Fラン大学と名教授と中国の話
まず、個人的に、Fラン大学という名前は好きではありません。
しかし世間的に、特に受験業界では、定着している概念なので、一応使います。
ここでは、Fラン大学の話をまたちょっとしようかなと思います。
でもその前に、まず中国の大学群の話をしよう
皆さんご存知のように、偏差値の低い大学はFラン大学だと言われる傾向があります。そのスタンダードで言えば、中国の「二本」はFラン大学に相当するものでいいでしょう。
では「二本」はなんだ?まあ、統一試験(高考)の成績により、第一批と第二批志願があり、つまり「四年制大学の中と下」でいいと思います。
その以下に「専科大学」もあります。専科大学は3年制または2年制の大学で、短大か専門みたいなもので、学士学位はありません。
その一本には、また985、211、双一流という概念があり、雑に言うと
はい、ややこしいです!
211でも双一流でもない大学は「双非」と言います。
まとめて
です。
ここまでもう疲れています。
だから言いたいことは
大学のランキング(格)は国が決めて、ここではもう格差ができています。
だから優れた学科がある双非大学でも、985に勝てることはありません。
そしてもう1つの問題は、二本大学は大学院を持たない方が多いです。
大学院を持つのは国の許可が必要で、地方の大学は持ってない方が多いですね。そこで研究力は弱いわけです。
人材(学生、若手研究者)は大学院を持つ双一流大学に行きたがるのですね。
日本はどうですか
私は日本のFラン大学が好きです。小さい大学でも、ほぼ大学院は持っているし、ちゃんと研究者がついています。
麗澤大学って知らない人がほとんどだと思いますが、最近まで井上優先生がいて、やはり知る人は知るぞみたいな感じですね。今は大関先生がいるので、私も入りたいな、と思います。
東京から離れているものの、研究機能はちゃんと働いているので、小さいけどそれなりの価値を産出できます。
それは
中国の地方の大学は、大学院を持たない、ランキング的には優位に立たないことで、人材の確保はできないし、特色を出しても、就職市場で211大学に負けるので発展が制限されています。
それは国が作ったランキングにより大学のピラミッド構造が出来るからじゃないとか考察します。
でもそれは変わることはないだろうと思いますので、少子化によりこれから地方大学の苦闘は想像できるのでしょう。
以上、お粗末様でした。