問題Ⅱ-2の対策法:電気電子部門「電気設備」~技術士第二次試験~
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最後の5%分は、添削を受けたい方向けの記事です。
技術士第二次試験「選択問題Ⅱ-2」の対策法を、電気電子部門の「電気設備」科目を対象に、以下に私見を述べます。
【1】 注意事項
・100点の答えにはなりません
・60点を目指すヒントとして捉えてください
★あくまでも、自力で考えることを忘れないでください。
【2】 問題Ⅱ-2の過去問
「日本技術士会」HPに公表されていますので、上記リンクより参照してください。
【3】 過去問の傾向
3.1 過去問題の「テーマ」に対する行為
H25年~R05年の過去問題Ⅱ-2を調査したところ、 各問題の「テーマ」およびその行為は、非常に多岐にわたっており、同じテーマの重複が少ないと考える。
・「電気設備の雷保護の対策技術」を採用する
・「CO2削減PJとして導入する電気設備」を計画する
・「データセンターの入退室アクセス管理」を計画する
・「ビル屋上の太陽電池発電設備導入」を計画する
・「低圧幹線設備」を設計する
・「電源別置形の非常用の照明装置」を計画する
・「電源設備機器・装置の支持固定方法」を決定する
・「総合的な雷保護システム」を設計する
・「交流無停電電源装置(UPS)」を計画する
・「統合接地システム構築」を検討する
・「LED照明」を導入する
・「SPM」を設計する
・「特別高圧受変電設備の瞬低及び停電対策」を実施する(対策する)
・「BEMS構成機器への電磁環境対策」を計画する
・「山岳トンネルの電気設備」を計画する
・「災害拠点となる病院の早期事業再開・継続の電気設備」を計画する
・「新築高層オフィスビルの浸水対策」を計画する
・「既設浄水場の電気設備更新の基本設計」を実施する(設計する)
・「大規模半導体工場の中長期保全計画」を立案する(計画する)
・「鉄道ターミナル駅で既存設備と一体運用可能な防砂設備」を計画する
・「大型空調機において漏電遮断器の不要動作」を解決する
・「太陽光発電設備で自家消費」を計画する
なお、テーマに対する「行為」は、大半が「計画する」である。
3.2 設問(1)の傾向・対策
R01年以降、設問(1)~(3)の問題文は、部門・科目により違いがあるものの、おおむね統一されている。「電気設備」科目のR01年以降の設問(1)では、問題文がおおむね以下の問いかけとなっている。
★ 調査、検討すべき事項とその内容について説明せよ。
設問(1)では、この問題文がR06年以降の想定問題に引用できると考える。
3.3 設問(2)の傾向・対策
R01以降、「電気設備」科目の設問(2)問題文はほぼ共通である。ここでは直近のR05年の問題文を以下に示す。
★ 業務を進める手順を列挙し、それぞれの項目ごとに注意すべき点、
工夫を要する点を記述せよ。
R06年以降の設問(2)も、上記の問題文で出題されると考える。
3.4 設問(3)の傾向・対策
R01以降、「電気設備」科目の設問(3)問題文はほぼ共通である。ここでは直近のR05年の問題文を以下に示す。
★ 業務を効率的、効果的に進めるための関係者との調整方策について
記述せよ。
R06年以降の設問(3)も、上記の問題文で出題されると考える。
【4】 問題Ⅱ-2対策
「電気設備」科目の問題Ⅱ-2対策は、前述した内容を踏まえ、以下に示す3つのレベルに対応する想定問題を作成し、その問題への解答論文を作ることを提案する。さらに、本対策は、既技術士等に添削を受けることで、解答の質を上げられると考える。
なお、各レベルの課題文{設問(1)より手前の問題文}は、受験生各自で設定してください。
4.1 レベル1
「テーマ」およびその「行為」として、H25~H30年過去問題の課題文のいずれかを選択し、以下の(1)~(3)の各設問に解答せよ。
(1)調査、検討すべき事項とその内容について説明せよ。
(2)業務を進める手順を列挙し、それぞれの項目ごとに注意すべき点、
工夫を要する点を記述せよ。
(3)業務を効率的、効果的に進めるための関係者との調整方策について
記述せよ。
4.2 レベル2
「テーマ」およびその「行為」として、R01~R05年過去問題の課題文のいずれかを選択し、以下の(1)~(3)の各設問に解答せよ。
(1)調査、検討すべき事項とその内容について説明せよ。
(2)業務を進める手順を列挙し、それぞれの項目ごとに注意すべき点、
工夫を要する点を記述せよ。
(3)業務を効率的、効果的に進めるための関係者との調整方策について
記述せよ。
4.3 レベル3
「テーマ」およびその「行為」として、各受験生の経験業務を1つ挙げ、以下の(1)~(3)の各設問に解答せよ。
(1)調査、検討すべき事項とその内容について説明せよ。
(2)業務を進める手順を列挙し、それぞれの項目ごとに注意すべき点、
工夫を要する点を記述せよ。
(3)業務を効率的、効果的に進めるための関係者との調整方策について
記述せよ。
【5】 添削
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