「やってることリッツカールトンやん」
靴磨き世界一周アジア編250日目
親切なインド人ほど気をつけろ。
旅人の中ではよく言われている言葉だ。
私も親切な対応をしてくるインド人に
何度か騙されかけたことはある。
ジャイサルメールに到着して、「Hotel Tokyo Palace」
という宿に来た。
旅行できた人が泊まる上等な部屋もあれば、
バックパッカーが泊まる安いドミトリー部屋もある。
私はドミトリーに泊まりたかったのだが、
オンラインで確認するとこの日は満室になっていた。
この日は部屋には泊まらないけど、
年末に砂漠のツアーの申込だけしようと
思い、Hotel Tokyo Palaceに来た。
到着するとすぐにロビーに通されて、
ウェルカムチャイを出し、丁寧にツアーの
説明をしてくれた。
そして今夜ドミトリーも泊まれることを
教えてくれて、私が既に予約した別の宿
にもスタッフが連絡をしてキャンセル料が
かからないように手配してくれた。
そしてオーナーはびっくりするほど達者な
日本語で挨拶してきて、ジャイサルメールの
ことをいろいろ教えてくれた。
ドミトリールームは少しじっとりしているが、
ロビーや屋上は上等なホテルと共有なので
かなり綺麗だ。
夜に1人で屋上でチャイを飲んでいると、
オーナーが「一緒に飲みましょう」と誘ってきた。
私と、インド人の宿泊者と、イギリス人の女性客と
オーナーの4人でテーブルに座る。
そして心の中のリトル総将が語りかけてくる。
"親切なインド人には気をつけろ"
そして私のデータ上、街で日本語で話しかけてくる
インド人は99%はぼったくりだ。
これ、後でむちゃくちゃチャージ取られる
やつじゃないのか！？
私は「Hotel Tokyo Palace」のスタッフの
親切続きに疑心感が湧いていた。
絶対に騙されないぞと警戒していると、
屋上の電気が切れた。
ついに化けの皮を剥がしてきたか！！
暗闇にして私達を襲う気だな！
来るなら来い！
するとキッチンの方からシェフがケーキを持って現れた。
どうやらイギリス人の女性がこの日誕生日
だったようで、サプライズでホテル側から
お祝いをしたかったらしい。
そこで1人で屋上に暇そうにしている日本人
がいたので、せっかくならとオーナーが気を利か
せて誘ってくれたのだ。
イギリス人の女性がなぜ今日が誕生日か知ったかと
いうと、受付時に身分証明書でパスポートを出した
時に、スタッフが確認したそうだ。
そしてオーナーがその女性を何気なくディナーに
誘って、サプライズを結構した。
やってることリッツカールトンやん！！
その夜にオーナーと話をしていたら、
この宿に泊まる期間ホテルのお手伝いを
させていただくことになった。
オーナーが私の旅を応援したいと言ってくれて、
少し手伝ってくれる代わりに宿代とツアー代は
ホテル側がカバーすると言ってくれた。
"ただの親切なインド人かよ"
これから3日間「Hotel Tokyo Palace」で働きます。
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「靴磨き世界一周アジア編報告会」
1月22日（日）愛知県半田市
2月5日（日）高知県
2月18日（土）愛媛県
2月23日（木）福島県
2月26日（日）宮城県石巻市
3月4日（土）東京都
3月11日（土）北海道札幌市
3月21日（火）岡山県
3月24日（金）青森県
4月8日（土）大阪府茨木市
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