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分割版(Q5-2)その3|技術士:建設部門「0901土質及び基礎」選択問題Ⅲ|過去問「テーマ整理」→ R7練習問題 → 解答論文例(全12問)

上記記事の解答論文例全12問を1問ずつに分割し、
「R7練習問題:Q5-2」に対する解答論文例を3題掲載したのが、
以下の記事です。

そして、本記事は上記記事の解答例3題のうち、
3題目の解答例となります。


なお、解答論文の添削も行っております。
添削は本記事の練習問題に限らず、
過去問題に対する解答論文でも受け付けております。👇👇👇



◆ R7練習問題

▶ カテゴリー5:その他の分野

 ▽ Q5-2:練習問題

 近年、地球規模での環境変動や社会構造の変化に伴い、従来の地盤工学が対象としてきた領域を超えた新たな課題が浮上している。例えば、海面上昇に伴う沿岸域の地盤工学的問題、極端気象による地盤災害の増加、都市のコンパクト化に伴う地下空間の高度利用、再生可能エネルギー施設(洋上風力発電など)の基礎構造、廃棄物の地中処分問題などが挙げられる。これらの課題に対応するためには、従来の土質力学や地盤工学の枠を超えた、学際的かつ統合的なアプローチが必要となっている。
 また、長期的な環境変動や社会変化を考慮した地盤構造物(盛土、切土、擁壁、構造物基礎等)の設計・施工・維持管理手法の開発も求められている。さらに、地盤工学と生態系サービスの関係性など、これまであまり注目されてこなかった分野との融合も重要となっている。
 しかしながら、これらの新たな課題に対応するための研究開発には多大な時間と費用がかかる。加えて、その成果の社会実装には様々な障壁が存在する。また、従来の地盤工学の専門性を維持しつつ、新たな領域に対応できる人材の育成も急務となっている。
 このような状況下で、地盤工学の新たな展開と社会的役割の再定義が求められている。土質及び基礎を専門とする技術者の立場から、以下の設問に答えよ。
(1)地盤工学の新たな社会的課題に対応するにあたり、投入できる人員や予算に限りがあることを前提に、多面的な観点から3つ以上の技術的課題を抽出し、それぞれ観点を明記したうえで、その課題内容を示せ。(*)
(*)解答の際には必ず観点を述べてから課題を示せ。
(2)前問(1)で抽出した課題のうち最も重要と考える課題を1つ挙げ、その課題に対する複数の解決策を、専門技術用語を交えて示せ。
(3)前問(2)で示したすべての解決策を実行しても新たに生じうるリスクとそれへの対策について、専門技術を踏まえた考えを示せ。

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◆ R7練習問題・過去問題に対する添削

前述の練習問題Q5-2、または過去問題に対して添削をご希望の方は、
下記受付フォームに必要事項を登録のうえ、
送信をお願いいたします。👇👇👇

添削料金は「1問題1回につき9,900円」です。
入金方法はメール返信時にお知らせします。
入金確認後7日以内に、添削結果をお送りいたします。


◆ R7練習問題の解答論文例 (以下、有料です)

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 ▽ A5-2:練習問題の解答論文例3

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