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R03【0904建設部門-河川、砂防及び海岸・海洋】選択問題Ⅲ『解答論文例』- 技術士第二次試験 -
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🔷R03_III-1|過去問題
コロナ禍の影響もあって急速に進む社会変容により、社会の様々な分野で解決策としてのSociety5.0の取組が進んでいる。水防災分野でも、危険性、狭隘性、あるいは立地の辺すら性によるアクセス困難な特性を有する施設が多数あることから、施設の調査・計画から設計・施工、供用、点検・維持管理に至る建設生産プロセス全体にわたり、作業の遠隔化の取組を推進することが求められている。
(1)水防災分野での遠隔化の取組を推進していくうえでの課題を、水防災対策施設の有する特性を踏まえて、技術者としての立場で多面的な観点から3つ抽出し、それぞれの観点を明記したうえで、課題の内容を示せ。
(2)前問(1)で抽出した課題のうち最も重要と考える課題を1つ挙げ、その課題の解決策を3つ示せ。
(3)前問(2)で示したすべての解決策を実行したうえで生じる波及効果と専門技術を踏まえた懸念事項への対応策を示せ。
🔷R03_III-1|骨子案
1.水防災分野での遠隔化取組推進の課題
〇観点1:システムの信頼性確保
・災害時の通信途絶や設備故障リスク
・サイバーセキュリティの脆弱性
〇観点2:現場力の維持・向上
・経験と知識の蓄積不足
・状況変化の把握と対応力低下
〇観点3:地域間格差の発生
・初期投資と維持管理コストの負担
・専門技術者と支援体制の不足
2.最重要課題とその解決策
〇最重要課題:システムの信頼性確保
・技術的信頼性の確保
・安定稼働の実現
1)多重化による冗長性確保
・制御システムの多重化
・通信手段の多様化
2)AIによる異常検知と対応
・機械学習による予測
・自動制御システムの構築
3)セキュリティ強化対策
・多層防御の実現
・データの改ざん防止
3.波及効果と懸念事項対応
◇波及効果
・遠隔操作の適用範囲拡大
・防災、減災対策の高度化
◇懸念事項及びその対応策1:技術依存への対策
・現場訓練の実施
・役割分担の明確化
◇懸念事項及びその対応策2:情報管理の徹底
・データの匿名化
・管理ポリシーの運用
◇懸念事項及びその対応策3:技術格差の解消
・技術教育の継続
・地域間での知見共有
🔶R03_III-2|過去問題
近年、南海トラフ地震等の巨大地震に備えた法整備や、国土・防災情報の高度化が進められている。巨大地震に伴う強い揺れ、液状化・地盤沈下、斜面の滑動崩落、巨大な津波等の発生により、水防災対策施設を含む社会資本全般に、広域で被害が多発することが予想されている。近年の地震災害及びその教訓を踏まえ、的確な緊急時対応に向け、事前想定及び即時推定の結果に基づいて、様々なセンシング情報の活用を図っていく必要がある。
(1)地震及び津波による、水防災対策施設の被災状況把握のため、事前想定及び即時推定の結果に基づいて、多様なセンシング情報を効果的に組合せていくことが必要と考えられる取組について、技術者としての立場で多面的な課題を3つ抽出し、それぞれの課題について内容を示せ。
(2)前問(1)で抽出した課題のうち最も重要と考える課題を1つ挙げ、その課題に対する複数の解決策を示せ。
(3)前問(2)で抽出した課題の解決策に共通して生じうるリスクとそれへの対策について述べよ。
🔶R03_III-2|骨子案
1.多様なセンシング情報活用の課題
①技術的な観点の課題
・データ統合と利活用における技術的ハードル
・リアルタイムデータ処理システムの構築
②運用・管理の観点の課題
・センシングシステムの可用性確保
・通信インフラの冗長性確保
③情報活用の観点の課題
・センシングデータの分析と情報抽出
・意思決定への反映と情報共有
2.最重要課題と解決策の提示
〇最重要課題
・異種センサーデータの統合と利活用
・迅速な状況把握と意思決定への活用
▽解決策1:クラウド統合基盤の構築
・データの一元管理、処理システム
・AIを活用したリアルタイム解析
▽解決策2:センサーフュージョン技術
・異種センサーデータの統合解析
・精度の高い被災状況把握
▽解決策3:エッジ処理による高速化
・データの前処理と一次解析
・通信負荷の軽減とリアルタイム性向上
3.解決策のリスクと対策
◇リスク及びその対策1:サイバーセキュリティ対策
・サイバー攻撃によるデータ改ざんと不正アクセス
・多層的な防御システムの構築
◇リスク及びその対策2:システム監視体制の整備
・システム障害とインシデントの見逃し
・24時間体制での監視・分析体制
◇リスク及びその対策3:定期的な脆弱性診断実施
・システムの脆弱性放置
・定期的な診断とテストの実施
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