幸運を祈る
中国には「幸運珈」という珈琲のチェーン店があります。格安珈琲の店であっちこっち急展開、どの街でも出店しています。ラテは8元から(160円)。中国でも安いほうです。
私は気に入っていますが、コスパ以外にも理由あります。それは、店を出る時、店員が「幸運を祈る!(祝您幸运)」を言うからです。
普通そういうサービス業の店を出るとき、たいてい店員さんが「良い一日を」とか「楽しい一日を」を言うのですが、もし店を出た途端不幸に会っても、もちろん店は責任を取らないでしょう。所詮意味のないフレーズだけ。
でも「幸運を祈る!(祝您幸运)」というと、「幸運」は見えないものだし、いつ来るか分かりません。ここで珈琲を飲んで運気が上がるかも。当然分かるはずもないことだから、信じても何も損しない気分になります。
たまにその「幸運を祈る!(祝您幸运)」を聞きたくて、珈琲を買うこともあります。俺は、その店の経営手段の虜になりましたね。
とりあえず、今読んでいる皆様にも、幸運を祈る!(祝您幸运)
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