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「ニューノーマルの観光産業をデザインする」8週間プログラムに参加しますin沖縄

10月に沖縄に来てから早3か月、気づけば1月中旬となり、沖縄生活も折り返し。やることMAXだった12月を無事乗り越え、年越しはゆっくり過ごしておりました。

大学生活も残すところあと2か月半ということで、卒業前まで期間でGlobal Shapers Communityの沖縄HUBが運営するこちらのプログラムに参加することになりました。

その名も、『RE-SHAPE OKINAWA CAMP』

ニューノーマルの観光産業をデザインする

をテーマに、withコロナ・afterコロナ時代の沖縄の観光について考えていく8週間のプログラムです。僕がこのプログラムに参加しようと思ったきっけかはまた後日書かせていただくとして、今日は第1回目の内容を記憶が新しいうちにアウトプットしていこうと思います。


タイムスケジュール

1/16(土)@沖縄県立図書館

11:00-12:30 Kickoff/Onboarding

12:30-13:15 Lunch

14:45-15:00 Business Skill Session

15:00-17:00 Lecture and dialogue session

17:00-18:00 Reflection and Session Output


本日の内容

On-boarding

まずは冒頭にGlobal Shapers Community(GSC) Okinawa HUB代表の辻さんから、

・GSCとはどんなコミュニティーなのか

・年6か所、各大陸で行われる世界中のShaperが集まる「SHAPE」カンファレンスにについて

・GSCの国内での取り組み(福島原発へのフィールドワークetc)

についてのお話を聞き、運営団体の理解を深めました。ぜひ熱意のある人は一緒にコミュニティーを作っていきましょうというお声がけも。2022年で沖縄の本土返還50周年のメモリアルイヤーということで、それに合わせてカンファレンスを開催したいという構想についても触れました。

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GSC Okinawa 代表の辻さん。大学時代は米・台湾で過ごし、新卒ソフトバンク→米・スタートアップ+再エネ事業にも関りながら、OSC Okinawaコミュニティーを立ち上げたお方。

Business Skill Session

セッションの一つ目は、(まさかの?)ビジネススキルセッション。ニューノーマルの観光産業を考えためには、基礎的なビジネススキルが必要ということで、キャパシティー・ビルディングの時間に。外資コンサルで働ていたGSC OkinawaのFounderの下地さんから「目標設定」と「リサーチスキル」についての講義を受けました。

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GSC Okinawa Founderの一人の下地さん。米・シンクタンク、PwCを経て現在は、沖縄科学技術大学院大学(OIST)の学長室に所属し、最年少管理職として県内外の民間企業・地域連携に従事中。

基調講演

初日のメインコンテンツは、沖縄の観光産業の第一人者として活躍してきたお二人からの基礎講演とパネルディスカッション。沖縄の観光産業のOverviewを伺いました。

下地 芳郎さん(沖縄観光コンベンションビューロー会長、元琉球大学観光産業科学部学部長)

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東 良和さん(沖縄ツーリスト株式会社 代表取締役会長)

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お二人のお話をメモ程度にまとめると・・・

・1972年の本土復帰以来、観光産業は右肩上がり。2003年の小泉政権の観光立国宣言もあり、順調に成長してきた。

・観光客増加による影響として・・・

メリット
→経済効果、社会効果、異文化理解、環境保全、インフラ整備
デメリット
→物価上昇、交通渋滞、騒音、生活へ絵の影響、環境破壊、資源不足

・沖縄の1日あたりの観光客と県民の人数比率=1:7

・1日平均では、観光客は県民の9倍消費活動をしている(1人当たり1日に使うお金は観光客は20,000円に対して、県民は2,300円)

・観光客が増える→沖縄の経済が潤う→沖縄で働く人の生活もよくなる。と信じてやってきたけど、2018年あたりから全然豊かになっていないよねという県民の声が上がってきた。その一つに指標に沖縄の地域経済循環率が低いことがある。1兆円を超えるお金が県外に流れてしまっている。

パネルディスカッション+質疑応答

質疑応答では、参加者からたくさんの質問があがり、時間が足りなかったです!質問は以下こんな感じ

「県内観光の需要方向性は?」

「沖縄の良さ・価値とは?」

「地域経済循環率を上げるためには?」

「観光と環境を両立したモデルをつくるには?」

「沖縄のオーバーツーリズムの現状は?」

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セッションの内容をShaperのまりんさん(@_okinawaa)がグラフィックレコーディングにまとめてくださったので、内容はこちらを参照!

特に印象に残っている話として、100年間変わらない普遍的な課題として「平準化」があげられいました。

サービス産業全体において、混雑の時間・場所・季節をどうならしていくか。観光産業の繁忙期で稼いだ資金を、閑散期で食いつぶすモデルの脆弱さは、コロナで顕著になったという話もありました。

本日の学び+疑問

以上の一日を踏まえて、僕が感じたこと(ほとんど疑問になりましたが汗)

・沖縄の観光産業の潤いが、現地の人々の生活の豊かさにつながっていない現状は日本全国と比べて沖縄特有なものなのか。観光地のホテル(不動産)は県外資本、外国資本が多いのは世界各国共通なので、観光産業自体が地域経済循環率が低いモデルになってしまうのか。

・沖縄にお金が落ちるようにするうえで「地産地消」がキーワードだが、現状できていないのはなぜか。沖縄に魅力的な素材がないのか、素材の良さをホテル・レストラン側が気づいていないのか、観光客がそれを持とめていないのか。

・観光客が増えるほど環境に悪影響を与えるモデルではなく、観光と環境の好循環をもたらすモデルをつくれるのか。観光と環境は相反するものではなく、両立しうるものだという話はあったが、具体的にそのモデルはどういうものになるのか。事例はあるのか。(サステナブルツーリズムもバスワードですが、それを超えるお互いの好循環を模索したい)

・「孫の世代まで観光産業は続いているだろう」という話があったが、このままいくと気候変動の影響で沖縄の海洋資源は消滅の危機にあり、その未来は来ないのでは?

・観光客の「量より質」を追求していく方向性になった時に、何を基準に制限を設けるのか。先着順?金額?年齢?観光客を受け入れる側は、どんな観光客にきてほしいのか選ぶ権利はあるのか?


と、ここまでいきおいで書いてしまいましたが、プログラム初日のまとめはこんな感じです!これから毎週土曜は、こちらのプログラムに参加するので、毎週のアウトプットをnoteに書き留めていきます。

3月21日のファイナルプレゼンまで、がんばります!

(これが終わったら沖縄滞在+大学生活終了だ...)

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【写真】オンライン・オフライン計16人と運営メンバーのみなさまと(筆者:写真右下)

ここまで長文を読んでいただき、ありがとうございました!

最後に、本日のプログラムの内容がすでに沖縄のテレビで放送されました。はやい...笑

ウェブでも公開されています👇

来週は、「伝統・文化の継承」のセッション。

来週も楽しみです!


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