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「路上靴磨きのお金の話」

靴磨き世界一周アジア編27日目

何事も"辻褄"が合うようになっている。

何かを目指して必要な努力を費やしたら
その分の成果は出るだろう。


もしその時になっても成果が現れなくても、
時間が経ってから、成果がでることもあるし、
次の世代に移り変わってから得られることもある。


逆もまた然り。


大した努力もしていないのに成果が現れ
すきだときは、後々痛い目にあったりする。


私は自分が"やった分"しか返ってこないと
思っているし、"やった分"は必ず返ってくる
とも思っている。


何事も"辻褄"が合うようになっている。


とまぁ何かの本で読んだり、誰か偉い坊さんから
聞いた話だと思うんだが、私はこれを信じている。
#情報元を覚えておけ


メルボルン2日目の靴磨きの結果は、
6足磨いて88ドルだった。


私は看板に「2ドル〜100ドル〔お気持ち代〕
と書いているので、中には2ドルしかいただけ
ないこともある。


昨日は6人磨いた中で2人が2ドルだった。


いいんだよ。


何もその人は悪くない。


でも、本当の本当の本当の心の中では
思っているよ。


「2ドルかよっ!!!」て。


自分の靴磨きが1足200円の価値かと言われると、
そんなことはないと思う。


もう少しあってもいいんじゃないかと。


でも面白いのが"お気持ち代"システム。


逆に100ドルをいただくこともある。


じゃあ聞くが、自分の靴磨きの1足1万円の価値が
あるかと言われれば、正直それもないと思う。


もう2年くらいお気持ち代システムで
やっていて分かることは必ず"辻褄"が合うこと。


メルボルンの場合は少し異質だ。


メルボルンでは昨日までの靴磨き14足
磨いて、「靴磨き」だけの合計は80ドルくらい。



平均1足6ドルくらいで磨いている。
#ちなみにシドニーでは1足20ドルが平均だった


しかし靴磨き以外にも通りすがりの人が
チップをくれたり、情けでお金をいただいたりと、
2日間で194ドルいただいている。
#ちなみにシドニーでは通りすがりの人からチップをいただくのは稀だった


だから目先のお金が2ドルだったとしても、
1セントだったとしても、タダで磨いてほしいと
言われたとしても、100ドルいただく時と同じ気持ち
で手を抜かず、"一磨入魂"で目の前の靴を磨く。


"やった分"は必ず返ってくると思う。


実はメルボルンで靴磨きをした時に、通りすがり
の人から投げ銭をいただくことに、少し躊躇した。


「何もしてへんのに受け取ってええんかなぁ」と。


でも今は、ありがたく受け取るようにしている。


その後に「2ドルで磨いてよ」て言われる方にも
気持ち良く一磨入魂できるように。


こういう考え方をベースにしていたら、
10セントで靴を磨いた時に「あ、今ポイント
貯まったな」て思うことができる。


お金は数値化できて分かりやすいけど、
本当はお金だけじゃなくて"得"とか"運"
とかも辻褄が合うものだと思っている。


今自分が与えた量よりもいただいてる量の方
が多いなぁと思っている。


そういう意味では人生でかなり借金している。
#俺に関わった人ら与えすぎやで


クラウンタワーメルボルンへの道。


2日間の靴磨きで194ドル。


後606ドルだ。


地道にがんばります。


私の靴から見たフランダーズストリート駅


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