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「最高記録更新"11足"」
靴磨き世界一周アジア編29日目
通りすがりのホームレスに「ブラザー」と言われ
認定ホームレスになった総将です。
#ホームレスの認定書にスナック菓子をいただく
メルボルン路上靴磨き4日目
開始早々「靴磨きお願いできますか?」と
日本語で話しかけられた。
「もしかして松浦さんの弟さんですか?」
と尋ねると、そうだった。
「メルボルンに行くなら弟がそこに住んでるから
連絡しておくよ」と日本一周中にも何度もお世話に
なった東京の松浦の兄貴が繋いでくれた。
弟の知孝さんの靴が、世界一周1ヵ国目の台湾と
2ヵ国目のオーストラリア合わせて100足目。
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世界中で1000足磨くことを一つの目標に
しているので、1/10を達成することができた。
この日は14時からスタートして20時で
終わる予定だった。
初日が8足磨いていたから今日は時間も長いし
10足を磨きたいなぁと思っていた。
その後3、4足目と立て続けに磨くことが
できて、時間的にも余裕があり10足の可能性
見えてきた。
そして日も暮れた頃、べっぴんなインド人
の女性が話しかけてきた。
べっぴんインド人女性
「何してるの?」
総将
「靴磨きトラベラーしてるねん」
べっぴんインド人女性
「お客さんは来るの?」
総将
「ボチボチでんなぁ」
べっぴんインド人女性
「晩御飯食べたん?」
総将
「え、ま、まだやけど、、、」
このべっぴんインド人女性もしかして
俺に気があるんちゃうかと思い出してきた。
男を魅了する甘い香水の匂いがする。
まぁご飯くらい別に行ったってもええけど
なぁと思っていた。
#認定ホームレスのくせに道明寺目線な男
べっぴんインド人女性
「このスニーカーも磨けるのかしら?」
総将
「アタボウよ」
私はその後べっぴんインド人女性の靴を磨きながら
インドのことや、なぜオーストラリアに来たのかなど
を聞いていた。
むっちゃええ感じやん!
もう誘おう。
これはご飯誘おう。
これは運命的な出会いや。
もうこのままインドに飛び立つわ。
「この後食事でも良かったらどう?」と誘おうと
したその時!!
「Sorry,kept waiting〔お待たせ〕」
と言って長身のインド人男性が来た。
、、、
"彼氏持ちかい!!"
#ベタすぎる展開
#やり方が梨泰院クラス
私は思いっきり顔面を引き攣りながら、
彼女の白のスニーカーについた汚れを取った。
べっぴんインド人女性はお代を払うと、
「ちょっと待ってて」と言って彼氏と私を
置き去りにしてどこかへ走っていった。
気まずっ!!
お互い当たり障りのない会話をして、
待つこと5分。
べっぴんインド人女性は手にコーヒーと
パン2つを買ってきて「これどうぞ」と言って
プレゼントしてくれた。
そのコーヒーはほろ苦い味と記憶として
私の中に残り続けるだろう。
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時刻も19時半を回り、最初は好スタートだった
ものの、まだ5足しか磨いてなかった。
今日の目標10足はまたダメに終わるのかと
思っていると、サンダルを履いたおじさんが
ずっと私の手書きの看板を見ていた。
サンダルかぁ。
興味持ってくれてるんだろうけど、
サンダルだしなぁ〜。
でも話しかけてみるか。
総将
「今靴磨きしながら世界一周してるんです。」
サンダルおじさん
「日本の靴磨き職人なのかい?」
総将
「そうです。」
サンダルおじさん
「うちに靴10足くらいあって、それ磨いてほしいわ」
総将
「マジっすか。全然いきますよ。」
サンダルおじさん
「今から来れる?」
総将
「いけます」
#高校球児並みの声を張っていきますと言った
なんと最後の最後にサンダルおじさん改め
ショーンというメルボルンで事業をされてる方の
家に出張靴磨きをさせてもらうことになった。
フランダーズストリート駅から15分ほど
歩いた先のマンションに一人で住んでおり、
6足の革靴を磨かせてもらった。
晩御飯もご馳走になったうえに明日の朝ごはんに
フルーツや缶詰、春巻きなどをお土産に持たせてくれた。
ショーン
「いつまでメルボルンにいるんだ?」
総将
「クラウンタワーメルボルンに
泊まったらシドニー に行くよ」
ショーン
「バカだなぁ。でも俺はそんなバカ嫌いじゃない」
と言って50ドル渡してくれた。
ショーンに磨かせてもらった6足を足して、
1日の最高記録11足磨かせてもらった。
この日の稼ぎは93ドル。
4日間の合計317ドル。
クラウンタワーメルボルンまで残り483ドル
明日もこの調子でいくぞ!!
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