R04【0901建設部門-土質及び基礎】選択問題Ⅱ-2『解答論文例』- 技術士第二次試験 -
R04_II-2-1「過去問題」
本州南部に位置する幹線道路において切土のり面の崩壊が発生し、交通を阻害している。切土のり面は供用後40年が経過しており、過去最大の降雨量を記録した集中豪雨後に第3、第4のり面が崩壊し、崩壊部下端の水抜きボーリング跡では多量の湧水が確認されている。崩壊規模は崩壊高さ約12m、幅(奥行)約20m、最大深さ約3mであった。なお、崩壊現場では供用10年後に第3のり面で小規模なのり面崩壊が発生し、今回湧水が確認された同じ位置で水抜きボーリングによる湧水対策がとられていた。
今後、崩壊のり面の復旧対策の計画を進めるに当たり、この計画の責任者として土質及び基礎を専門とする技術者の立場から下記の内容について記述せよ。
※)下から第1、第2、第3、第4のり面とする。
(1)調査・検討すべき事項を3つ以上挙げて内容を説明せよ。
(2)崩壊メカニズムを考慮した復旧対策計画の業務を進める手順を列挙して、それぞれの項目ごとに留意すべき点、工夫を要する点を述べよ。
(3)復旧対策計画の業務を効率的、効果的に進めるための関係者との調整方策について述べよ。
R04_II-2-1【解答例】
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