見出し画像

「胡散臭いおじさんに絡まれた」

靴磨き世界一周アジア編189日目

1人で行動している時、1日1食しか食べない。


だいたい夕方に食べる。


お腹はいつもぺこぺこだ。


こんな時に食べるご飯は、、、


絶対に失敗したくない!!


絶対に美味しいご飯を食べたいのだ。
#ちなみに美味しいのハードルは日本一低い
#だいたいのご飯は美味しいと言う


慎重に選ぶ。


フライドライスか?


揚げ物か?


いやぁやっぱり麺かなぁ。


自分の心に「今何が食べたいのか」耳を傾ける。


昨日も屋台が並ぶ通りで慎重にこの日のご飯を選んでいると、


「ここの麺は美味いぞ!」とヘルメットを被った
おじさんが話しかけてきた。


そのおじさんの見た目は、胡散臭かった。


「トゥック、トゥック!!」と言ってぼったくって
きそうなトゥクトゥクドライバーみたいな見た目だ。


このおじさんの言うことを信用していいのか。


ハズレのご飯は食べたくない。


でも確かにこの麺は美味そうだ。


私はこの屋台でカンボジアンヌードルを食べることにした。


麺を茹でて、ビーフベースのスープに入れる。


日本のように味噌も醤油も豚骨も選べるわけではない。


ビーフ一択!!


どんなもんやと思いながらスープを飲んでみると、、、


美味い!!


コッテリしすぎてもなく、ちょうどいい味加減。


麺もコシがあって美味い。


今日は当たりのご飯を食べれた。


幸せに浸っていると、「バンッ!!」と
胡散臭いおじさんがテーブルに手を置いた。


なんだ!?
  

まさかこの屋台を紹介した仲介料を払えって言うのか!?


とうとう胡散臭さを現したのか!!
#胡散臭さとは


手をどけたその下には、5000リエルが置かれていた。


おじさんは私に向かってグーサインをして、
バイクで去っていった。



胡散臭いおじさんとか言ってごめん。


あのおじさんは、粋なおじさんだった。


お店の人とか他のお客さんもその一連の流れ
を見ていてお店には幸せの空気が流れた。


カンボジア、好きだなぁ。

粋なおじさん

いいなと思ったら応援しよう!