「両腕が切断された、画家!?」
全国15ヵ所の報告会で、唯一の九州開催である
熊本は、報告会会場がなかなか決まらなかった。
美玲さんは報告会の場所にこだわりを持って
探してくれており、目星をつけていた場所は
既に予約されていたり、予算に合わなかったりした。
ヨーロッパから帰国してもまだ場所が見つからず、
申込ページは
「熊本県で模索中」
と記載された日が続いついた。
正直、既に申込をしてくれた方もいたので
場所へのこだわりをやわらげ、借りやすい所で
いいんじゃないかなぁと提案しようと思った。
が、美玲さんは最終的にとんでもない
場所で熊本の報告会の場所を決めてきた。
その場所は、
「風の丘阿蘇大野勝彦美術館」
で報告会をすることになった。
ご存じですか、大野勝彦さんという方を!?
とはいえ、大野さんのことを知ったのも昨年の2月、
兄貴のように慕っているバタさん が企画した
イベントに参加したのがきっかけだった。
【大野勝彦さん】
1944年生まれ、熊本の阿蘇で活動する画家
であり、現在も現役で活動されている。
大野さんは45歳の時に農作業中に両腕を機械に
挟まれて、咄嗟に「死ぬか、腕を切断するか」の
選択に後者を選ばれた。
その時、帰ってくるはずじゃなかった息子さん
が帰ってきて、大野さんの状態を見て止血し、
病院へ連れて行かれた。
意識朦朧とする中、
「これまではずっと傲慢な人生を歩んできた。
一度でいいから妻や両親にお礼を言いたい」
と願ったそうだ。
奇跡的に意識を取り戻し、生かされた命は
感謝を表現したいと、詩や絵を描くようになった。
画家でありながら、日本全国で自身の経験や気づき
を講演で回るようになり、2003年に阿蘇に
「風の丘 阿蘇大野勝彦美術館」
を開館 した。
【大野先生と赤塚先生の関係】
そんな大野さんが手がけられたセミナールーム
で靴磨き世界一周ヨーロッパ編の報告会in熊本
をさせていただくことになった。
そして、なんと当日の報告会では大野先生
もお話してくださるということを美玲さん
からお聞きした。
これはとんでもないことだ。
私も昨年2月にバタさんのイベントで
大野美術館を訪れた時に、大野先生のお話を
聞かせていただいて衝撃と感銘を受けた。
大野先生のお話をされた後に、靴磨きトラベラー
の報告会は、、、キツすぎる!!
「靴磨きセット擦られました。」
なんてドヤ顔で言ってみろ。
「だからなんやねん!!
大野先生はな、例え両腕がなくなっても、、、」
と、完全に大野先生のお話に飲まれてしまう。
ちょっとこのまま当日に大野美術館に
行くのはよくないと思い、報告会前に
一度お会いしに行くことにした。
先日、熊本に訪れて大野先生にご挨拶を
させていただいた。
そして、なんとこの日は赤塚先生も
一緒に付き添ってくれることになった。
次の日に大野美術館で赤塚先生が講師を
されてる聖書塾の日で前乗りされる予定だったが、
私が大野先生の所へ行くことを知り、わざわざ
前乗りされる時間を早めてくれたのだ。
赤塚先生と大野先生は30年も前からの
お付き合いで、大親友だ。
バタさんに大野先生をお繋ぎされたのも、
赤塚先生だ。
そんな赤塚先生が一緒に挨拶に来ていた
だけるなんて、本当にありがたいことだ。
まぁ、全てはその可能性も含めて
この日に大野美術館に挨拶行くことを
決めた美玲さんの手腕なのだが。笑
#ぬかりない熊本のおかん
#あなた天才だよ
【大野先生の靴を磨く】
阿蘇にある大野美術館に到着。
館内に入ると、大野先生が優しい笑顔で
迎え入れてくれた。
なんと神々しい。
今年の干支である龍の絵が飾られた部屋に通されて、
大野先生とお話させていただいた。
私は以前大野先生のお話を聞いてたのと、
事前に調べたり、本も読ませていただいてた
ので、今回は私の活動を自己紹介も兼ねて
お話させていただいた。
私の想いとしては、佐原総将という男を知った上で
2月18日の熊本での報告会をさせていただきたい。
本当に私のことを知ってもらうためには、
お話だけでは物足りない。
「大野先生、靴を磨かせてください!」
靴磨きは、靴磨きトラベラーの自己紹介
でもあると思っている。
どういう気持ちで靴磨きに取り組んでるのは、
きっと磨かせていただくのが1番伝わると思うから。
最初は遠慮されていたが、周りの後押しに
大野先生は靴を脱いでくれて、靴磨きを
させていただくことになった。
#赤塚先生と美玲さんの圧に押された
大野先生は、私が靴を磨いてる間、正座
しながら靴磨きを見られていた。
「ありがたくて、椅子に座って見てられないよ」
と言われたが、もしその写真が知らない人に
出回ってしまったら
「大野先生に何をさせてるんだ!」と
思われないが未だにヒヤヒヤしている。
この時も、本当にありがたいお話を聞かせて
いただいたが、その話はまた別の機会に書かせて
いただこうと思う。
#あまりにも濃い1日で文量が溢れてる
「この靴、もうダメかなぁと思ってだけど、
もったいなくて履けないくらい綺麗になった。」
と言ってくれた。
最後に大野先生は義手を外して、腕が切断
された部分と握手させていただいた。
暖かい。
人間の凄みを感じる。
この握手で、どれだけの人に勇気つけて
きたのだろうか。
大野先生と同じ日に、それも大野美術館
のセミナールームでお話させていただけるのは
とても光栄なことです。
【千尋さん】
「風の丘阿蘇大野勝彦美術館」は、
本当にすごい場所で、誰でもかれでも場所を
貸していただけるわけではないんだろうと思う。
実はこの背景には美玲さんの友人である
千尋さんがいたのだ。
千尋さんは大野美術館のスタッフで、美玲さんが
熊本の報告会会場を模索してること、今回の報告会
をボランティアでされてることを知り、千尋さん
が大野先生にお願いしてくれたのだ。
きっと、千尋さんのお願いだからこそ、破格の
会場費と、そして大野先生も登壇していただく
ことを了承していただいたと思っている。
熊本の知人に報告会で大野先生もお話されると
お伝えしたら、とても驚いていた。
「え、大野先生もお話してくれるの!?」
って。
他の人のイベントでお話されるのはとても
珍しいことのようだ。
美玲さん、千尋さん、赤塚先生、大野先生、
皆さまの応援と想いのおかげで、2月18日は
あの大野美術館で靴磨きトラベラーの報告会
をさせていただくことになっています。
本当にありがとうございます。
九州唯一の報告会の開催地である、
九州のど真ん中、熊本阿蘇。
熊本県民だけでなく、九州中の方々に
来てほしいと願っている。
私も最善の準備と全力を出し切って、
大野先生に置いて行かれない生き様を
語りたいと思っています。
2月18日、熊本阿蘇でお会いしましょう。
時間:13時〜16時【受付12時30分】
大人:3,000円
高校生以下無料
別途美術館の入場料で450円必要【お子様も必要です】
↓詳細、申込はこちら