週末に観た映画の感想を平日毎日書いてみる 2/17(水)

映画

『American History X』
鑑賞日 : 2021/2/13(土)
鑑賞方法 : Netflix

3日目

スキンヘッド

主人公のデレクやその周りのネオナチの集団はみんなスキンヘッドだ。彼らはヘアースタイルで自らの思想や所属しているグループを外見から表現している。

スキンヘッドはあらゆる髪型の中でも比較的威圧感のある方だと思う。そのスキンヘッドの若者が街で大勢集まっていたら、ビビらずにはいられないだろう。自分がスキンヘッドだったらそうでもないかもしれないが。

個人的な意見かもしれないが、スポーツでは、坊主の髪型に統一しているチームはなんだか強そうに感じる。高校サッカーの国見高校や、スラムダンクの山王工業など。なんで強そうに感じるのだろうか。

人間、生きていれば髪は伸びてくる。伸びた髪は個人の思い思いの髪型に形作られる。長髪もいれば短髪もいて、カラーを入れたりパーマをかけたりと多種多様の髪型が存在する。髪は人間が生きていく上での楽しさの1つだと思う。また、デフォルトで「俺はずっと坊主だ」という人も20人に1人くらいはいると思う。それはそれでその人のユニークな部分であるので、何も違和感はない。

しかし、先程挙げた国見高校や山王工業のように、あえてチーム全員が髪型という自由を奪うことにより、急にメッセージ性が強い集団に成り上がる。側から見たら、人生の楽しみの1つを放棄するほど、そのスポーツに力を入れているというように感じるからではないだろうか。
(実際に強いチームだからそう思えているということもあるが…)

さらに違う視点で見ると、サッカーやバスケットボールのチームが坊主で統一していると強そうに見えるが、野球チームはそうは思えない。なぜなら、学生野球チームはほとんどが坊主だからだ。ただ、プロ野球選手は髪を伸ばす選手が多いので、プロ野球チームが全員坊主に統一したりすると、強豪感を演出できるかもしれない。

見た目で強さをアピールするという場面は、剣や槍で戦っていた時代の戦争映画にもよく登場する。
戦闘民族が自らに血や泥で化粧を施して闘ったり、太鼓を打ち鳴らし角笛を吹き、大地が唸るような大声を出して相手を威圧するというようなシーンをよく見る。
これらは、実際の戦闘には関係のない行為のように思えるが、映像でその描写を観ると、観ているこちらまで震えてくる。見た目や威勢は、戦闘時大きな効果があるのだと感じられる。
(おすすめの映画は、『ロードオブザリング』や『300』)

気持ちよく大いに話が脱線したところで、終わりにしたいと思う。

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