
「ラオス、現在靴磨き最速ペース」
靴磨き世界一周アジア編208日目
一階にあるカフェでくつろいでいた時に、
ゲストハウスのオーナーのニニが話しかけてきた。
「カッコいいバックだね。何が入ってるの?」
私がいつも持ち歩いてる靴磨きカバン、
"バズライトイヤー"に興味を示した。
私はいつものように靴磨きで世界一周している
ことを、オーナーに話した。
その話のついでに「ビエンチャンで路上靴磨き
するならどこがいいと思う?」と質問をした。
しばらく考えた後、「どこでやっても靴磨き
できなさそうだね。」と予想した通りの返答をした。
私も丸一日ビエンチャンを歩き回っており、
路上靴磨きに適した場所は見つけられなかった。
しかしニニは言った。
「このカフェで靴磨きやればいいんじゃない?
私が靴磨きトラベラーが来てることをSNSで
シェアするから、きっと興味を持ってくれる人
が現れるよ」
それからニニの旦那さんの靴を磨かせもらってる
間、動画を撮りながらインタビューをしてくれて、
その様子をFacebookでシェアしてくれた。
とてもありがたい。
でも、これで靴を持ってきてくれる人はいるのだろうか。
次の日、私はカフェで誰か来てくれるのを
期待しながら待っていた。
事務作業をしながらずっと待っていたが、、、
やはり誰も来なかった。
そうだよな。
革靴履く機会無さそうだし、身だしなみという
概念もなさそうだ。
夕方になって、ニニが現れたからお礼を言った。
「ニニ、Facebookでシェアしてくれてありがとうね。
昨日の今日だったし、今日は誰も来なかったよ。」
と言った。
そしたらニニが言った。
「え、Soshoいるじゃん!!
靴何人か持ってきて、預かってるよ」と言った。
、、、
、、、
え?
話を聞くと、日中に何人か靴を持ってきたけど
私が靴磨きの道具を広げてなかったのと、
そもそも靴磨きをどういうスタイルでやる
のか分からず、とりあえず靴を置いていったらしい。
盲点だった。
靴を持ってきてくれる人がいたら話しかけて
くれると思ってたので、その時に準備をしようと
思ってだけど、ラオス人もどういう風にお願いすれば
いいのか分からなかったのだろう。
預かり靴を見ると、7足。
レディースの靴がほとんどだったけど、
ちゃんとしたビジネス靴だ。
カフェで一足づつ思いを込めて磨かせてもらった。
本音を言うと、目の前で靴磨きを見てほしかったが、
私の準備不足でそれは叶わなかった。
ニニのおかげでラオスで10足も磨かせもらった。
この9カ国目の中では最速ペースだ。
磨き終わった靴の写真をニニがまたFacebookで
シェアしてくれて、いろんな方からメッセージを
いただいた。
#ラオス後で読めなかった
私はこれから首都ビエンチャンを離れて
世界遺産の街、ルアンパバーンという地域に行く。
だけどまたバンコクに行くためにはビエンチャン
を経由しないと行けないので、その時にニニの
ゲストハウスに泊まらせてもらい、再び靴磨きを
させていただく約束をした。
「ラオスで30足磨きたいんだ」とミミに言うと、
「任せてよ」と心強い返答が来た。
しばらくラオスの足元を輝かせてきます。

