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「6年前にタイで書いたノート」
靴磨き世界一周アジア編156日目
タイの端っこの街「ハジャイ」から深夜列車で
18時間かけてタイの首都「バンコク」へ来た。
いつも新しい国や街に行くと最初にどこの宿
に泊まろうか長々と確認するのだが、バンコク
ではその必要はない。
もう泊まる宿は6年前から決まっているのだ。
その場所は「ロングラックゲストハウス」
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日本人バックパッカーなら誰もが知る
バンコクにあるゲストハウスだ。
6年前の当時大学4年生だった佐原青年は
学生時代最後の夏休みに東南アジアに数週間
バックパッカーをした。
その時にバンコクに立ち寄った時に知人の紹介
でロングラックに泊まったのだった。
オーナーは日本人女性のゆかりさん。
ゆかりさんは過去に2回も世界一周しており、
旅中に出会ったご縁もあってバンコクでゲストハウス
を運営するようになった。
当時大学生だった私はゆかりさんの話を
聞いてひっくり返るほど驚いた。
1人でタイにくるのもビビりながら来てるのに、
女性で世界一周を2回もしたなんて!!
そしてバンコクでゲストハウスする時も工事の進み
具合が全然進まなかったり、お金が足らなくて出稼ぎ
に行ったりなどでオープン前の準備が大変だった話。
6年前に飲みながら会話した内容も未だに覚えている。
「世界一周ってほんまにしてる人おるんや」って
ゆかりさんの話や宿に泊まってる旅人の話を聞いて
思ったし、「俺もいつか!」って影響は受けたと思う。
そして6年後の現在。
靴磨きトラベラーとしてロングラックに帰ってきた。
まさか本当に帰ってくるとはね。笑
門をくぐってロビーを見た瞬間、実家に戻った
ような懐かしい風景が目に映る。
ゆかりさんとも6年ぶり再会した。
全く変わらなく、相変わらず美しい。
「そういえばこれに書いたんじゃないの?」
って言って旅ノートを手渡してきた。
旅ノートとはロングラックに宿泊した人が
何かを書き残していくノート。
たしかになんか書いた記憶があるぞ。
ボリューム5まであるノートを2016年夏あたり
を遡ってみると、、、
書いてあった!!
「初めての1人旅で不安だったけどロングラックに
着いてたくさんの人と出会えて良い旅になりました。
ゆかりさんの旅の話やオープンまでの話がとても印象的です。
自分もそういう思い切った行動をどんどん取って
いきます。
2日間ありがとうございました。
絶体にまた来ます!! 佐原総将」
エモい。
泊まってたことは記憶には残ってるけど、
こうして記録で見るとエモいね。
6年前の私は一人旅に出たものの、当時はスマホも
SIMカード入れてなくて使えなかったし、目的も
なかったのでどこで何をすればいいのか分からなかった。
そんなフラフラしてる状態の時にロングラックに
行ってからいろんな旅人の話を聞いて興奮したり、
そこで仲良くなった旅人と一緒に観光にいったおかげ
で充実したバンコク旅をすることができた。
短い文章だけど当時の緊張とか安心とか
"感情"の部分がフラッシュバックしてきた。
変わらなくその場所に居続けてくれるって
こんなにもありがたいことなんだなぁ。
当時の"絶体にまた来ます"という約束を6年越しに
守れて、エモいなって思った話でした。
靴磨き世界一周アジア編6カ国目タイ編スタートです。
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↑ロングラックゲストハウス