プンジャジの教え「覚醒の炎」より。

プンジャジの教え。

「あなたは真剣でなければならない。そしてただ自由だけをもとめなければならない」

もしあなたが真我への強い欲望を抱き、そしてもしそれに達するために懸命に瞑想してきたのなら、あなたは次の生で非常に好ましい環境に誕生するだろう。あなたはあなたの向上にふさわしい環境と子宮を選ぶだろう。自由は一つの生だけで成し遂げられる仕事ではない。だからこそ私は、自由への欲望は非常に稀な環境でなければ起こらないと言うのだ。その欲望は何百万もの転生の結果なのだ。それは無作為にでもなければ、原因もなく気まぐれに心の中に現れるようなものでもない。何百万もの生が、あなたをただの感覚的快楽ではなく、自由への欲望を抱く地点にまで導いたのだ。

わずかな人たちだけがこの欲望を抱く。だがほとんどの場合、それは弱いものだ。彼らは真剣とは言えない。ただその欲望だけに集中するほど純粋でも誠実でもないのだ。

　断固とした決意をし、目的地に向かって障害なく進んできた人でさえ、旅の終わりに近くなってつまづいてしまうことがある。心はいまだそこにある。心を使いつづけようという強い欲望が存在しているのだ。これらの人たちは真我に直面する。だが、心はまだそこにあり、評価し、計画を立てている。彼らは無意識のうちに考える、「私は自分の努力でこれほど遠くまで来た。私をここまで連れてきた同じ心を使って、何が起こっているのかを理解し、次に何をすべきかを決めなければならない」と。これが彼らを挫折させ、目標達成を失敗に終わらす。その同じ心が、なぜ求めていたものが得られないのか理解しようとして落ち着きを失うのだ。この価値評価する心を棄てる去り、何も考えることなしに、無の中に溶け入ることのできる人は非常に稀だ。
　
　あなたは真剣でなければならない。そして只ひたすら自由だけを求めなければならない。もしあなたが「自由になりたい」と考え、それから以前の古い習慣的生活に戻り、１日に30分ほど瞑想すればそれに達することが出来ると考えているなら、それは単なる冗談でしかない。あなたはあるところへ行こうと決めて道を歩く。だが途中で道の脇で行われているダンスショーに目を奪われる。数分の内にあなたは旅の目的を忘れてしまう。これが、「自由になりたい」と宣言する人達のほとんどの状態だ。心は非常に狡猾だ。

あなたが自分自身の真我に出会おうとするとき、心はあなたが何か間違ったことをしていると確信させるだけではなく、あなたを間違った方向に進ませ、精神的な迷宮に迷い込ませる。心はあなたのこのみの神のビジョンを映し出し、あなたを無形の真我から逸らす。心はあなたを欺き、真我から引き離すような何かを創造し顕現させる途方もない力を用いるのだ。

　これが心だ。あなたが見ているものはすべて心だ。すべての顕現、過去、現在、未来、すべての神々、天国や地獄ーすべては心なのだ。何という力を心はもっていることか！

　成功するためには強烈な決意が必要だ。その決意があれば、あなたに正しい道を歩かせ、目的地に向かってまっすぐ進ませる祝福が注がれる。もしあなたが真剣なら、助けは必ず訪れるだろう。

プンジャジの教え「覚醒の炎」より。