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技術士「09建設部門」必須問題Ⅰ|過去問「テーマ整理」→ R7練習問題 → 解答論文例(全12問)

◆ まえがき

★まず「目次」をすべてご覧ください

この記事は建設部門:必須問題Ⅰに対し、
R1~6年度の過去問全てに向き合ってみます。

過去問題に対し、1題1題向き合うのもよいのですが、
全体を俯瞰して、何をテーマとして対策を練ればよいかと考え、
この記事を書いてみます。

本記事は、最終的に「R7年度の練習問題と解答論文例」までに至ります。


◆ 過去問題

▼ R1:Ⅰ-1

 ▽ 問題文

 我が国の人口は2010年頃をピークに減少に転じており、今後もその傾向の継続により働き手の減少が続くことが予想される中で、その減少を上回る生産性の向上等により、我が国の成長力を高めるとともに、新たな需要を掘り起こし、経済成長を続けていくことが求められている。 こうした状況下で、社会資本整備における一連のプロセスを担う建設分野においても生産性の向上が必要不可欠となっていることを踏まえて、以下の問いに答えよ。
(1)建設分野における生産性の向上に関して、技術者としての立場で多面的な観点から課題を抽出して分析せよ。
(2)(1)で抽出した課題のうち最も重要と考える課題を1つ挙げ、その課題に対する複数の解決策を示せ。
(3)(2)で提示した解決策に共通して新たに生じうるリスクとそれへの対策について述べよ。
(4)(1)~(3)を業務として遂行するに当たり必要となる要件を、技術者としての倫理、社会の持続可能性の観点から述べよ。

「日本技術士会HP」より

 ▽ テーマ

問い(1)に記載のとおり「建設分野における生産性向上」です。

▼ R1:Ⅰ-2

 ▽ 問題文

 我が国は、暴風、豪雨、豪雪、洪水、高潮、地震、津波、噴火その他の異常な自然現象に起因する自然災害を繰り返しさいなまれてきた。自然災害への対策については、南海トラフ地震、首都直下型地震等が遠くない将来に発生する可能性が高まっていることや、気候変動の影響等により水災害、土砂災害が多発していることから、その重要性がますます高まっている。
 こうした状況下で、「強さ」と「しなやかさ」を持った安全・安心な国土・地域・経済社会の構築に向けた「国土強靭化」(ナショナル・レジリエンス)を推進していく必要があることを踏まえて、以下の問いに答えよ。
(1)ハード整備の想定を超える大規模な自然災害に対して安全・安心な国土・地域・経済社会を構築するために、技術者としての立場で多面的な観点から課題を抽出し分析せよ。
(2)(1)で抽出した課題のうち最も重要と考える課題を1つ挙げ、その課題に対する複数の解決策を示せ。
(3)(2)で提示した解決策に共通して新たに生じうるリスクとそれへの対策について述べよ。
(4)(1)~(3)を業務として遂行するに当たり必要となる要件を、技術者としての倫理、社会の持続可能性の観点から述べよ。 

「日本技術士会HP」より

 ▽ テーマ

問い(1)に記載のとおり「大規模自然災害対策」です。

▼ R2:Ⅰ-1

 ▽ 問題文

 我が国の総人口は、戦後増加を続けていたが、2010年頃をピークに減少に転じ、国立社会保障・人口問題研究所の将来推計(出生中位・死亡中位推計)によると、2065年には8,808万人に減少することが予測されている。私たちの暮らしと経済を支えるインフラ整備の担い手であり、地域の安全・安心を支える地域の守り手でもある建設産業においても、課題の1つとしてその担い手確保が挙げられる。
(1)それぞれの地域において、地域の中小建設業が今後もその使命を果たすべく担い手を確保していく上で、技術者としての立場で多面的な観点から課題を抽出し、その内容を観点とともに示せ。
(2)抽出した課題のうち、最も重要と考える課題を1つ挙げ、その課題に対する複数の解決策を示せ。
(3)すべての解決策を実行した上で生じる波及効果と新たな懸案事項への対応策を示せ。
(4)上記事項を業務として遂行するに当たり、技術者としての倫理、社会の持続性の観点から必要となる要件・留意点を述べよ。

「日本技術士会HP」より

 ▽ テーマ

問い(1)に記載のとおり「地域中小建設業の担い手確保」です。

▼ R2:Ⅰ-2

 ▽ 問題文

 我が国の社会インフラは高度経済成長期に集中的に整備され、建設後50年以上経過する施設の割合が今後加速度的に高くなる見込みであり、急速な老朽化に伴う不具合の顕在化が懸念されている。また、高度経済成長期と比べて、我が国の社会・経済情勢も大きく変化している。 こうした状況下で、社会インフラの整備によってもたらされる恩恵を次世代へも確実に継承するためには、戦略的なメンテナンスが必要不可欠であることを踏まえ、以下の問いに答えよ。
(1)社会・経済情勢が変化する中、老朽化する社会インフラの戦略的なメンテナンスを推進するに当たり、技術者としての立場で多面的な観点から課題を抽出し、その内容を観点とともに示せ。
(2)(1)で抽出した課題のうち最も重要と考える課題を1つ挙げ、その課題に対する複数の解決策を示せ。
(3)(2)で示した解決策に共通して新たに生じうるリスクとそれへの対応策について述べよ。
(4)(1)~(3)を業務として遂行するに当たり必要となる要件を、技術者としての倫理、社会の持続可能性の観点から述べよ。

「日本技術士会HP」より

 ▽ テーマ

問い(1)に記載のとおり「社会インフラの戦略的メンテナンス推進」です。

▼ R3:Ⅰ-1

 ▽ 問題文

 近年、地球環境問題がより深刻化してきており、社会の持続可能性を実現するために「低炭素社会」、「循環型社会」、「自然共生社会」の構築はすべての分野で重要な課題となっている。社会資本の整備や次世代への継承を担う建設分野においても、インフラ・設備・建築物のライフサイクルの中で、廃棄物に関する問題解決に向けた取り組みをより一層進め、「循環型社会」を構築していくことは、地球環境問題の克服と持続可能な社会基盤整備を実現するために必要不可欠なことである。このような状況を踏まえて以下の問いに答えよ。
(1)建設分野において廃棄物に関する問題に対して循環型社会の構築を実現するために、技術者としての立場で多面的な観点から3つ課題を抽出し、それぞれの観点を明記したうえで、課題の内容を示せ。
(2)前問(1)で抽出した課題のうち、最も重要と考える課題を1つ挙げ、その課題に対する複数の解決策を示せ。
(3)前問(2)で示したすべての解決策を実行して生じる波及効果と専門技術を踏まえた懸念事項への対応策を示せ。
(4)前問(1)~(3)を業務遂行に当たり、技術者としての倫理、社会の持続可能性の観点から必要となる要件、留意点を述べよ。

「日本技術士会HP」より

 ▽ テーマ

問い(1)に記載のとおり「循環型社会の構築を実現」です。

▼ R3:Ⅰ-2

 ▽ 問題文

 近年、災害が激甚化・頻発化し、特に、梅雨や台風時期の風水害(降雨、強風、高潮・波浪による災害)が毎年のように発生しており、全国各地の陸海域で、土木施設、交通施設や住民の生活基盤に甚大な被害をもたらしている。こうした状況の下、国民の命と暮らし、経済活動を守るためには、これまで以上に、新たな取組を加えた幅広い対策を行うことが急務となっている。
(1)災害が激甚化・頻発化する中で、風水害による被害を、新たな取組を加えた幅広い対策により防止又は軽減するために、技術者としての立場で多面的な観点から3つの課題を抽出し、それぞれの観点を明記したうえで、課題の内容を示せ。
(2)前問(1)で抽出した課題のうち、最も重要と考える課題を1つ挙げ、その課題に対する複数の解決策を示せ。
(3)前問(2)で示したすべての解決策を実行しても新たに生じうるリスクとそれへの対策について、専門技術を踏まえた考えを示せ。
(4)前問(1)~(3)を業務として遂行するに当たり、技術者としての倫理、社会の持続性の観点から必要となる要件・留意点を述べよ。

「日本技術士会HP」より

 ▽ テーマ

問い(1)に記載のとおり「自然災害対策による被害防止・軽減」です。

▼ R4:Ⅰ-1

 ▽ 問題文

 我が国では、技術革新や「新たな日常」の実現など社会経済情勢の激しい変化に対応し、業務そのものや組織、プロセス、組織文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立するデジタル・トランスフォーメーション(DX)の推進を図ることが焦眉の急を要する問題となっており、これはインフラ分野においても当てはまるものである。 加えて、インフラ分野ではデジタル社会到来以前に形成された既存の制度・運用が存在する中で、デジタル社会の新たなニーズに的確に対応した施策を一層進めていくことが求められている。
 このような状況下、インフラへの国民理解を促進しつつ安全・安心で豊かな生活を実現するため、以下の問いに答えよ。
(1)社会資本の効率的な整備、維持管理及び利活用に向けてデジタル・トランスフォーメーション(DX)を推進するに当たり、技術者としての立場で多面的な観点から3つ課題を抽出し、それぞれの観点を明記したうえで、課題の内容を示せ。
(2)前問(1)で抽出した課題のうち、最も重要と考える課題を1つ挙げ、その課題に対する複数の解決策を示せ。
(3)前問(2)で示したすべての解決策を実行して生じる波及効果と専門技術を踏まえた懸念事項への対応策を示せ。
(4)前問(1)~(3)を業務として遂行するに当たり、技術者としての倫理、社会の持続性の観点から必要となる要点・留意点を述べよ。

「日本技術士会HP」より

 ▽ テーマ

問い(1)に記載のとおり
「インフラ整備・維持管理・利活用にむけた『DX推進』」です。

▼ R4:Ⅰ-2

 ▽ 問題文

 世界の地球温暖化対策目標であるパリ協定の目標を達成するため、日本政府は令和2年10月に、2050年カーボンニュートラルを目指すことを宣言し、新たな削減目標を達成する道筋として、令和3年10月に地球温暖化対策計画を改定した。また、国土交通省においては、グリーン社会の実現に向けた「国土交通グリーンチャレンジ」を公表するとともに、「国土交通省環境行動計画」を令和3年12月に改訂した。
 このように、2050年カーボンニュートラル実現のための取組が加速化している状況を踏まえ、以下の問いに答えよ。
(1)建設分野におけるCO2排出量削減及びCO2吸収量増加のための取組を実施するに当たり、技術者としての立場で多面的な観点から3つの課題を抽出し、それぞれの観点を明記したうえで、課題の内容を示せ。
(2)前問(1)で抽出した課題のうち、最も重要と考える課題を1つ挙げ、その課題に対する複数の解決策を示せ。
(3)前問(2)で示したすべての解決策を実行しても新たに生じうるリスクとそれへの対策について述べよ。
(4)前問(1)~(3)を業務として遂行するに当たり、技術者としての倫理、社会の持続性の観点から必要となる要点・留意点を述べよ。

「日本技術士会HP」より

 ▽ テーマ

問い(1)に記載のとおり
「CO2排出量削減・CO2吸収量増加に向けた建設分野の取組実施」です。

▼ R5:Ⅰ-1

 ▽ 問題文

 今年は1923(大正12)年の関東大震災から100年が経ち、我が国では、その間にも兵庫県南部地震、東北地方太平洋沖地震、熊本地震など巨大地震を多く経験している。
 これらの災害時には地震による揺れや津波等により、人的被害のみでなく、建築物や社会資本にも大きな被害が生じ復興に多くの時間と費用を要している。そのため、将来発生が想定されている南海トラフ巨大地震、首都直下型地震及び日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震の被害を最小化するために、国、地方公共団体等ではそれらへの対策計画を立てている。
 一方で、我が国では少子高齢化が進展する中で限りある建設技術者や対策に要することができる資本の制約あるのが現状である。
 このような状況において、これらの巨大地震に対して地震災害に屈しない強靭な社会の構築を実現するための方策について、以下の問いに答えよ。
(1)将来発生しうる巨大地震を想定して建築物、社会資本の整備事業及び都市の防災対策を進めるに当たり、技術者としての立場で多面的な観点から3つの課題を抽出し、それぞれの観点を明記したうえで、課題の内容を示せ。
(2)前問(1)で抽出した課題のうち、最も重要と考える課題を1つ挙げ、その課題に対する複数の解決策を示せ。
(3)前問(2)で示したすべての解決策を実行しても新たに生じうるリスクとそれへの対策について、専門技術を踏まえた考えを示せ。
(4)前問(1)~(3)を業務として遂行するに当たり、技術者としての倫理、社会の持続性の観点から必要となる要点・留意点を述べよ。

「日本技術士会HP」より

 ▽ テーマ

問い(1)に記載のとおり「巨大地震への防災対策」です。

▼ R5:Ⅰ-2

 ▽ 問題文

 我が国の社会資本は多くが高度経済成長期以降に整備され、今後建設から50年以上経過する施設の割合は加速度的に増加する。このような状況を踏まえ、2013(平成25)年に「社会資本の維持管理・更新に関する当面講ずべき措置」が国土交通省から示され、同年が「社会資本メンテナンス元年」と位置づけられた。これ以降これまでの10年間に安心・安全のための社会資本の適正な管理に関する様々な取組が行われ、施設の現状把握や予防保全の重要性が明らかになるなどの成果が得られている。しかし、現状は直ちに措置が必要な施設や事後保全段階の施設が多数存在するものの、人員や予算の不足をはじめとした様々な背景から修繕に着手できていないものがあるなど、予防保全の観点も踏まえた社会資本の管理は未だ道半ばの状態にある。
(1)これからの社会資本を支える施設のメンテナンスを、上記のようなこれまでの10年の取組を踏まえて「第2フェーズ」として位置づけ取組・推進するに当たり、技術者としての立場で多面的な観点から3つの課題を抽出し、それぞれの観点を明記したうえで、課題の内容を示せ。
(2)前問(1)で抽出した課題のうち、最も重要と考える課題を1つ挙げ、その課題に対する複数の解決策を示せ。
(3)前問(2)で示したすべての解決策を実行しても新たに生じうるリスクとそれへの対策について、専門技術を踏まえた考えを示せ。
(4)前問(1)~(3)を業務として遂行するに当たり、技術者としての倫理、社会の持続性の観点から必要となる要点・留意点を述べよ。

「日本技術士会HP」より

 ▽ テーマ

問い(1)に記載のとおり「社会資本の施設メンテナンスの『第2フェーズ』取組・推進」です。

▼ R6:Ⅰ-1

 ▽ 問題文

 国が定める国土形成計画の基本理念として、人口減少や産業その他の社会経済構造の変化に的確に対応し、自立的に発展する地域社会、国際競争力の強化等による活力ある経済社会を実現する国土の形成が掲げられ、成熟社会型の計画として転換が図られている。
 令和5年に定められた第三次国土形成計画では、拠点連結型国土の構築を図ることにより、重層的な圏域の形成を通じて、持続可能な形で機能や役割が発揮される国土構造の実現を目指すことが示された。
 この実現のために、国土全体におけるシームレスな連結を強化して全国的なネットワークの形成を図ることに加え、新たな発想からの地域マネジメントの構築を通じて持続可能な生活圏の再構築を図る、という方向性が示されていることを踏まえ、持続可能で暮らしやすい地域社会を実現するための方策について、以下の問いに答えよ。
(1)全国的なネットワークを形成するとともに地域拠点間の連結及び地域内ネットワークの強化を目指す社会資本整備を進めるに当たり、投入できる人員や予算に限りがあることを前提に、技術者としての立場で多面的な観点から3つ課題を抽出し、それぞれの観点を明記したうえで、課題の内容を示せ。(*)
(*)解答の際には必ず観点を述べてから課題を示せ。
(2)前問(1)で抽出した課題のうち、最も重要と考える課題を1つ挙げ、その課題に対する複数の解決策を示せ。
(3)前問(2)で示したすべての解決策を実行して生じる波及効果と専門技術を踏まえた懸念事項への対応策を示せ。
(4)前問(1)~(3)を業務として遂行するに当たり、技術者としての倫理、社会の持続性の観点から必要となる要件・留意点を述べよ。

「日本技術士会HP」より

 ▽ テーマ

問い(1)に記載のとおり「全国的ネットワーク形成、地域拠点間の連結及び地域内ネットワーク強化」です。

▼ R6:Ⅰ-2

 ▽ 問題文

 我が国では、年始に発生した令和6年能登半島地震を始め、近年、全国各地で大規模な地震災害や風水害等が数多く発生しており、今後も、南海トラフ地震及び首都直下地震等の巨大地震災害や気候変動に伴い激甚化する風水害等の大規模災害の発生が懸念されているが、発災後の復旧・復興対応に対して投入できる人員や予算に限りがある。そのような中、災害対応におけるDX(デジタル・トランスフォーメーション)への期待は高まっており、既に様々な取組が実施されている。
 今後、DXを活用することで、インフラや建築物等について、事前の防災・減災対策を効率的かつ効果的に進めていくことに加え、災害発生後に国民の日常生活等が一日も早く取り戻せるようにするため、復旧・復興を効率的かつ効果的に進めていくことが必要不可欠である。
 このような状況下において、将来発生しうる大規模災害の発生後の迅速かつ効率的な復旧・復興を念頭において、以下の問いに答えよ。
(1)大規模災害の発生後にインフラや建築物等の復旧・復興までの取組を迅速かつ効率的に進めていけるようにするため、DXを活用していくに当たり、投入できる人員や予算に限りがあることを前提に、技術者としての立場で多面的な観点から3つ課題を抽出し、それぞれの観点を明記したうえで、課題の内容を示せ。(*)
(*)解答の際には必ず観点を述べてから課題を示せ。
(2)前問(1)で抽出した課題のうち、最も重要と考える課題を1つ挙げ、その課題に対する複数の解決策を示せ。
(3)前問(2)で示したすべての解決策を実行しても新たに生じうるリスクとそれへの対策について、専門技術を踏まえた考えを示せ。
(4)前問(1)~(3)を業務として遂行するに当たり、技術者としての倫理、社会の持続性の観点から必要となる要件・留意点を述べよ。

「日本技術士会HP」より

 ▽ テーマ

問い(1)に記載のとおり「大規模災害発生後の復旧・復興にDX活用」です。


◆ 各過去問題の「テーマ」を再整理

 ・R1|Ⅰ-1|建設分野における生産性向上
 ・R1|Ⅰ-2|大規模自然災害対策
 ・R2|Ⅰ-1|地域中小建設業の担い手確保
 ・R2|Ⅰ-2|社会インフラの戦略的メンテナンス推進
 ・R3|Ⅰ-1|循環型社会の構築を実現
 ・R3|Ⅰ-2|自然災害対策による被害防止・軽減
 ・R4|Ⅰ-1|インフラ整備・維持管理・利活用にむけた「DX推進」
 ・R4|Ⅰ-2|CO2排出量削減・吸収量増加に向けた建設分野の取組み
 ・R5|Ⅰ-1|巨大地震への防災対策
 ・R5|Ⅰ-2|社会資本の施設メンテナンスの「第2フェーズ」取組・推進
 ・R6|Ⅰ-1|全国的ネットワーク形成、
       地域拠点間の連結及び地域内ネットワーク強化
 ・R6|Ⅰ-2|大規模災害発生後の復旧・復興にDX活用


◆ 過去問題の「カテゴリー分け」

前章に示した各過去問題の「テーマ」をもとに、
以下に示すように「カテゴリー分け」を行う。

▶ カテゴリー1:生産性向上・担い手確保

  • R1|Ⅰ-1|建設分野における生産性向上

  • R2|Ⅰ-1|地域中小建設業の担い手確保

  • R4|Ⅰ-1|インフラ整備・維持管理・利活用にむけた「DX推進」

▶ カテゴリー2:防災・減災

  • R1|Ⅰ-2|大規模自然災害対策

  • R3|Ⅰ-2|自然災害対策による被害防止・軽減

  • R5|Ⅰ-1|巨大地震への防災対策

▶ カテゴリー3:社会資本の維持管理

  • R2|Ⅰ-2|社会インフラの戦略的メンテナンス推進

  • R4|Ⅰ-2|CO2排出量削減・吸収量増加に向けた建設分野の取組み

  • R5|Ⅰ-2|社会資本の施設メンテナンスの「第2フェーズ」取組・推進

▶ カテゴリー4:環境問題

  • R3|Ⅰ-1|循環型社会の構築を実現

  • R6|Ⅰ-2|大規模災害発生後の復旧・復興にDX活用

▶ カテゴリー5:ネットワーク形成と地域連携

  • R6|Ⅰ-1|全国的ネットワーク形成、地域拠点間の連結及び地域内ネットワーク強化


◆ R7練習問題

前章では、各過去問題の「テーマ」を基に
「カテゴリー分け」を行いました。

ここでは、カテゴリー別にR7年度の練習問題を、2問ずつ作成します。

▶ カテゴリー1:生産性向上・担い手確保

 ▽ Q1-1:練習問題

 近年、建設業界は労働力不足や高齢化、長時間労働の慢性化といった課題に直面しており、これらに対処するための生産性向上が急務となっている。特に、デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進が期待されており、AIやIoTなどの技術を活用することで業務効率化や安全性の向上が図られている。
 また、地域中小建設業においては、若年層の担い手確保が重要なテーマであり、業界全体でのイメージ改善や働き方改革が求められている。
 このような状況下で、建設業の生産性向上と担い手確保に向けて、以下の問いに答えよ。
(1)建設業界における生産性向上を実現するにあたり、投入できる人員や予算に限りがあることを前提に、技術者としての立場で多面的な観点から3つ課題を抽出し、それぞれの観点を明記したうえで、課題の内容を示せ。(*)
(*)解答の際には必ず観点を述べてから課題を示せ。
(2)前問(1)で抽出した課題のうち、最も重要と考える課題を1つ挙げ、その課題に対する複数の解決策を示せ。
(3)前問(2)で示したすべての解決策を実行して生じる波及効果と専門技術を踏まえた懸念事項への対応策を示せ。
(4)前問(1)~(3)を業務として遂行するに当たり、技術者としての倫理、社会の持続性の観点から必要となる要件・留意点を述べよ。

Made by Team Koizumi

 ▽ Q1-2:練習問題

 建設業界では、若年層の人材不足が深刻な問題となっており、その解決には地域中小建設業への担い手確保が不可欠である。特に、建設業が抱える「3K(きつい・汚い・危険)」というイメージは、新たな人材の参入を妨げている。これに対処するためには、教育・研修制度の充実や地域密着型ビジネスモデルの構築が求められている。
 このような背景を踏まえ、以下の問いに答えよ。
(1)地域中小建設業における担い手確保にあたり、投入できる人員や予算に限りがあることを前提に、技術者としての立場で多面的な観点から3つ課題を抽出し、それぞれの観点を明記したうえで、課題の内容を示せ。(*)(*)解答の際には必ず観点を述べてから課題を示せ。
(2)前問(1)で抽出した課題のうち、最も重要と考える課題を1つ挙げ、その課題に対する複数の解決策を示せ。
(3)前問(2)で示したすべての解決策を実行しても新たに生じうるリスクとそれへの対策について、専門技術を踏まえた考えを示せ。
(4)前問(1)~(3)を業務として遂行するに当たり、技術者としての倫理、社会の持続性の観点から必要となる要件・留意点を述べよ。

Made by Team Koizumi

▶ カテゴリー2:防災・減災

 ▽ Q2-1:練習問題

 近年、地震や台風などの自然災害が頻発しており、それに伴う被害が深刻な問題となっている。特に、インフラの老朽化や都市化の進展により、災害時のリスクが高まっている。このため、建設業界では防災・減災対策の強化が求められており、地域社会全体での取り組みが不可欠である。さらに、地域住民との連携を強化し、災害に強い地域づくりを進めることが重要である。このような背景を踏まえ、以下の問いに答えよ。
(1)自然災害に対する防災・減災対策を実施するにあたり、投入できる人員や予算に限りがあることを前提に、技術者としての立場で多面的な観点から3つ課題を抽出し、それぞれの観点を明記したうえで、課題の内容を示せ。(*)
(*)解答の際には必ず観点を述べてから課題を示せ。
(2)前問(1)で抽出した課題のうち、最も重要と考える課題を1つ挙げ、その課題に対する複数の解決策を示せ。
(3)前問(2)で示したすべての解決策を実行して生じる波及効果と専門技術を踏まえた懸念事項への対応策を示せ。
(4)前問(1)~(3)を業務として遂行するに当たり、技術者としての倫理、社会の持続性の観点から必要となる要件・留意点を述べよ。

Made by Team Koizumi

 ▽ Q2-2:練習問題

 日本は地震大国であり、多くの地域で地震による被害が発生している。また、近年は気候変動による異常気象も影響し、風水害など新たなリスクも増加している。
 このような状況下で、防災・減災対策はますます重要になっており、特に地域密着型のアプローチが求められている。地域住民との協働による防災教育や訓練は、その効果的な手段として注目されている。
 このような背景を踏まえ、以下の問いに答えよ。
(1)地域住民との協働による防災・減災対策を推進するにあたり、投入できる人員や予算に限りがあることを前提に、技術者としての立場で多面的な観点から3つ課題を抽出し、それぞれの観点を明記したうえで、課題の内容を示せ。(*)
(*)解答の際には必ず観点を述べてから課題を示せ。
(2)前問(1)で抽出した課題のうち、最も重要と考える課題を1つ挙げ、その課題に対する複数の解決策を示せ。
(3)前問(2)で示したすべての解決策を実行しても新たに生じうるリスクとそれへの対策について、専門技術を踏まえた考えを示せ。
(4)前問(1)~(3)を業務として遂行するに当たり、技術者としての倫理、社会の持続性の観点から必要となる要件・留意点を述べよ。

Made by Team Koizumi

▶ カテゴリー3:社会資本の維持管理

 ▽ Q3-1:練習問題

 日本の社会資本は、長年にわたり整備されてきたものの、老朽化が進行しているインフラが多く存在し、その維持管理が重要な課題となっている。特に、橋梁やトンネルなどの構造物は、定期的な点検や修繕が求められ、適切な維持管理が行われない場合、重大な事故や災害につながる恐れがある。このため、効率的かつ効果的な維持管理手法の確立と実施が急務である。これらの背景を踏まえ、以下の問いに答えよ。
(1)社会資本の維持管理を実施するにあたり、投入できる人員や予算に限りがあることを前提に、技術者としての立場で多面的な観点から3つ課題を抽出し、それぞれの観点を明記したうえで、課題の内容を示せ。(*)
(*)解答の際には必ず観点を述べてから課題を示せ。
(2)前問(1)で抽出した課題のうち、最も重要と考える課題を1つ挙げ、その課題に対する複数の解決策を示せ。
(3)前問(2)で示したすべての解決策を実行して生じる波及効果と専門技術を踏まえた懸念事項への対応策を示せ。
(4)前問(1)~(3)を業務として遂行するに当たり、技術者としての倫理、社会の持続性の観点から必要となる要件・留意点を述べよ。

Made by Team Koizumi

 ▽ Q3-2:練習問題

 社会資本の維持管理は、持続可能な社会を実現するために不可欠な要素であり、特に少子高齢化が進む中で効率的な資源配分が求められている。
 また、環境問題への配慮も重要であり、グリーンインフラやエコロジカルな維持管理手法が注目されている。
 これらの背景を踏まえ、以下の問いに答えよ。
(1)環境配慮型の社会資本維持管理手法を採用・実施するにあたり、投入できる人員や予算に限りがあることを前提に、技術者としての立場で多面的な観点から3つ課題を抽出し、それぞれの観点を明記したうえで、課題の内容を示せ。(*)
(*)解答の際には必ず観点を述べてから課題を示せ。
(2)前問(1)で抽出した課題のうち、最も重要と考える課題を1つ挙げ、その課題に対する複数の解決策を示せ。
(3)前問(2)で示したすべての解決策を実行しても新たに生じうるリスクとそれへの対策について、専門技術を踏まえた考えを示せ。
(4)前問(1)~(3)を業務として遂行するに当たり、技術者としての倫理、社会の持続性の観点から必要となる要件・留意点を述べよ。

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▶ カテゴリー4:環境問題

 ▽ Q4-1:練習問題

 地球温暖化や生物多様性の損失など、環境問題は現代社会が直面する重大な課題となっている。特に、建設業界は環境への影響が大きく、持続可能な社会を実現するためには、環境に配慮した取り組みが不可欠である。建設プロジェクトでは、資源の効率的な利用や廃棄物の削減、環境影響評価の実施が求められ、これらを通じて環境負荷を軽減することが期待されている。
 また、地域社会との連携を強化し、地域資源の活用やエコロジカルな設計を推進することも重要である。さらに、国際的な持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けて、建設業界全体での意識改革や技術革新が必要とされている。
 このような背景の中で、技術者は環境問題への対応策を考え、実行する役割を担っている。これらの取り組みは、将来世代に対しても持続可能な環境を残すための重要なステップとなる。
(1)建設業界における環境問題への対応策を推進するにあたり、投入できる人員や予算に限りがあることを前提に、技術者としての立場で多面的な観点から3つ課題を抽出し、それぞれの観点を明記したうえで、課題の内容を示せ。(*)
(*)解答の際には必ず観点を述べてから課題を示せ。
(2)前問(1)で抽出した課題のうち、最も重要と考える課題を1つ挙げ、その課題に対する複数の解決策を示せ。
(3)前問(2)で示したすべての解決策を実行して生じる波及効果と専門技術を踏まえた懸念事項への対応策を示せ。
(4)前問(1)~(3)を業務として遂行するに当たり、技術者としての倫理、社会の持続性の観点から必要となる要件・留意点を述べよ。

Made by Team Koizumi

 ▽ Q4-2:練習問題

 近年、持続可能な開発目標(SDGs)が国際的に広まり、環境への配慮がますます重要視される中で、建設業界もその責任を果たす必要がある。特に、エネルギー効率の向上や再生可能エネルギーの導入は、温室効果ガスの排出削減に寄与し、環境負荷を軽減するための重要な手段となっている。
 また、地域資源の活用や循環型社会の構築も求められており、これにより資源の有効利用と廃棄物削減が実現できる。さらに、建設業界は長期的な視点での環境保全活動を進めることが求められており、そのためには新しい技術や方法論を取り入れる必要がある。
 これらの背景を踏まえ、技術者は環境問題への具体的な取り組みを推進し、その成果を地域社会や次世代に還元していく役割を果たさなければならない。持続可能な社会の実現には、多様なステークホルダーとの協働が不可欠であり、そのためのリーダーシップも求められる。
(1)再生可能エネルギーの導入やエネルギー効率の向上に取り組むにあたり、投入できる人員や予算に限りがあることを前提に、技術者としての立場で多面的な観点から3つ課題を抽出し、それぞれの観点を明記したうえで、課題の内容を示せ。(*)
(*)解答の際には必ず観点を述べてから課題を示せ。
(2)前問(1)で抽出した課題のうち、最も重要と考える課題を1つ挙げ、その課題に対する複数の解決策を示せ。
(3)前問(2)で示したすべての解決策を実行しても新たに生じうるリスクとそれへの対策について、専門技術を踏まえた考えを示せ。
(4)前問(1)~(3)を業務として遂行するに当たり、技術者としての倫理、社会の持続性の観点から必要となる要件・留意点を述べよ。

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▶ カテゴリー5:ネットワーク形成と地域連携

 ▽ Q5-1:練習問題

 地域社会の持続可能な発展には、さまざまな主体が協力し合うネットワークの形成が不可欠である。特に、地域づくりにおいては、住民、行政、企業、NPOなどが連携し、地域の課題を共有しながら解決策を模索することが求められている。近年では、地域連携プラットフォームの構築が進められ、多様なステークホルダーが集まり、情報共有や協働による活動が行われている。このようなネットワーク形成は、地域資源の有効活用や新たな価値創造につながり、地域経済の活性化にも寄与する。また、地域住民の参加を促すことで、地域への愛着や誇りを育むことも重要であり、その結果として地域コミュニティの強化が期待できる。これらの背景を踏まえ、以下の問いに答えよ。
(1)地域づくりにおけるネットワーク形成を推進するにあたり、投入できる人員や予算に限りがあることを前提に、技術者としての立場で多面的な観点から3つ課題を抽出し、それぞれの観点を明記したうえで、課題の内容を示せ。(*)
(*)解答の際には必ず観点を述べてから課題を示せ。
(2)前問(1)で抽出した課題のうち、最も重要と考える課題を1つ挙げ、その課題に対する複数の解決策を示せ。
(3)前問(2)で示したすべての解決策を実行して生じる波及効果と専門技術を踏まえた懸念事項への対応策を示せ。
(4)前問(1)~(3)を業務として遂行するに当たり、技術者としての倫理、社会の持続性の観点から必要となる要件・留意点を述べよ。

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 ▽ Q5-2:練習問題

 近年、地域連携が注目されている背景には、少子高齢化や人口減少による地域課題が増加していることがある。これらの課題に対処するためには、多様な主体との協働が不可欠であり、そのためのネットワーク形成が求められている。特に教育機関や企業との連携は、地域資源の活用や人材育成において重要な役割を果たす。また、地域住民との対話や参加型のプロジェクトは、地域への理解を深めるだけでなく、新たなアイデアや解決策を生み出す源となる。このような連携によって生まれる相乗効果は、地域全体の活性化につながり、その結果として持続可能な発展が促進される。これらの背景を踏まえ、以下の問いに答えよ。
(1)地域の持続的発展を推進するにあたり、投入できる人員や予算に限りがあることを前提に、技術者としての立場で多面的な観点から3つ課題を抽出し、それぞれの観点を明記したうえで、課題の内容を示せ。(*)
(*)解答の際には必ず観点を述べてから課題を示せ。
(2)前問(1)で抽出した課題のうち、最も重要と考える課題を1つ挙げ、その課題に対する複数の解決策を示せ。
(3)前問(2)で示したすべての解決策を実行しても新たに生じうるリスクとそれへの対策について、専門技術を踏まえた考えを示せ。
(4)前問(1)~(3)を業務として遂行するに当たり、技術者としての倫理、社会の持続性の観点から必要となる要件・留意点を述べよ。

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▶ カテゴリー6:その他の分野

 ▽ Q6-1:練習問題

 建設業界は、少子高齢化や労働環境の厳しさから深刻な人手不足に直面している。特に、職人の高齢化が進んでおり、55歳以上の労働者が全体の約34%を占めている一方で、29歳以下の若手労働者は約11%にとどまっている。このため、専門的な技術や知識を持つ若手の育成が急務である。
 また、長時間労働や過酷な労働環境が若年層の参入を妨げており、業界全体でのイメージ改善や働き方改革が求められている。さらに、コロナ禍による影響で建設業者の倒産件数が増加しており、経営基盤の強化も重要な課題となっている。
 これらの背景を踏まえ、以下の問いに答えよ。
(1)建設業界が抱える人手不足の改善を進めるにあたり、投入できる人員や予算に限りがあることを前提に、技術者としての立場で多面的な観点から3つ課題を抽出し、それぞれの観点を明記したうえで、課題の内容を示せ。(*)
(*)解答の際には必ず観点を述べてから課題を示せ。
(2)前問(1)で抽出した課題のうち、最も重要と考える課題を1つ挙げ、その課題に対する複数の解決策を示せ。
(3)前問(2)で示したすべての解決策を実行して生じる波及効果と専門技術を踏まえた懸念事項への対応策を示せ。
(4)前問(1)~(3)を業務として遂行するに当たり、技術者としての倫理、社会の持続性の観点から必要となる要件・留意点を述べよ。

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 ▽ Q6-2:練習問題

 建設業界は、資材価格の高騰や円安による影響を受けており、経営環境が厳しさを増している。特に、2021年以降に発生した原材料価格の高騰は、建設コスト全体に大きな影響を及ぼし、多くの企業が利益確保に苦慮している。また、新型コロナウイルス感染症による影響も残っており、受注減少や納期遅延が発生している。このような状況下で、企業は効率的な資源管理やコスト削減策を講じる必要がある。さらに、長期的には持続可能性への対応も求められており、カーボンニュートラルやSDGsへの取り組みも重要な課題となっている。これらの背景を踏まえ、以下の問いに答えよ。
(1)建設業界が直面している資材価格高騰と円安の影響下での建設事業の推進にあたり、投入できる人員や予算に限りがあることを前提に、技術者としての立場で多面的な観点から3つ課題を抽出し、それぞれの観点を明記したうえで、課題の内容を示せ。(*)
(*)解答の際には必ず観点を述べてから課題を示せ。
(2)前問(1)で抽出した課題のうち、最も重要と考える課題を1つ挙げ、その課題に対する複数の解決策を示せ。
(3)前問(2)で示したすべての解決策を実行しても新たに生じうるリスクとそれへの対策について、専門技術を踏まえた考えを示せ。
(4)前問(1)~(3)を業務として遂行するに当たり、技術者としての倫理、社会の持続性の観点から必要となる要件・留意点を述べよ。

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◆ R7練習問題の解答論文例 (以下、有料です)

各練習問題に対し3ケースの解答例を用意しました。

なぜなら、問い(1)で課題を3つ抽出し、問い(2)で、そのうち最重要と考える課題に対して解決策を述べるからです。

つまり、問い(2)に対する最重要課題としてどれを選択するかによって、
(2)~(4)の解答案が3種類発生することになるので、3ケースの解答論文例を用意しました。

{問い(1)で抽出する課題によって、
 問い(2)以降の解答ケースが枝葉的に増えるのですが・・・}


▶ カテゴリー1:生産性向上・担い手確保

 ▽ A1-1:練習問題の解答論文例1

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