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R06【0910建設部門 - 施工計画、施工設備及び積算】選択問題Ⅱ-2『解答論文例』- 技術士第二次試験 -
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0910 建設部門|施工計画、施工設備及び積算|R06(本記事)
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🔹R06_II-2-1|過去問題
市街地の道路下に鉄筋コンクリート構造物(幅18m×高さ12m×延長200m)を構築する工事において、地下水位が高く軟弱地盤のため、模式図のようにソイルセメント地下連続壁にて開削工事を行う計画としていた。地盤調査では掘削床付面付近に粘性土層の存在が確認されている。道路敷地内の地下埋設物や架空線については、すでに仮移設は完了しているものとする。本工事の担当責任者として下記の内容について記述せよ。
(1)ソイルセメント地下連続壁構築中に追加地盤調査を実施したところ、事前の地盤調査では把握できていなかった被圧帯水層が粘性土層下部に確認され、盤ぶくれ対策を実施する必要が生じた。考えられる対策を2つ挙げ、本工事の特性を踏まえてその特徴を2つの評価軸で比較せよ。
(2)上記の盤ぶくれ対策を実施のうえ、掘削作業に進むこととなった。地盤掘削時における周辺地盤の変状防止対策について、PDCAサイクルにおける計画段階(P)で考慮すべき事項を挙げ、計画実施後の検証段階(C)及び是正段階(A)でのそれぞれの具体的方策を述べよ。なお、是正段階(A)の回答に当たっては、検証段階(C)にて得られた結果が、当初の計画段階(P)の想定から逸脱していたことを前提とすること。
(3)施工ヤードの制約のため、発注者が別途発注した設備工事の施工業者と同一開口部にて揚重機1台を共用する必要が生じた。利害関係者及び衝突する利害を挙げ、具体的にどのようにその利害を調整するかを説明せよ。
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🔹R06_II-2-1|骨子案
1.盤ぶくれ対策の比較検討
〇盤ぶくれ対策の提案
〇2つの評価軸による比較
・評価軸1「施工性の観点」
・評価軸2「コスト効率」
2.掘削時の変状防止対策
〇計画段階(P)で考慮すべき事項
〇検証段階(C)での具体的方策
〇是正段階(A)での具体的方策
3.利害調整と揚重機共用の管理
〇利害関係者の整理
①本工事施工者
②設備工事施工者
③発注者
④安全管理者
⑤周辺住民
〇各関係者の利害内容
〇具体的な調整方策
🔸R06_II-2-2|過去問題
大雨の影響により2か所で地すべりが発生し、集落へ通じる村道が通行不能となったため、模式図のように2つの集落が孤立した。村道付近を走る鉄道及び河川には今のところ地すべりの影響は及んでいないが、小雨がまだ継続している。地すべりの対策責任者として下記の内容について記述せよ。
(1)被害拡大防止のため、種々の調査に先立って喫緊に必要と考えられる応急対策を2つ挙げ、その特徴を2つの評価軸で比較せよ。
(2)雨が上がり、各種調査結果等をもとに地すべりの収束を確認した。安全に応急復旧工事を行うため、PDCAサイクルにおける計画段階(P)で考慮すべき事項を挙げ、計画実施後の検証段階(C)及び是正段階(A)でのそれぞれの具体的方策を述べよ。
なお、是正段階(A)の解答に当たっては、検証段階(C)にて得られた結果が、当初の計画段階(P)の想定から逸脱していたことを前提とすること。
(3)調達できる人員や重機台数が限られているため、何れか一方の地すべりの応急復旧工事を先行して実施することになった。利害関係者及び衝突する利害を挙げ、具体的にどのようにその利害を調整するかを説明せよ。
![](https://assets.st-note.com/img/1736685325-YaoSkTGhrOwQZUNH1escDJ4L.png)
🔸R06_II-2-2|骨子案
1.地すべり応急対策の比較検討
○地すべり応急対策の提案
①土砂の一時除去
②仮設擁壁の設置
○二つの評価軸による比較
①迅速性と安全性の観点からの土砂除去の評価
②迅速性と安全性の観点からの仮設擁壁の評価
2.応急復旧工事のPDCAサイクル
○計画段階(P)で考慮すべき事項
・安全確保と地すべりメカニズムの把握
・資機材調達と工程計画
○検証段階(C)での具体的方策
・進捗と品質の確認事項
○是正段階(A)での具体的方策
・工法変更と工期見直し
・原因究明と関係者対応
3.利害関係者との調整
○利害関係者及び各々の利害
・集落住民の利害
・事業者と行政機関の利害
○利害の調整
・協議会の設置と情報共有
・優先順位の決定プロセス
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