![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/55474084/rectangle_large_type_2_b36a2fa7ff8f0b63a5b266fab066c0ef.jpg?width=1200)
【階乗×素数】階乗素数を知ろう
世の中には、様々な素数があります。「〇〇素数」と呼ばれるものはたくさんあり、筆者自身、いくつあるかは把握できていません。
今回は、高校数学で習う「階乗」を用いた「階乗素数」について紹介します。
階乗とは、ビックリマーク「!」を使って以下のように定義されています。
n! = n × (n-1) × ... × 1
1! = 1
2! = 2×1 = 2
3! = 3×2×1 = 6
4! = 4×3×2×1 = 24
5! = 5×4×3×2×1 = 120
︙
と続いていきます。階乗素数はこの「階乗」を用いて作られる素数です。
階乗素数とは
n! ± 1
と表される素数のこと
(ただしnは0以上の整数)
要するに、階乗との差が1になるような素数のことですね。
具体例を挙げますが、小さい数はそんなに多くありません。なぜなら、階乗というのはどんどん大きくなってしまうからです。
まずは「+」の方から。
【n! + 1型】
2 = 1! + 1 = 0! + 1
3 = 2! + 1
7 = 3! + 1
39916801 = 11! + 1
10888869450418352160768000001 = 27! + 1
7の次は3991万ですから、一気に大きくなっていますね…😅。
次に、「−」の方。
【n! − 1型】
5 = 3! − 1
23 = 4! − 1
719 = 6! − 1
5039 = 7! − 1
479001599 = 12! − 1
87178291199 = 14! − 1
こちらの方が、まだ緩やかに増えていますね。とはいえ、小さい数が少ないことには変わりありません。
現時点で、「n! + 1」と「n! − 1」がどちらも素数になるケースは、「n = 3」以外見つかっていません。
つまり、階乗の値を間に挟むような双子素数は(5, 7)しか見つかっていないのです。
5 < 6=3! < 7
計算が大変なので、簡単には見つかりません。これ以上存在するかどうかは気になるところです。
いかがでしたか?
「階乗素数」について普段考える方は少ないと思います。せめて、小さい数だけでも覚えて帰ってください。
【n! + 1型】
2 = 1! + 1 = 0! + 1
3 = 2! + 1
7 = 3! + 1
【n! − 1型】
5 = 3! − 1
23 = 4! − 1
719 = 6! − 1
5039 = 7! − 1
よく見ると、一桁の数はみんな階乗素数なんですね笑。23歳の方は、最後の階乗素数歳なので貴重ですよ(?)。
実は、階乗素数の他にもう一つ、「素数階乗素数」というものもあります。なかなか謎な名前ですが、この数についても次回紹介します。お楽しみに!
素数階乗素数を知ろう
素数はいつも、あなたのそばに。
Let's enjoy SOSU !
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。