11の倍数判定を使いこなしていきましょう。
次に増税したときには使えなくなるので…笑。
素数はいつも、あなたのそばに。
Let's enjoy SOSU!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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