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「正解はない。」

靴磨き世界一周アジア編235日目

今日はゲストハウスで仲良くなったドイツ人と
スウェーデン人とインド人ガイドの4人でアグラ
の街を観光した。


トゥクトゥクという日本で言うところのタクシー
に乗って信号待ちをしていた時に、

6歳くらいのインド人の女の子と3歳くらいの
インド人の男の子が「Money」と言いながら
手を出してきた。


かなり大きな交差点にこんな小さい子どもが
裸足で物乞いしにきている。


身なりも汚く、本当にお金に困ってると感じた。


私がポケットに入ってる小銭を渡そうとすると、
インド人のガイドが「やらなくていい」と私に言って
2人を追い払った。


その子達は憎しみにも満ちた顔でそのインド人
ガイドを睨みつけた。


そして次のトゥクトゥクに行って同じように「Money」と言いながら乗客に向かってお金を求めていた。


私はガイドに聞いた。
「あの子達はホームレスなのか?」


ガイド
「違う。あの子達には親もいるし家もある。

インドには本当に困っている子ども達もいるけど、
少なくともアグラにはいない。  

あぁやって観光客からイージーマネーを稼いでるんだ」
と言った。



インドに限らずだけど、こうして物乞いしてくる
子ども達は私が訪れたアジアの国々ではよくあることだ。


この時の判断は難しいね。


本当に本当に困ってる人もいると思う。


別に100ルピー〔170円〕くらいあげても
私の生活が大きく変わるわけではないけど、
なんか、なんていうのか分からないけど、
私の中では"ハッピーマネー"ではないのは分かる。


少なくとも、今日私がお金をせがまれた子ども達は、
外国人をナメていた。〔私にはそう見えた〕


「どーせこうすればくれるんでしょ」って。


私は一度与えようとしたんだけど。


でもガイドが「やらなくていい」と言った時に、
私は見たくない子ども達の素顔を見てしまった。


なんか、怖い顔だったな。


この経験を積み重ねた子ども達が大人になると、
どんな大人になるんだろうか。


正解はない。


その場で与えて、知らなければ「良いことした」
っていい気分にはなっていたんだろうと思うし、
そういう意味では対価交換にはなってるのかもしれない。


この表現が正しいのかは分からないけど
"可哀想"というのはお金に変えることができる。


事実、私は小銭を渡しかけたし、これまでも
"可哀想"だと思って渡したことはある。



あの子達がああやって稼いだお金を積み重ねて
学校を出て、いずれ人を喜ばせてお金を稼ぐかも
しれないし。


正解はない。


なぜなら私が逆の立場なら、あの子達がしていた
ことをしないとは言い切れないから。


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「靴磨き世界一周アジア編報告会」
1月22日(日)愛知県半田市
2月5日(日)高知県
2月18日(土)愛媛県
2月23日(木)福島県
2月26日(日)宮城県石巻市
3月4日(土)東京都 
3月11日(土)北海道札幌市
3月21日(火)岡山県
3月24日(金)青森県
4月8日(土)大阪府茨木市
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