靴磨き日本一周番外編!?高知までヒッチハイクで行く
今日の16時から西宮から高知に向けて
ヒッチハイクを開始した。
今日中に高知に行くことは難しいなぁと
思っていたので、徳島まで行くことを目標
にしていた。
西宮の大通りに面するファミマから「明石方面」
と書いたボードを掲げて立っていた。
外国だと通りすがりの人にチラチラ見られても
ほとんど何を言ってるのか分からないので気に
ならないのだが、日本だと何を話してるのか
うっすら聞こえてしまうのでちょっとやりにくい。
いや、かなりやりにくい。
少し遠慮気味にヒッチハイクボードを15分ほど
掲げていたら、黒色のバンが私の前に止まった。
え、もう!?
「神戸に行くから、いい感じの所まで乗せていくよ。」
西野神社に初詣に行っていた山本さんという
ご夫婦が乗せてくれることになった。
一度は通り過ぎたけど、
「もしかしたらあの子は神様の使いかもしれない」
と普段全く神事に想いを寄せることはないのに、
西宮神社で参拝した後だったからそんなことを
思い、私を乗せようと決めたらしい。
私からすれば山本夫妻が神様だ。
当初は10キロほど進んだ神戸まで連れて行って
もらう予定だったけど、話が盛り上がり淡路まで
乗せてもらえることになった。
明石海峡大橋を越えるときに夕陽が沈んでおり、
正直ヒッチハイクやる前まではやりたくない理由
がちょうど1200個あったのだけど、あの夕日を
山本夫妻と見ているときに既に今回のヒッチハイク
は成功〔やって良かった〕だと思った。
淡路に到着すると、山本さんは
「これで晩御飯を食べな」
と言って2000円くれた。
山本夫妻とお別れをして、まだ日が明るい
うちにヒッチハイクを開始しようと思っていた
のに、気づいたら淡路インターにある大観覧車
に乗車していた。
#気がついたら観覧車の中にいた
観覧車は一周するのに15分くらいかかり、
その間に完全に日は沈み、暗くなった。
なぜ俺はあんな無駄な時間を、、、
#突然の三井久
淡路から徳島まで車で約1時間。
高速道路からインターに入ってくる車に目掛けて
ヒッチハイクをするが、40分を超えても乗せて
くれる人が現れない。
気温は10度を下回り、ジャンバーではなく
薄いジャケットを着て来た私は完全に服装を
間違えた。
#むちゃくちゃ寒い
凍えながらヒッチハイクをしていると、
「徳島まで乗っていきますか?」
と、驚くことにほぼ同時に2組の若いカップル
が話しかけてきた。
2組のカップルは全く知らない同士。
たまたま同じタイミングで話しかけてきて、
むしろ私に興味があって乗せたいらしく、
次は総将をどちらに乗せるかで話し合いが
始まった。
#頼むから私の取り合いで揉めないでくれ
結局私がどちらに乗るのか選ぶことになり、
微差で早く話しかけた気がする林さんの車
に乗せてもらうことになった。
#あれはVARチェック必要なレベルや
林さんは100個の夢叶うリストを作成しており、
「ヒッチハイカーを乗せる」
ことがそのうちの1個に入っていたそうだ。
ボーと突っ立ってただけなのに、1人の1つの
夢を叶える手助けをできた。
林さんは徳島市にある「くるくるなると」
という道の駅エリアまで乗せてくれた。
ラッキーなことに、2台の車で今日の目標
だった徳島まで来ることができた。
よし、私は徳島在住の宮さんに一年ぶり
にライン電話をかけた。
宮さんは2年前にお遍路をしていたときに
徳島のお家に泊めてもらっており、その後も
徳島に行く度に泊まらせてもらっていた。
宮さん
「おー久しぶりやなぁ。日本帰ってきたんか?」
総将
「宮さん、お久しぶりです。今徳島にいますか?」
宮さん
「今愛媛におる。もしかして徳島におるんか?」
私は現在の事情を説明した。
宮さんはこれから徳島に行くことはできない
けど、奥さんのヒロミさんに迎えに行って
もらって、晩御飯をご馳走するよう手配してくれた。
ヒロミさんとも一年ぶりにお会いして、
近況報告をしながら、とんでもなく美味しい
ロースカツをたらふく食べさせてもらった。
あわよくば宮さんのお家に泊まりたいと思っていたが、
今回はタイミングが合わなかった。
#何ではよ言わんねんて怒られた
#何ではよ言わなかったのだろう
徳島から高知への道のりはちょっと厳しすぎる。
遠回りになるが、徳島から高松に移動して、
高松のインターネットカフェに泊まろう。
ただ、時刻は22時前。気温は6度。
車通りもかなり少ないし、22時を超えて
ヒッチハイクしている奴は、国外問わず
もうそいつは85%は不審者や!!
#親戚のおじさん調べ
でも、今回は寝袋も持って来てないし、
服装も間違えてるから野宿は無理だ。
もう、高松方面を目指してヒッチハイクボード
を掲げるしかない。
こんな絶望的な状況は何度もヨーロッパであっただろう。
あの時よりは断然マシだ。
なぜなら、
「This is Japan!!」
だからだ。
きっと、少し先の未来で素敵な日本人が
私を拾ってくれるはずだ。
10分経ち、30分経ち、50分が経ち、
私の心も挫けだしたその時!!
手前の曲がり角に車を停めて、
私に「来い」と合図をしている人がいる。
ついに来たか!!
私は荷物を持ってその車に近づくと、
運転手が「Takamatsu?」と言った。
ん?
もう一度聞き直すと、
「ワタシニホンゴアマリハナセナイ。
エイゴハハナセマスカ?」
と聞いて来た。
#素敵な日本人ちゃうんかい !!
何と彼はアメリカ人で、鳴門市内の小中学生の
英語の先生だった。
「No problem . I can speak English」
と答えると、彼は声を上げて喜んでくれた。
結局、徳島から高松まで1時間、
みっちり英会話をしながら漫画喫茶
まで送り届けてくれた。
彼は私を送り届けた後、また1時間かけて
徳島に戻っていった。
彼は素敵な日本人ではなかったが、
超素敵なアメリカ人だった。
今は高松市内にあるインターネットカフェ
でこの投稿を書いている。
全く予定していなかった高松に来ている。
きっと、これも神様の計算通りなのかもしれない。
明日もいいことあるね。
しっかり睡眠とって、明日の夕方までにリリアン
〔高知にある美和さんのゲストハウス〕に行きます。
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