「運は動けばよくなるのか。」
愛知県、高知県の報告会がおかげさまで
大盛況に終わった。
そこには房子さんと美和さんはじめ、
協力してくれた方々の想いと行動のおかげです。
それぞれの報告会に、それぞれの物語がある。
今日は山口編の話をさせてください。
「高知県が報告会3週間前の時点で申込者3人。
でも、そうは言っても、あの強烈なおかんズ
がいたんでしょ〔スタッフで〕。
山口が、今の時点で申込者2人なんです。」
そんな話をしていたのは2月12日〔月・祝〕に
山口県徳山市で報告会を主催していただく圭子さん。
「このままでは、ジョイフルでドリンクバーを
頼んでテーブルの上でパソコンを広げて報告会
した方がいいじゃないか！」
と言ったとか言ってないとか。
#多分それは言ってない
#圭子さんがそんなこと言うはずない
この大オンライン時代にもメッセージのやり取り
やzoomだけでは伝わらない思いもある。
昨日高知から山口県徳山市に移動して、
山口県の報告会の主催者の圭子さんと智美さん、
報告会に関わってくれる靴磨き仲間のみつくん
と4人で夕食を食べた。
ただ、私は報告会に対する思いしか話せなくて、
具体的にどうやってその報告会に山口に住む人達
に来てもらえるのか、方法やアイデアはなかった。
もう、このままだとジョイフルかココスの
テーブルで報告会をするしかないと覚悟していた
時に、救いの手が現れた。
「ちょっといろいろと質問してもいいかな？」
と話に入ってきたのは私達が昨日夕食を
食べていたお店「ほっこりカフェ」の店主
平井さんだ。
圭子さんがこの日このお店を選んだ理由は、
山口での報告会の後、懇親会で貸切で使わせて
いただくことになっており、平井さんのお店に
報告会のチラシを置いてもらっていたからだ。
圭子さんはチラシを置いてもらうためにこのお店
に足を運んだ時に、平井さんは只者じゃない雰囲気
を感じていたそうだ。
親身になって私のことを聞いてくれたり、
報告会にどうしたら参加してくれる人が
増えるか相談に乗っててくれたそうだ。
私はこれまでの旅の話や靴磨きトラベラー
になった経緯、そしてどんな人に来てほしい
のかを平井さんに熱くお話をした。
一連の話を聞くと、
「今日はどこに泊まるの?」
と平井さんは質問してきた。
総将
「この駅の裏にあるビジネスホテルに泊まります。」
平井さん
「明日の朝7時半に徳山駅に来れる?」
総将
「はい、行けます。」
平井さん
「明日の朝に徳山駅で月に1度の清掃活動があるんだ。
そこには徳山市内の経営者や団体が結構来て、
そこでチラシを配らせてもらえるか責任者に
聞いてみるよ。」
総将
「本当ですか！？」
平井さんがその清楚活動の責任者の方に電話
をして、チラシを配っても良いという許可が出た。
なんなんだこの人は！？
話を聞くと、28歳までは教員をされてて、
教員をやめてからは全国47都道府県で
福祉施設を作ったり、別の事業をされたり
されており、普通の定食屋さんの店主じゃないぞ！
これは大きなチャンスだ！
でも、部外者の私が地元の大切なイベントに
出て、宣伝をして嫌がられないだろうか。
そんな不安もあった。
次の日の朝、徳山駅に向かうと100人くらい
の方々が清楚活動に参加されていた。
ほとんどは地元の人たちの中、見慣れない
変な法被を着た奴が混ざっている。
完全に浮いている。
平井さんは炊き出しのスープを持って
私の少し後に到着した。
平井さんに「チラシ貸して」と言われて
受け渡すと、平井さんの元に挨拶しに来られた
方や知り合いの方々、もはや初めましての方
にもチラシを丁寧に一人一人説明しながら
配っていってくれた。
「こういう話を子ども達に聞いてほしいです。
2月12日良ければお子さんと一緒に来てください」
と頭を下げて回ってくれた。
そしてその場で靴磨きも5足くらいさせてもらい、
靴磨きの間に自分の思いをお話させてもらった。
「日程を調整してみるよ。」
と言ってくれる方もいて、平井さんのおかげで
徳山市の方々にたくさん私のことを知ってもら
える機会を得た。
平井さんありがとうございました。
「運は動くから運ばれる」
なんて、大昔から言われているけど
本当なのかもしれない。
圭子さんが選んだお店が平井さんのお店だったこと。
平井さんが圭子さんの思いに賛同してくれたこと。
たまたま私が平井さんと会って話した次の日が
月に1回の徳山駅周辺の清楚活動日だったこと。
いろんな動きが重なって、今日の運がある。
私は、とにかく動き続けようと思う。
相手のリアクションはコントロールできないけど、
自分のアクションはコントロールできると思ってる。
報告会に来てくれるかどうかはいろんな
事情もあるし、他にも面白いエンタメも
いっぱいある。
でも、2月12日に「徳山市で報告会するんです！」
という種を蒔くというアクションはコントロール
できることだと思う。
「私は靴磨きを売ってるんじゃない。
靴磨きを通して得た物語を売ってるんだ。」
靴磨きトラベラーの物語は、
Netflixにある高予算と実績のある人達が集まって
作ったカッコいいエンタメじゃなくて、
低予算で実績のない、全国で関わってくれた
人達の応援だけでできた、泥臭いエンタメ。
でも、そんな物語の方が、意外と親近感が
あって、与えられる未来の種は多いと私は
願って報告会をさせてもらってます。
2月12日〔月・祝〕はとってもオシャレで
レトロな映画館で、ヨーロッパ編報告in山口
を開催させていただきます。
来てくれたらとってもうれしいです。
