この空は茜色

この数年、頻繁に夕焼け空を目にする。
何かの間違いではないか、と思う程の朱さ。

確かに美しい。
・・・、こちらの心の在りようによっては、
とても寂しい風景にも映る。

「もう、二度と火星には戻りたくない」とか、
つぶやいてみる。

勿論、火星の記憶など何もないけれど。

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前をむき 後ろむき うつむいて 時にうずくまる
歩みの遅い人は誰? ぼく…です

幼い日  何かしら 悟ってた気さえするけれど
歳をとるほど 謎ばかり ダメダメ


 これが 巡り巡る魂 その旅なら
 プラマイゼロでゆるして そんな気分 


 思い思いの未来を描いても 
 思いどうりにならなくて
 道に迷い そこで小さな仕合せ拾ったり


この空は茜色 夢で見た火星の色彩(いろどり)
あれはただの夢だったの? おしえて



 これが 偶然を装った 運命でも
 袖さえ擦れ合わない うたかたでも
 


 広い世界の片隅で出会えた
 愛しきあなたに ありがとう
 この一瞬 一瞬 一瞬 消えさるまえに


時が過ぎ この旅を終えた後にも忘れないよ 
茜色の空の下で また会おう

ラララ

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