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「治安の良くないナイロビで路上靴磨き」
靴磨き世界一周アフリカ編101日目
ナイロビで路上靴磨きしたいなぁと
思いながら街を歩いていたら、焼いたコーン
を路上で売ってるおばちゃんが話しかけて来た。
「へーい」
一度はコーンの営業だと思ったので
通り過ぎようとしたが、
「なんだその服は!?」
と私の服装〔羽織〕を気にしていたようで、
私は振り返っておばちゃんに説明をした。
「なんだ、靴磨きやりたいんか?
じゃあ私の横でやりな!」
と言ってくれた。
これは熱い展開だ。
治安は良いとは言えないナイロビで路上靴磨き
を1人でするのはちょっと危ない。
いや、普通に危ない。
でも、おばちゃんが隣にいてくれたら心強い。
それにおばちゃんはコーンを買いに来た人に
靴磨きの営業をしてくれた。
「いくらだ?」
と通りすがりのケニア人に聞かれたので、
無料でも良かったんだけど、コーンを
食べたかったので
「10シリングです」〔10円〕
と伝えた。
おばちゃんのコーンは50シリングだ〔50円程〕
一足磨いたら次から次へと靴磨きをお願い
してくれて、中には50シリングを一撃で
払ってくれる人もいた。
途中私の靴磨きの盛り上がりを見て、
全く焦点のあってない男が
「俺にもその靴磨きでもらった金恵んでくれよ」
としつこく言ってきた。
タバコも吸っとるし、おそらく、いや、
絶対薬物やっとるし、お金渡してもろくな
物に使われないので却下。
いつもなら早歩きをして巻くんだけど、
なんせ路上靴磨き中だからこの場を離れる
わけにはいかない。
どうしたもんかと思っていたら、
靴磨きをさせてもらった人達がその男
を撃退してくれた。
まるできび団子を与えた桃太郎のように、
靴磨きをした人達がどんどん仲間になっていく。
10足ほど靴磨きをさせてもらい、
合計200シリング〔200円程〕いただいた。
思ったよりもらえたぞ。
#時給100円の男
靴磨きでいただいたお金でコーンを食べた。
むちゃくちゃ甘い!
このアフリカ旅でかなりコーンを食べて
きたけど、おばちゃんのコーンは1番
と言って良いほど甘くて美味しい。
今日1日でケニア人の友達はいっぱいできた。
何よりコーンのおばちゃんがかなり
応援してくれて、心強い。
アフリカに来てから場所を固定して
数日間路上靴磨きをすることが稀だったので、
今週はずっと同じ場所で路上靴磨きしようと思う。
↓路上靴磨きの様子を1分でまとめました