絵本は奥深い！　夢のぬくもりを求めて

◇あらすじ◇
山の中で眠った女の子、ふきちゃん
夢のなかで、フキノトウになっていて、土のぬくもりが忘れられなくなります。春になるとつちからでてくるフキノトウです。

夢のフキノトウを求めて、一人で山の中に入りっていく・・・

◇この絵本を読んで◇
幻想的な世界、それとも、人の手の入らない原生の山を見ているのか、

現実社会と不思議な世界の間を感じるおはなし

不思議とまた読みたくなります。

山に呼ばれるって、山の怖さがあり、なにかある？っと思ってしまいます。
何度か読むうちに、

山からちゃんと下りて帰ったところまで丁寧に描かれているんです。

そのことに気づくと、
山に行くことで、あたたかい包まれるよう、それを求めて山に登ったのかなと思うように・・・

自然から、たくさんのエネルギーをもらって帰ってきたんじゃないかと思えるようになりました。

山が優しいのは、ふきちゃんがきらきらした優しいものをもっているから・・・

何度か読むごとに、感じ方の変わる絵本です。

もうすぐ春。
ふきのとうが出てくるのももうすぐかな

ふきまんぶく (田島征三)

みんなのギャラリーから、Photo by yamamoto15さんの写真を選びました。ありがとうございます。