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「ビジネスの街シドニー 、文化の街メルボルン」

靴磨き世界一周アジア編56日目

オーストラリアに来てから一番使った言葉は
何かと言われたら、「Up to you」ではないかと思う。


「Up to you 」はそのまま訳すと「あなた次第」


どういう時に使うか。


「How much is that shining shoes?」
〔靴磨きは一足いくらですか?〕

「Up to you」
〔あなた次第です〕


「Up to you」とはここでは「お気持ち代」
として使われている。


お気持ち代はその国や土地、人の文化や考え方、
性格など面白いように見える。


例えば、日本で「お気持ち代です」と言った後に
最も多い返答No.1は、、、


「他のお客さんはどれくらい払いますか?」だ。


平均をとりたがる日本人。


これが私の日本での印象だ。


シドニー で「お気持ち代」と言った後の
最も多い反応は、、、


口をへの字にして渋い顔をする。


俺に委ねられるのか、、、といった表情。


一方メルボルンでは「お気持ち代」と言った後の
最も多い反応は、、、


「OK」


そりゃそうだよねと言った返答だ。


シドニー で3週間、メルボルンで3週間路上靴磨き
をして、ある程度一足の平均お気持ち代金額が分かった。


シドニー では1足あたり15ドル〜20ドル


メルボルンでは1足あたり3ドル〜10ドル


シドニー の方が明らかに単価は良くて、
どちらかと言うと"仕事の対価"として
お支払いしてくれる。
#最初は渋い顔されるが


メルボルンでは1足の単価は低いが、
決して悪いことだけではない。


同じ期間路上靴磨きをしても、メルボルンは 
倍以上の数を磨くことができる。


メルボルンは路上パフォーマンスに関して
興味を示す人が多く、靴磨きを仕事というより
"パフォーマンス"として捉えてる傾向にあった。


なので靴は磨かないけど通りすがりの人が
路上シンガーに投げ銭するように、靴磨きにも
チップを置いて行ってくれる。


だから結果的に1日やればシドニー も
メルボルンも同じくらい稼ぐことができる。


私は待ってる時間が長いのは嫌なのと、
単価が低くても出会いの数が圧倒的に
多いメルボルンがやりやすかった。


次は第3の街、ブリスベン。


ブリスベンは気候が暖かいからまた
違った傾向にあると思う。
#全く磨けない可能性もある


「お気持ち代」で靴を磨いてる理由は
稼げるからではなく、教科書やネットには
書いていない学びを得られるからである。


ちなみに日本で「他の人はいくら払うんですか?」
と聞かれた時に私はどう思うのか。


「またこの質問かよ」


なんてことは思わない。


「あざす!!」


って思う。


日本でのお気持ち代の平均は1,500円〜2,000円。


でも「他の人はどれくらい払いますか?」と
聞かれた時は、こう答える。


「だいたい2,000円〜4,000円くらいです。」


そしたらどうなるか。


3,000円払うのである。


、、、


あざす



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