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R04【0910建設部門 - 施工計画、施工設備及び積算】選択問題Ⅱ-2『解答論文例』- 技術士第二次試験 -



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🔹R04_II-2-1|過去問題

 地方都市郊外の丘陵地を切土(粘土混じり砂質土:25万m)して盛土(20万m、最大高さ10m)する大規模宅地造成工事を行うことになった。このうち鉄道に近接する範囲の一部分には補強土壁(最大高さ6m、延長約200m)が計画されている。
 以上を踏まえて、本工事の現場責任者として、以下の内容について記述せよ。
(1)補強土壁部の施工計画を立案するに当たって検討すべき事項のうち、本工事の特性を踏まえて重要なものを3つ挙げ、その内容について説明せよ。
(2)本工事の品質低下の原因となる重要なリスクを1つ挙げ、現場責任者として、どのようにマネジメントするか、留意点を含めて述べよ。
(3)補強土壁の最上段を施工中、豪雨により一部の補強土壁に異常な変形が発生した。この対応に当たり、現場責任者として発揮すべきリーダーシップについて述べよ。

「日本技術士会」HP
模式図(R4_Ⅱ-2-1)

🔹R04_II-2-1|骨子案

1.補強土壁施工計画の重要事項
 ①鉄道近接施工への配慮
  ・施工機械選定と作業時間の工夫
  ・振動計測による監視体制の確立
 ②地山と盛土材料の品質管理
  ・含水比管理と排水対策の実施
  ・現場密度試験による締固め度確保
 ③段階的な施工管理
  ・層別施工と変位計測の実施
  ・仮設備による豪雨対策
2.品質低下リスクに対するマネジメント・留意点
 〇品質低下の重要リスク
  ・不同沈下による構造安定性への影響
  ・局所沈下に起因する変状発生
 〇現場責任者としてのマネジメント方法及び留意点
  ・含水比管理と層別転圧管理の実施
  ・計測管理による早期異常検知
3.補強土壁の変形対応におけるリーダーシップ
 ①緊急時の意思決定と実行
  ・作業員の安全確保と避難誘導
  ・応急対策と関係機関への連絡
 ②組織的な復旧体制の構築
  ・原因分析と恒久対策の立案
  ・再発防止策の実施と記録

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🔸R04_II-2-2|過去問題

 地下水位の高い市街地において、鉄道トンネルを整備するためシールドトンネルの発進立坑(長さ20m×幅20m×高さ25m)を構築中、深さ15mまで掘削した時点でソイルセメント地下連続壁の壁面からの異常出水があり、周辺の地盤に一部沈下が発生している。このため連続壁内の水没、道路の通行規制等の応急対応を行った後、工事が中断している。なお、立坑に隣接して作業ヤードがあるとともに、周辺には店舗・住宅、ライフラインが埋設された道路がある。
(1)異常出水の発生を受け検討すべき事項のうち重要と思われるものを3つ挙げ、その内容について説明せよ。
(2)掘削工事の早期再開を実現するために必要となる手順を示し、現場責任者として、どのようにマネジメントするか、留意点を含めて述べよ。
(3)掘削工事再開後、現場責任者として発揮すべきリーダーシップについて述べよ。

「日本技術士会」HP
模式図(R4_Ⅱ-2-2)

🔸R04_II-2-2|骨子案

1.異常出水に対する検討事項
 1) ソイルセメント地下連続壁の品質検証
  ・継手部の接合状態
  ・充填材の品質
 2) 周辺地盤への影響調査
  ・地盤沈下の進行性
  ・埋設物の損傷状況
 3) 地下水状況の把握
  ・帯水層の分布
  ・地下水の流動経路
2.工事再開の手順とマネジメント手法・留意点
 ① 再開に向けた技術的手順
  ・止水対策
  ・段階的な排水
 ② 現場マネジメントの実践
  ・作業手順の見直し
  ・安全教育の徹底
 ③ マネジメント上の留意事項
  ・地盤変位の監視
  ・コストと工期への影響
3.工事再開後のリーダーシップ
 1. 安全管理体制の統括
  ・危険予知活動
  ・計測管理結果の評価
 2. 関係者との連携推進
  ・周辺住民への説明
  ・行政機関との協議

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🔹R04_II-2-1「解答論文例」【有料】

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