
R02【0904建設部門-河川、砂防及び海岸・海洋】選択問題Ⅲ『解答論文例』- 技術士第二次試験 -
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🔷R02_III-1|過去問題
社会資本分野における情報通信技術(ICT)の全面的な導入により、活用される3次元デジタルデータは、より細かく、より多くなってきた。そのため、平常時、災害時に関わらず、これらのデータの共有を図るためのデータプラットフォームづくりが進められている。このような状況を踏まえて、河川、砂防及び海岸・海洋の分野の技術者として以下の問いに答えよ。
(1)データプラットフォームの実現を前提として、ICTを調査・観測に活用していく上での課題を、技術者としての立場で多面的な観点から抽出し、その内容を観点とともに示せ。
(2)前問(1)で抽出した課題のうち最も重要と考える課題を1つ挙げ、その課題の解決策を3つ示せ。
(3)前問(2)で示したすべての解決策を実行した上で生じる波及効果と専門技術を踏まえた懸念事項への対応策を示せ。
🔷R02_III-1|骨子案
1.ICTを調査・観測に活用する上での課題
①技術的観点からの課題
・データ精度と信頼性の確保、環境条件への対応
・データ処理、解析システムの構築とノイズ対策
②運用・管理面の観点からの課題
・遠隔地における設備管理と通信環境整備
・セキュリティ確保と専門人材の育成
③社会的・経済的観点からの課題
・初期投資と費用対効果の検証
・一般利用者への情報提供と理解促進
2.最重要課題およびその解決策
〇最重要課題
・データ精度と信頼性の確保における技術的課題
・観測機器の耐久性確保とメンテナンス対策
〇解決策1:高性能機器の配置と管理
・高品質センサー等の選定と設置
・機器性能の維持管理体制の構築
〇解決策2:データの品質管理体制
・リアルタイム処理システムの構築
・複数データ源による精度向上対策
〇解決策3:継続的な技術教育
・専門的知識、技術の習得支援
・技術革新に対応した人材育成
3.波及効果と懸念事項への対応
▽波及効果
・防災、環境管理における意思決定の高度化
・各種対策の効率化と活動推進
▽懸念事項及びその対応策1:データセキュリティ強化
・セキュリティリスクの増大
・アクセス制御と暗号化技術の導入
▽懸念事項及びその対応策2:システム安定性確保
・技術的障害とトラブル発生
・冗長化システムと予備機器の準備
▽懸念事項及びその対応策3:情報提供体制構築
・データ活用における誤解の発生
・多様な情報提供手段の活用と解説
🔶R02_III-2|過去問題
気候変動の進展に伴い、海面水位の上昇などによる海岸侵食の更なる進行や山間部からの土砂流出の変化が懸念される中、流砂系全体として持続可能な土砂管理の目標について検討し、総合的な土砂管理の取組を推進することが求められている。
(1)国土を保全するため、流砂系全体として持続可能な土砂管理を実現するに当たって、技術者としての立場で多面的な観点から課題を抽出し、その内容を観点とともに示せ。
(2)前問(1)で抽出した課題のうち最も重要と考える課題を1つ挙げ、その課題に対する複数の解決策を示せ。
(3)前問(2)で示した解決策に共通して新たに生じうるリスクとそれへの対策について、専門技術を踏まえた考えを示せ。
🔶R02_III-2|骨子案
1.持続可能な土砂管理の課題
〇観点1:長期的影響の評価
・気候変動に起因する土砂動態の変化予測
・適応策に向けた予測モデルの構築
〇観点2:統合的な管理体制
・流砂系全体の一貫した管理システム確立
・関係者間の合意形成に基づく計画策定
〇観点3:自然環境との共生
・防災機能と生態系保全の両立
・土砂資源の有効活用と環境影響の最小化
2.最重要課題およびその解決策
▼最重要課題
・流砂系における統合的管理体制の構築
・関係者との連携による土砂収支の最適化
▽解決策1「ICTを活用した統合管理」
・先端技術を活用したモニタリング体制
・データプラットフォームの構築と運用
▽解決策2「合意形成の場の創出」
・多様な主体による流域協議会の運営
・PDCAサイクルに基づく継続的改善
▽解決策3「段階的な実証と改善」
・順応的管理手法の導入と実証
・社会環境の変化に応じた柔軟な見直し
3.解決策に共通する新たなリスクとその対策
◇リスク及びその対策1「予算確保の困難さ」
・長期的便益を考慮した投資計画の策定
・既存システムの有効活用による効率化
◇リスク及びその対策2「人材の質と量の不足」
・産学官連携による人材育成の推進
・技術力向上に向けた支援体制の確立
◇リスク及びその対策3「責任体制の不明確化」
・役割分担と評価指標の明確化
・非常時における指揮命令系統の確立
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