「最後のお願い」
靴磨き世界一周アジア編260日目
昨夜、シンガポールからハノイに強制送還された。
飛行機の1番後ろに座らされ、スマホも触れず、
本も読めず、ただボーとしていた。
なんで日本に帰るためにシンガポールに
行ったのに、日本から遠いベトナムに飛ば
されてるのだ。
この飛行機代誰持ちやねん!!
#もし航空会社待ちやったらなんかごめん
この先どうなるのか。
ハノイでまた留置所みたいな場所に
ぶち込まれて、薄暗い部屋で過ごすのか。
ちなみにシンガポールの留置所で配給された
お弁当は舌の肥えた中国人の口には合わなかった
ようだが、インドのカレー味に飽きていた私に
とってはご馳走すぎた。
#美味しいのストライクゾーン広すぎる男
#世界を股にかける馬鹿舌
ハノイに到着してスマホを開けると
「あれ、俺M1のチャンピオンになったの?」
と思ってしまうほどのメッセージが来ていた。
私はシンガポールの留置所から出される
寸前に「ハノイからの航空券を買うために
オンライン報告会します」という投稿をしていた。
金額は「投げ銭」
まだ一言も話してないのに、たくさんの方々
から「投げ銭したよ」というメッセージと
投稿のシェアがされていた。
私は一度どん底に落ちた。
数日前に最後のお金を振り絞って購入した
シンガポールから関空行きのチケットが使用
できなくなったのだ。
これまでは日本からどんどん離れるための
チケットをポチッていたのに、1月10日の
「シンガポール→関空行き」のチケットをポチる
時は叫びたくなるほど嬉しかったのだ。
あの希望のチケットが、ただの紙切れになった。
私の希望が、、、
日本に帰るためには「ハノイ→関空行き」の
チケットをまた買わなければならない。
その帰りのチケットを買うための
手段が「オンライン報告会」
しかし開催する前には既にチケットを
帰るだけの投げ銭をいただいた。
振り込みの名前を見ると、私が知らない方の
名前もあった。
投稿をシェアしてくれた方の知人が
見知らぬ私に手を差し伸べてくれた。
改めて、自分が夢に挑戦できるのも、
応援してくれる人がいるからだ。
何をへこたれてるんだ。
カンボジアの孤児院でお母さんをしてる
美和さんが子ども達に言ってること。
「日本から支援してくれた人はあなた達に
お金を返してほしいわけじゃない。
ただあなた達が成長して返すしかないんだよ」
私も同じだよ。
誰も不貞腐れてる姿なんて見たいわけじゃない。
愚痴を聞きたいわけじゃない。
世界で何を経験して、その時に私が何を思って
どうしたのかを伝えること。
挑戦する姿勢を見せること。
今私ができる恩返しはそれしかできない。
本当に応援していただいた方々、
そしていつも見守っていただいてる方々、
ありがとうございます。
靴磨き世界一周アジア編も後2日で終わります。
でも、自分が経験して終わりではなく、
物語を伝えるまでが私の役割です。
日本時間の21時。
ゴールデンタイムですよ。
でも、絶対面白い話するので、聞きに来てください。
↓こちらがオンライン報告会のアーカイブです