見出し画像

「5つ星ホテルに潜入するホームレスの奴」

靴磨き世界一周アジア編52日目

シドニー へ1ヶ月ぶりに帰ってきた。

まずは「ラリングア」という私が1日だけ
体験入学させてもらった語学学校で働く
トモコさんに挨拶に行った。


私がラリングアに到着した時に、トモコさんは
席を外していたので、彼女のデスクの前で
"卒業生ですよ"みたいな顔をして待機していた。


トモコさんが帰ってきた。


私に気づいたトモコさんの一言目、、、


「なにしてんねん!!」


#500点満点のツッコミ


たった1日しか授業を受けてないのに
引退したOB感を漂わせてデスクの前
に座っているのだ。


"なにしてんねん"が一番の正解だろう。


お昼時にお邪魔したので、トモコさんに久々に
日本食レストランに連れて行ってもらった。



約60日ぶりに食べる唐揚げを頬張りながら、
"クラウンタワーメルボルン都落ち話"で盛り
上がっていた。


「明日何してんの?学校のイベントで5つ星
ホテルのシェラトンのツアー&会社説明会に
行くけど、良かったら来る?」と言われた。


ホームレス界きっての五つ星ホテルキラーの
私はすぐに「行きます!!」と返事をした。


ともこさん



次の日、ラリングアの在校生と卒業生の中に
部外者の私も混ぜてもらい、シェラトンホテル
のツアーに行った。


一般のお客さんでも入ることのできない
ラウンジや、エグゼクティブルームなどに
入れてもらい、他の生徒達は大騒ぎをしていた。


私はどうだったかというと、
「お、おれ、こんな所泊まったことあるしな」
と小学生がキムチ食べたことを自慢するくらい
の謎マウント発言をしていた。


エグゼクティブルームの中を見ている時に、
「こ、この冷蔵庫の飲み物タダやないで」と
隣にいた韓国人に話したら「当たり前やろ」
みたいな顔していなされた。

#キムチがあったら顔面に投げてた


その後は会社説明会を聞いた。


そこで面白いなぁと思ったのが、
面接時に必ず聞く質問。


「あなたがこれまでしてきたサービスの中で、
ホスピタリティの高く、相手に喜ばれたことは
何ですか?」


ハートを抉るような質問。


自分だったらどうやって答えるだろう。


自分の記憶の引き出しを探して、その中から一つ
取り出して綺麗にコーティングして答えようと
してる自分に気づいた。


靴磨きの時、意外とシンプルな質問しか
していなかったなぁと思う。


仕事や、出身地や、これから何をしたいのかなど。


「その仕事を通じての喜び」とか
「出身地と今いる国との違い」など、
その人が記憶の引き出しを探し回るような
質問もしていこうと思った。


より目の前の人の経験談や学びを引き出す
ことができると思う。


目の前の人は全員の人生の教科書であって、
自分が開くページによって時にとんでもない
お宝を探り当てることができる。


"鋭い質問"こそお宝を掘り出すための
キーだと思う。


普段なら得られない経験を体験させて
くれたトモコさんには感謝です。


次はシェラトンか!


と思ったけど、それをしてるとカンボジア
あたりで野垂れ死にそうなので、やめておきます。


ラリングアって本当に良い語学学校だなぁ
て改めて思った。


英語を教えるだけじゃなくて、
社会見学に行って生徒達の可能性を
広げる場を設けている。


もしオーストラリア留学を検討されてる方
いれば、ぜひ「ラリングア」も候補の一つに
追加してください。


#1日しか体験してないのにやたらOB感出すホームレス

いいなと思ったら応援しよう!