「本田健さんの靴磨きさせていただきました」
靴磨き世界一周アジア編165日目
なに、今チェンマイにいる？？
すぐ帰っておいで！！
念願の象使いになるためにバンコクから12時間
かけてチェンマイに行ったが、チェンマイに到着
した日にバンコク在住のMimiさんから電話が入った。
Mimiさんとの出会いは数日前にハワイ在住のななさん
が紹介していただいたおかげでご縁いただき、10/9に
本田健さんの講演会をバンコクで主催される方だ。
Mimiさんは「総将の旅を応援する」と言ってご好意で、
私を講演会に招待させていただくことになった。
健さんは執筆活動や観光も含めて、講演会日よりも
数日早めにバンコクに入られるということで、本日
はMimiさんとボランティアスタッフの方々と観光
も兼ねてお会いする日だった。
「総将、今すぐバンコクに帰ってきなさい。
健さんとゆっくり話せる機会なんてないよ」
私はチェンマイで念願の象使いになるために
2泊３日で泊まり込みで修行しようと思っていたが、、、
今世で象使いになるのは諦めよう。
#靴磨きトラベラーに象使いの免許絶対必要ない
私はチェンマイについて一泊だけ滞在し、
予定を変更してバンコクへ帰った。
本田健さんといえば、ベストセラー作家ではない。
大ベストセラー作家だ。
大学生の頃に「大富豪からの手紙」を読んで、
かなり旅の意欲を駆り立てられた。
どんな人なんやろ。
絶対オーラ半端ないわ。
緊張するわぁ〜。
ゲストハウスの前で待っていたら、大きなバンが
私の目の前で止まった。
来るぞ。
本田健が来るぞ。
来るぞ来るぞ来るぞ！
出てきた！
阪神タイガースの帽子かぶってる！！！
しかも昔の阪神タイガースのキャップやん！！！
バンコクで阪神タイガースのキャップ被ってる
人初めて見た！！
「初めまして、本田健です」と言って
右手を差し出してきた。
「靴磨きトラベラーの佐原総将です。
何冊も本読ませてもらってますし、Voicy
も毎朝聴いてます」
私もお昼ご飯をご一緒させていただくことになった。
バンコクの騒がしい場所カオサン通りの中とは思えない
ほど落ち着いたレストランに入った。
お昼のピークタイムが過ぎていたということもあり、
私達以外お客さんはいなかった。
ご飯を食べ終わって落ち着いた頃を見計らって
私は健さんに一つお願いをした。
「私は世界中で1000足磨くことを目標にしています。
今6カ国訪れて、586足磨かせていただきました。
ぜひ587足目を健さんの靴磨きさせていただけませんか？」
「僕そんなにいい靴履いてないよ。
この靴大丈夫なの？」
「はい、大丈夫です。磨かせてください」
お店の中で急遽靴を磨かせていただくことになった。
その時私の靴磨きを見守っていたのは、一緒に
ご飯を食べていた6人、、、だけではない。
健さんがラインライブをされて、なんと画面越し
で2000人以上の方が見ていた。
恐るべし本田健の影響力。
シャンクスの覇気並の影響力だ。
今日靴磨きの最中に、健さんに質問した。
「私は今28歳なんですけど、健さんは私の年齢
くらいの時は何をされてたんですか？」
一呼吸置いて、答えてくれた。
「何歳の頃か忘れたけど、僕はある人に言われて
若い時に「1年間人に頼りまくった旅をしなさい」
って言われて、人生の先輩方にお会いしてご馳走
してもらってり、時に泊めてもらったりしながら
旅をした時期があった。
本当に人に頼りっぱなしの旅だった。
あの時に人の優しさにも触れたし、あの時に
与えられた親切を受け取った。
あの時の旅で学んだことは今の人生を支えてくれてる。
だから総将も今はいっぱい受け取って、いっぱい
お世話になって、自分の旅をすればいいと思う。」
今日もお昼も夜ご飯も全部ご馳走していただいた。
そんな与えまくってる健さんも、若い頃は
たくさん受け取っていたんだなぁと教えてくれた。
私は宣言します。
まだまだ受け取ります。
まだ甥っ子にお年玉やれるほど稼げないです。
本当にこれでもかというほど受け取ります。
恥ずかしいですよ。
胸を張って言うことでもないです。
今私の同級生は結婚もして、子どもを育てて、
会社でも頑張って社会に価値を生み出してる誇れる
友達が私の周りにはいっぱいいます。
多分、馬鹿にしてる人もいます。
でも、絶対「あの時受け取りまくったから
与えれる人になりました」という未来を築きます。
今日の投稿を、また数年後に、胸を張って
再投稿できるように、書き記し、今見てる人達
に証人になってもらおうと思い書きました。
靴磨き世界一周582足目は、本田健さんの靴でした。
