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R03【0910建設部門 - 施工計画、施工設備及び積算】選択問題Ⅱ-2『解答論文例』- 技術士第二次試験 -



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🔹R03_II-2-1|過去問題

 模式図に示すように、幹線街路下において商業施設と地下街を連絡するため、プレキャスト構造の地下通路10m(開口:幅7m×高さ4m)を開削工法にて新設する工事を実施することになった。工事に当たり、路上での作業は夜間に限られ、作業時間帯以外は交通開放し、周辺への配慮も必要とされる。なお、仮設構造物を含む設計の妥当性は確認済であり、工事範囲及びその周辺に地下支障物はないものとする。以上を踏まえて、本工事受注者の担当責任者として、以下の内容について記述せよ。
(1)施工計画を立案するために検討すべき事項(関係者との調整事項は除く)のうち、本工事の特性を踏まえて重要なものを3つ挙げ、その内容について説明せよ。
(2)本工事において、責任者として安全管理をどのように行うのか、留意点を含めて述べよ。
(3)関係者との調整により決定される本工事での施工条件を1つ挙げ、調整方針及び調整方策について述べよ。

「日本技術士会」HP
模式図(R3_Ⅱ-2-1)

🔹R03_II-2-1|骨子案

1.異常出水に対する検討事項
 1) ソイルセメント地下連続壁の品質検証
  ・継手部の接合状態
  ・充填材の品質
 2) 周辺地盤への影響調査
  ・地盤沈下の進行性
  ・埋設物の損傷状況
 3) 地下水状況の把握
  ・帯水層の分布
  ・地下水の流動経路
2.工事再開の手順とマネジメント手法・留意点
 ① 再開に向けた技術的手順
  ・止水対策
  ・段階的な排水
 ② 現場マネジメントの実践
  ・作業手順の見直し
  ・安全教育の徹底
 ③ マネジメント上の留意事項
  ・地盤変位の監視
  ・コストと工期への影響
3.工事再開後のリーダーシップ
 1. 安全管理体制の統括
  ・危険予知活動
  ・計測管理結果の評価
 2. 関係者との連携推進
  ・周辺住民への説明
  ・行政機関との協議

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🔸R03_II-2-2|過去問題

 住宅が密集する市街地において鉄道新線建設(高架構造、下図参照)が行われており、このうち延長500mの工区の下部工工事(主に20m間隔で橋脚を設置、1基当たりの基礎と橋脚の合計体積は約310m3、杭の体積は約210m3)を実施することとなった。なお、この工区に接している公道は、工区の両端で交差している市道(計2本)のみである。また、鉄道用地の両側には、工事で使用可能な用地(幅員約4m、開業後道路として使用予定)が併設して確保されている。以上を踏まえて、本工事受注者の担当責任者として以下の内容について記述せよ。
(1)効率的な施工をするために検討すべき事項(関係者との調整事項は除く)のうち、本工事の特性を踏まえて重要と思われるものを3つ挙げ、その内容について説明せよ。
(2)本工事において、責任者として工程管理をどのように行うのか、留意点を含めて述べよ。
(3)関係者との調整により決定される本工事での施工条件を1つ挙げ、調整方針及び調整方策について述べよ。

「日本技術士会」HP
模式図(R3_Ⅱ-2-2)

🔸R03_II-2-2|骨子案

1.効率的な施工をするために検討すべき事項
【杭工事・土工事の施工計画】
 ・杭打機運用と作業スペース確保
 ・土砂搬出入と杭材運搬経路の最適化
【コンクリート打設計画】
 ・生コンプラントの選定と打設工程の最適化
 ・ポンプ車配置とコールドジョイント防止対策
【仮設備配置計画】
 ・資材置場と作業員詰所の効率的配置
 ・大型資材の保管場所と工程管理
2.工程管理の方法とその方法に対する留意点
【施工管理システムによる一元管理】
 ・クラウドシステムによる進捗把握
 ・実績分析と対策立案
【品質管理と工程管理の連携】
 ・コンクリート品質管理記録の活用
 ・養生期間の適正化
3.施工条件、調整方針及び調整方策
【作業時間制限への対応】
 ・騒音振動作業の時間帯設定
 ・作業時間の遵守と記録管理
【住民対応と施工効率化】
 ・資材搬入と準備作業の時間帯調整
 ・住民との信頼関係構築

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