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観光地としての中国有名大学

中国の若者は一度ぐらいこんな経験があるでしょう。小さいときの家族旅行で北京を訪れ、北京大学の正門前に記念撮影を取り、両親に、「将来、北京大学が良い?もしくは清華大学に行きたい?」と聞かれます。

それは日本だと、「東大京大どっちに行く?」みたいな質問ですし、多分どっちにも行けず、地元の駅弁大学に行くのが普通でしょうが。

儒教の国である中国は教育を超重視、その一番が大学です。13億総学歴厨と言っても、ちょっと過言ですが、みたいな感じですね。

だから大都市への家族旅行や修学旅行は大学観光を入れます。コロナ前は、北京大学や清華大学はまるで観光地みたいでした。学校の看板前に記念撮影を取る家族はにぎやかで、まあ、筆者も取ったことがあります。

保護者としては、子供に「大学のイメージ」を教えて頑張る目標を形にすることです。この大学(北京大とか)に入れば、将来安泰だし、出世確定となるでしょう。という親の願望ですね。

日本で言えばオープンキャンパスで子供を連れていく感じでしょうか。最近地元参加型のオープンキャンパスもあると聞いているので、良いと思います。

ただ中国で人気があるのは有名大学のみ。地元の普通の大学は誰も興味ないです。それは、(親として)滑り止めとして存在している大学だから、できればもっと良い大学に行きたいという気持ちでしょうね。

私から見ると、どんな大学でも魅力があるし、存在価値があります。別に有名大学でなくても、地元の小さいカレッジでも見る価値はありますよ。その反面、地元の小さいカレッジの経営者にも頑張ってほしいです。自分の学校の魅力を発信してほしいですし、地元に開放して、市民を受け入れてもらいたいです。

コロナ後、ほとんどの大学は外部者立ち入り禁止となっています。中国の大学は税金で動いているので、公共施設という属性でもあります。早く市民に再び開放してほしいです。


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