新NISAの目的は日本の国力の弱体化！？
私達日本人は働き始めたと同時に年金を国から搾取されます。
ただ年金のシステムがアホすぎて破綻は確実だと思われます。
超高齢化社会で労働人口と年金受給者の数が合わなくなると、当然現役世代が負担できる額を大きくオーバーします。
そこで政府が出してきた解決策が「新NISA」
簡単に説明すると、この制度を使って投資したら1,800万円までは税金かからずに投資できますよって感じです。
つまり1,800万円投資した元本が20年後4,000万円になってても利益分には税金がかからず丸々あなたの資産になりますよという事。
これは素晴らしい制度ですね！
日本政府万歳！！
政府やTVが一気に宣伝を始めて莫大な金額が新NISAの制度を使って海外の企業に投資されております。
投資銘柄の人気の上位3つまでは「オールカントリー」「S&P500」「FANG+インデックス」つまりは日本企業の株ではありません。
オールカントリーには5％程度日本企業も入っているみたいですが半分以上はアメリカの企業になります。
簡単に説明すると、日本円でアメリカの企業にお金を渡してる訳です。
この制度は「投資」なので勿論「損」をする事もあります。
過去にリーマンブラザーズが倒産するなんて事誰も想像してませんでした。
さらに新NISAだと元本保証もなく、損失が出ても相殺ができないといった、儲かったら非課税だけど損失が出たら悲惨という設計です。
アメリカとしては、何にもしないでも日本人がガンガン自国の企業に投資してくれるので、アメリカ国内で流通するお金が増えて、ありがたいシステムだと思います。
ただ、日本の政府が国民の事を考えてこの制度を作ったと思いますか？
私はそれだけは絶対にないと言い切れます。
この国の政治家には誰一人として日本や日本人を大切に思っている人間はいませんから。
ではなぜ1,800万円もの投資に対して「非課税」という制度をスタートさせたのか？
その目的は「日本人のお金を自由に使わせない為」です。
長期投資は長い目で見て、数十年後に資産が増える事を目的としているので、少々株価の上下があったとしても「やめる」なんて選択をする人は少ないと思います。
つまり毎月一定額を数十年自由の利かないお金にしているという事になります。
それがどうしたの？と思われるかもしれませんが、この国の政治家はやりますよ。嘘つく事に罪悪感なんてないので酷い事をやります。
数十年後、必ず新NISAの設計を変更してきます。
その前哨戦といいますか、国民がどのくらいまで我慢できるかの実験もしっかりやります。
もう気づかれたと思いますがその実験が「iDeCo」です。
先日iDeCoの「5年ルール」が「10年ルール」に変更される事が発表されました。
簡単に説明すると、一時金を受け取ってから5年経過したら非課税だったのが10年経たないと非課税にならないよという変更です。
拘束力を持たない5年間の預金封鎖みたいなもんです。
それでも、そんな変更があっても日本人はせっせと新NISAを利用して積み立てをします。
私が予想する設計の変更は、「非課税は変わらないけど、積み立てを○○年以上しないと非課税になりません。または満期から○○年以上経たないと非課税になりません」といった、非課税の部分は残すんだけど制限を掛けて自由にお金を使わせない「令和の預金封鎖」を仕掛けてくると思っています。
そうするとどうなりますか？
数年我慢すればいいだろうと思う方もいらっしゃると思います。
ただ、定年後の為に必死に積み立てしていたお金があと数年使えない。
そうなるとその数年を生活するお金がない。
こうなると持ってる資産を売って凌ごうという流れになります。
積み立て金が使えるようになれば、また買えばいいさと。
そこで日本の土地や山林を中国が高値で買い付ければどうなります？
日本人が稼いだお金はアメリカに
日本の土地は中国に
そんな事ある訳ないやろ？と思われる方も多いと思いますが、昨今の政府を見ていて、彼らが正直に誠実に日本の事を考えてると思いますか？
先日我が国のトップがアメリカに150兆円の投資を約束してきましたね。
あれはNISAの事で政府ではなく国民のお金を投資しますよという事です。
アメリカからすれば自国に企業にお金が流れるなら、日本政府であろうが日本人の個人資産であろうがどうでもいい話ですよね。
ただ、この流れって私達ひとりひとりがしっかりと現実を見て、何が嘘か本当かを見極めて、自分で自分の未来を作っていくという気概さえ持てば全然回避できる未来です。
新NISAを使って投資してれば老後はバラ色なんて、そんな美味しい話はありません。
あなたが必死で稼いだお金です。
他人任せにせずに、自分で考えて生きたお金として活用する方法を考えてみてください。