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「文化芸術活動の継続支援事業」の報告書提出、無事に終える

約4ヶ月に渡って取り組んできた「文化芸術活動の継続支援事業」。
いわゆるアーティスト向けの文化庁の補助金。
やっと実績報告書を提出し、領収書のコピーも発送。
あとは最終精査、補助金額通知と振込を待つのみとなりました。
 
僕らのようなフリーランスの芸術関係者にも、文化庁が手を差し伸べてくれたのは、
ヨーロッパ先進国が率先して芸術家支援をしたことに、日本も追随したというのもあるし、
文化人と呼ばれる人、特に演劇関係者(平田オリザさん、渡辺えりさん、西田敏行さんのような著名人)が声を上げてくれたことが大きかったんじゃないかなぁと思っています。想像の範囲内ですけど。
 
経費の3分の1、ないしは4分の1は、自己負担しなければならないし、
多くの補助金・助成金と同じように「自分の出演料は計上できない」仕組みです。
申請するべきかどうか、二の足を踏む人も多かったと思います。
コロナの影響で、すでに何百万円も損失している上に、自己負担してまで申請する価値があるのか。
僕も、周りの友人たちも、いろいろ悩みました。
 
それでも、僕が自己負担してでも、それがみんなの収入になるのだから、
困ったときほど助け合わねばと思って取り組みました。
実際に、経済的に僕のことを助けてくれた方もいて、お互いに仕事を作り出すこともできました。
 
もしコロナがなければ、購入しなかったであろうライブ配信用の機材。
すぐには結果は出ないかもしれませんが、来年以降につながっていくと思います。
それに、あの自粛期間中の僕のライブ配信に「救われた」と言ってくれた人がいるので、それでだけもやった価値があったと思っています。
 
それより何より、やっぱりこれは自分のためなんです。
だって、次々と畳み掛けるようにライブがキャンセルになる状況で、
新しいことに取り組んでいないと、僕は押し潰されそうだったから。
強い人もいるだろうけど、少なくとも僕は新しいこと取り組むことで、自分で自分を支えていたように思います。
 
もちろんお金をかけずに、新しいことに取り組むことはいくらでも可能です。
でも、今回に関しては、これまでお金がなくて我慢していたことをやっていいよって後押ししてくれた訳で、それがお金の面だけでなく、メンタルの面でも支えてくれたように思います。
人それぞれですが、少なくとも僕はそう感じました。
 
今日、第4次の追加募集の詳細が発表になりました。
これまで提出した人も重複して応募できるので、準備に取り掛かるところです。
今回の申請で、反省点もいくつかあるので、同じ轍を踏まないように、気をつけて申請しようと思います。


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