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「何もないけど何かある」

靴磨き世界一周アジア編207日目

何も、、、なかった。


昨日、ラオスの首都ビエンチャンを1日歩き回った
後に口から出た言葉。
#ゾロの言い方をイメージしてください
#何もながった


さすがは世界一何もない首都と言われているビエンチャン。


しかし、大きな収穫もあった。


唯一観光客がチラホラいたパトゥーサイという場所
には10店舗ほど路店があり、そこには大きなカメラを
抱えた男性と後ろにはディレクターらしき男がいた。


「ラオスのTV局だ!!」と野次馬根性が働き
カメラマンの男性に話しかけにいった。


しかし本当に興味があったのは、そのカメラマンではなく後ろで腕組みをしていたディレクターである。


なぜなら彼はこの日見たラオス人の中で
唯一革靴を履いていたのである。


ここで靴磨きできなかったらもうラオスでは
靴磨きできないような気がする。笑


必死のジェスチャーと、靴磨きの写真と、
旅の写真を見せて「靴磨き世界一周中で、
ラオスでも靴を磨きたいんだ」という意志を伝えた。


そのカメラマンは理解をしてくれ、ディレクター
に靴磨きの説明をしてくれ、パトゥーサイのど真ん中
で靴を磨かせてもらうことになった。


最初はむっちゃ変な外人に絡まれたみたいな顔
していたけど、靴が綺麗になっていく様を見て
ディレクターの表情もほぐれていった。


私は知っている。


"人は綺麗好きだということを"


どこの国でも毎日お風呂に入るし、歯も磨く。
〔たまにイレギュラーな人もいる〕


服も汚れたら洗うし、部屋も定期的に掃除をする。


靴だって綺麗になったら嬉しいのだ。


今あるものを、より綺麗な状態に。


言葉は通じなくても、靴磨きを通して自己表現は
できるし、相手を喜ばせることもできる。


ワンチャンTVに切り抜かれないかなぁという
多少の、いや、多少ではない。


かなりのスケベ心を持ちながら、ラオスで記念すべき
一足目を磨くことができた。


その後も通行人の方が興味を持ってくれて、
その場で2足目の靴を磨くことができた。


あっという間にラオスで2足。


何もない国で、引き続き何かを探していきます。

ラオス靴磨き一足目
ラオス靴磨き二足目

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